スキャナーのバカ

2001年05月01日 | パソコン・スマホ

今日、女房が、
ある印刷物をある人に送る必要があった。
それじゃ、ということで、
半年前に友人から5000円で買ったスキャナーを、
パソコンにつないでみることにした。
買った頃、つないでみたことはあったが、
スキャナーを置く場所がなかったので、
はずしてタンスの上に飾っておいた。

SCSIボードをパソコンのカバーを取り差してみたが、
“臓器移植”されたパソコンが拒絶反応をしめした。
ドライバーの更新とかいろいろやってもだめだった。
こんなときにいつも助けてもらう友人に電話した。
「ケーブルなんかちゃんと接続されてますか?
 だめだったら、明日行きますよ」
といってくれた。
いつも涙が出ることをいってくれる友人だ。
電話を切り、とりあえずケーブルをはずし、
パソコンを立ち上げたら、
わがままなパソコンは、
SCSIボードを受け入れてくれた。
そうだよ、
半年前はおとなしく腹に収めてくれたんじゃないか。

「よし」といさんでケーブルをつなぐ。
そして、スキャナーのソフトをインストールした。
よろこびいさんで、ソフトを立ち上げ、
印刷物をスキャナーに取り込もうとしたら、
こんどは、そのソフトに、
「ケーブルが接続されてるか、スキャナーを確認して下さい」
なんてふうにやさしく怒られてしまった。
どう確認しても、しっかりつながっている。
おれのやることに間違いはない。
もう、おれは怒った。
「ふざけんじゃねェ」
しかし、ここでスキャナーなんぞにムキになって
作業をやめては、
友だちと飲みに行ってる女房が帰ってきたらなんていおう。
いや、その前に、なんで女房は飲んでて、
おれは家でスキャナーに怒られてなくてはならないのだ。
そもそも、女房のことで、
おれは、メシも食わずにスキャナーにいたぶられている。
(おれも男だ。まず、サケだ)
時計を見ると、9時だった。
女房が粗雑に用意していったつまみを前に、
おれは、ビーシュ(ビール系発泡酒)を飲んだ。

しかし、ビーシュと書いて、(ビール系発泡酒)と、
いつも書いてるのは、みじめだな。
こんなこといつまでやっても、
世間では認めてくれない。
「未中年」もそうだった。
いやいや、おれはやめないぞ。

「ガチンコ」なんていうテレビ番組を横目に、
おれは、スキャナーのマニュアルを読んだ。
ビーシュを1本飲み、カレーをあっためて食べ、
再び、かかんにもスキャナーに立ち向かう。
どうも、
スキャナーのドライバーが入ってないようだったので、
それらを探し、ぶちこんでやったら、
きまぐれなスキャナーは、
オーナーの指示通りにけなげな音を立てて、
画像を取り込みはじめた。
はじめからそうやって大人しく動いてくれりゃいいのに、
スキャナーもワルよのう。

しかし、こんどは取り込んだ画像がデカイ。
こんなのをメールに添付された相手は、
おれを嗤うにちがいない。
おれが、あれこれ悩んでいると、
女房が帰ってきた。
時計を見ると12時10分。
おれは怒りたくても、いつもの穏和な亭主でいた。

ああ…、意地でも毎日九想話を書こうと思っている
おれの想いをどう考えているんだ。
「それもういいよ。明日、コンビニでFAXで送るから。
 ちょっとパソコン貸して、メールだけ出しておくから」
メールを書くのに30分もかかっている。(オレハ、モットナガイケド)
ああ…、おれの九想話はどうなるんだ。

…ってなことで、こんなに長くなってしまいました。
みなさん、すいません。_●_
バカなスキャナーと、間抜けなオーナーとの戦いはつづく。


コメント
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