徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

偏見

2005-08-01 05:54:27 | Weblog
私は、「自分は偏見とは無縁だ」と信じていた。が、どうやらそうでもなかったらしい。

最近、クロアチアから1つの授業だけを取りに約1ヶ月滞在している学生が5人いる。授業中はものすごく真剣に教授と議論したり、講義の傍ら、パソコン演習があるのだが、彼らはすることが早く、親切にも私たちに丁寧に教えてくれたりしてくれる。

クロアチア→旧ユーゴスラビア→(失礼ながら)ちょっと暗め??
という図式が私の頭の中にあった。

しかし。
一緒にパーティへ行ってみてすぐにその図式が偏見であったことに気づかされた。底抜けに陽気である。音楽があればすぐ踊りだすし、「バンブー」という赤ワイン+コーラやビール、ウィスキーを片手によくしゃべる。というか、止まらない。
5人のうちの1人に、陽気に歌って踊っているクロアチア人を指差して聞いてみた。
「彼らは典型的なクロアチア人なの?」
「そうよ。私たち、踊るの大好きなの」

さらに。毎日のようにパーティを探しているし、パーティがない日は自分たちの部屋で飲んでいる。彼らは次の日曜日に帰国するが、その前にパーティを主催してくれるようだ。

最初、「クロアチア」と聞いてもぴんとこなかったが、首都はザグレブで、そういえば、日本のツアーもザグレブやアドリア海へ行くものがあった。とてもいい場所らしい。

やはり、勝手なイメージで決め付けてしまうのは良くない、と改めて思った。