徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

病院へ行く-その1

2008-04-08 03:33:49 | Weblog
顎関節症のような症状が今年の初め頃から続いている。日本では1度だけ、口が開かなくなって病院にかかったけれど、特に治療と言う治療はなかった。

今回、口はまだ開くけれど、食べるときにかなり痛くなってきて自然治癒が見込めないと思い、医者に行く決心をした。

ドイツの医療システムは日本と異なり、

最初に一般医かかり、そこでどこの科にかかったらいいか、教えてもらう

まず、第一歩で躓いた。その『一般医』がどこにあるのか分からない。忙しいポスドクを捕まえてインターネットで大学近くの医者を調べてもらった。

翌日、朝8時過ぎから電話をしてみたものの、

通話中

でまったくつながらない。15分ほどかけ続け、ようやくつながり、予約をしようと最初だけドイツ語で話し、その後、『英語で話してもいい?』と聞いたらあっさりとOKがでた。

今すぐ来てもいいし、1時間後でもいいし、夕方でもいいわよ

結構簡単に予約って取れるんだ。

診察室はとても簡素だった。昔ながらの血圧計(電気ではない)や、ベッドなど、私が子供の頃に見たかしら…というものがあった。

先生はとても親切で、話をきちんと聞いてくれ、

歯医者に行くように

薦めてくれた。その後、『痛みの原因が血液にあるかもしれないから、血液検査をする』ことになった。

助手の女性が血液を採取することになったけれど、

私の血管、肉に埋もれているせいか、見つからない

これは今に始まったことではなく、ドイツに来る前に健康診断で血液検査をしたときも、やっぱり苦労した。

今回。血液を採取するだけなのに、

ベッドに寝てください

と言われた。『へぇ…ドイツでは血液採るだけでベッドに寝るんだ』と思いながら寝、助手の人が私の右腕の血管を探した。

うーん。よくないわ。左腕を見せて

左腕は壁側なので、寝転がったまま左腕を助手の人に見せることはできない。助手の人が、

ベッドに腰掛けられる?座って血液採っても大丈夫?貧血とかならない?

と聞いてくれた。あまり血液検査をしたことはないから分からないけれど多分大丈夫でしょう。それに、座らないと左腕を見せられないし。助手の人が左腕を見ながら

さらに見えないわね…

と。右腕は血管は見えるけれど、細いという。そして、

ここにね、見えないけど血管があるのが分かるのよ

と言い出した。さすがに、見えないところに注射針を刺されるのはちょっと…

ということで、今度は手首を差し出すことに。

刺してみていい?

太い血管ではないけれど、血管が見えたので、刺してみた。採取できた血液は

数滴

今度は左手首。

まったく採取できず

助手の人が『本当にごめんなさいね。怒っているでしょ?』と言い始めた。彼女のせいではないのに。そして、

もう一度右腕で試そうと思うんだけど、先生にとってもらいたい?あなたが決めて

と言われたけれど、助手の人に採ってもらった。幸いに、予定通り注射器3本分の血液を採ることができ、後日、検査結果を聞きに行くことになった。
コメント (2)
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