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徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

病院へ行く-その2

2008-04-09 03:39:41 | Weblog
一般医で紹介してもらった歯医者に「歯が痛いんです」と言って診てもらいに行った。ドイツでは患者が「痛い」と言うときはすぐに診察しないといけないらしい。

受付、待合室などは少し高級感が漂う作りだった。診察室はやっぱり個室。日本で私が行っていた歯医者は仕切りのカーテン(ついたて)はあるけれど、大部屋だったが、ドイツでは個室らしい。

親子2人でやっている歯医者、と言うのは入り口のプレートを見て気づいた。診察室で待っていたら、

とても若い先生

がやってきた。20代前半、ヘタしたら10代に見えた。歯医者の免許を持っているわけだからさすがに20代半ばはいっているのでしょうけど、老けて見える人が多いドイツでかなり驚いた。

診察が始まった。
先生『どこが痛いの?』
私『(頬を指差しながら)ここ』
先生『中?』
私『口の中ではないけど外でもない。その間』
先生『間~~??』

口の中と外に手を当てて押してみたけれど手ごたえなし。今度は歯を1本ずつたたいて『痛かったら言って』と。が、どこも痛くない。

私は一生懸命、どうすると痛くて、どうすると痛くないか、を説明した。あまり英語が得意な先生ではなかったらしく、途中で

インターネットで調べてくる

と言って出て行った。診察室に取り残される私…個室だと、こういうとき、心細いわ。そして、私の健康保険会社にも電話してこれからしようとしている治療が保険の対象になるかどうか、確認していた。

しばらくして先生が戻ってきた。

(耳の近くの)あごの関節をリラックスするためにスプリントをつけることをお薦めします

と言い出した。
むむむ。先生には何度も説明していたけど私、(耳の近くの)あごの関節が痛むのではなく、もっと下の部分が痛いのよ。それって本当に有効なの?

その痛みはあごの関節から来ていると思いますよ

と。ふーん、と思った直後、

あおさんの保険では対象外なので、自腹になりますけど。250ユーロくらい

え?保険、利かないんだ。悩んでいたら、

自分たちが提供できるのはこのスプリントだけ。それか、私のアドバイスと痛み止め、ということになりますけど。どうします?

痛み止めください

というのが私の結論。だって、そのスプリント、本当に有効なの?痛み止め出してくれるっていうけど、常時痛いわけじゃないって分かってる?そしてアドバイスは

堅いものを食べないように

って、どうなの?堅いものなんて食べようと思っても無理!

帰ろうと思って支度していたら、先生が、

レントゲンが必要かどうか(親)先生に聞いてみるからちょっと待って

と言われた。
が、結局不要だった。レントゲンもなしなの?

診察の時には「スプリント」と言う言葉は知らなかった。実物を見せられて説明を受けていたんだけど、家に帰ってネットで調べてみた。ネットだけの知識なので、あっているのか間違っているのか分からないけれど、

かみ合わせが悪いときには有効

といくつかのページで書かれていた。

…かみ合わせのチェックなんてしたっけ??

そして、日本で5年ほど前に医者にかかったとき先生に言われた言葉を思い出した。

マウスピースをつけるほどではないね

当時と歯並びが変わっているかもしれないけど、実際、私のかみ合わせはそんなに悪いとは思っていない。そして、なによりもかみ合わせのチェックをせずに

顎関節症→スプリント

と薦めてきた歯医者に不信感たっぷり。

その後、なんとなくよくなってきた気がしないでもないし、ここのところ、ちょっと忙しくなったので、様子を見ることに決めた。