プロ野球 OB投手資料ブログ

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村上誠一

2025-01-15 12:56:42 | 日記
1997年
猪俣が肩の痛みを訴えて登板を回避。5-5の同点で迎えた5回から予定外で回ってきた2イニングの紅白戦初登板のチャンスだった。昨年一軍実績はゼロ。一軍に踏み止まるためには黙っていても「結果を出さなければならない立場」この日、村上は制球重視のセットポジションからの投球に切り替え、覚え立てのシンカーを徹底駆使した。スライダーも見せ、勝負はこれでもか、これでもかの新球種・シンカー。新庄に左前打1本を打たれたが今、売り出し中の新人今岡を右邪飛、この日、初回に待望の紅白初アーチをかけたハイアットも中飛に、いずれもそのシンカーで仕留めた。村上は「向かっていく姿勢を出したかった。良かったです」と第一関門パスの喜びを隠せなかった。この日、熊本工の大先輩・川上哲治氏が訪れ、外野手の高波文一(20)と内野手の田中秀太(19)の熊本工トリオであいさつ。高波は桧山に並ぶ紅白戦第二号を放ち、田中も打点付きの二塁打を放って気を吐いた。ともに同じ紅組で先輩のマウンドを援護、村上の紅白勝利を祝った熊本工デーでもあった。

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