プロ野球 OB投手資料ブログ

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石田逸男

2017-08-27 09:05:03 | 日記
1962年 青森商時代

近年にないまとまりを見せ、春からの成績は13勝2敗1分。この引き分けが春の東北六県大会(盛岡)で岩手県の宮古高との18回延長1-1という試合だ。石田投手が最高のできで、18回延長のスタミナも心配なくナインもすっかり自信をつけた。大会では代表候補の筆頭にあり、甲子園出場の最短距離に立っているといえよう、マウンドを守るのは石田ただひとり。このところ調子を落とし秋田高との招待野球では今シーズン初めて打ち込まれ敗れた。しかし185㌢の長身から外角低め、内角へのシュートと延びのあるタマがビシビシ決まるとちょっと手が出ない。守備面も不安だった野村捕手がすっかり立ち直り、石田をリードするようになったし、まずアナというアナもなくなった。それにもましてこのチームの身上は打撃だ。春からのチーム打率が二割八分と県内では抜群で、大福、竹内、岡本は三割台をマークして好調だ。どこからでもムラなく、しかも神、鹿内の長打力で一気に勝負をつけるというこれまでにない厚味のある攻撃を見せる。ただ青商は不思議に夏に弱い。三十四年の大会も絶対有利といわれながら、代表決定戦で八高に完敗しており、万年優勝候補といわれるくらい。このジンクスを破るのはことしが絶好のチャンスといえる。

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