先週、私が乗っている車を買ったディーラーから
封書が来た。
中には、メーカーとディーラーからの手紙が入っていた。
「改善対策(不具合無償修理)のお詫びとお知らせ」
という内容だった。
エンジンのクランクシャフトに加工不良があり、
そのまま乗り続けると、
クランクシャフトプーりーボルトが弛んで、
最悪の場合、
ハンドルの操作力が増大するおそれがあるから、
クランクシャフトプーリーボルトを交換したい。
ということだった。
私は、「またかよ」と不愉快になった。
これで4回目だ。
まだ今の車は、乗り始めて4年半ぐらいだ。
これまで2回リコールで部品交換をした。
3年ほど前には、ファンヒーターがおかしくなり、
茨城から帰ってくるとき車内が温かくならなくて、
女房と寒くて震えながら帰ってきたことがあった。
このときは、ファンを交換し、
それでも直らず調べたら、
センサーが不良ということで交換したら直った。
最初の2回目ぐらいまでは、
おとなしく車を持っていってたが、
こうたびたびあると、イヤになる。
私の大切な休日の時間を、
メーカーのミスによって奪われる。
日曜日に車を持っていったとき、
私は、今回のことを説明する整備の人と営業に、
普段の私とは違う感じで抗議をした。
「不良が見つかったから交換する、
ということで終わりにするのはいいが、
そのことで何回も何回も貴重な時間をさかれる
私の身にもなってみろ」
ふたりは恐縮して頭を下げていた。
先週電話をしたときには、代車がないといっていた。
「こんなところで部品交換が終わるまで、
1時間半も待ってなくてはならないなんて」
というと、
「代車があるから乗っていって下さい」という。
だったら、なんでこの前電話をしたときに、
代車があるといわないんだろう。
ないというから、私は待ち時間に読もうと思って、
文庫本を持ってきていた。
客が大きな声を出せば、ないはずの代車が出てくる。
ああ…、いやだいやだ。
1台の車でこんなに不良があるなんて、
メーカーの責任はどうなるのだろう。
もし、事故にでもなっていたら…。
ただ部品を交換すれば
すんでしまうということでいいのか。
私は納得がいかない。