徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

映画

2005-08-16 05:43:16 | Weblog
日本では海外の映画ってだいたいオリジナルの音声+字幕で楽しめると思う。吹き替えの映画も別のところでは字幕で観ることができたりして。

ドイツでは。
春に「レイ」を観た。

英語+字幕なし

まぁ、字幕があったところでドイツ語なので、あってもなくても一緒だったけど。半分くらい「想像」しました。

そして5月。タンデムくんと「スターウォーズエピソード3」を見に行くつもりだったが、なんと、

ドイツ語吹き替えのみ

タンデムくんは、「観ながら英語で通訳してあげるよ」と言ってくれたが、却下。大体、ドイツ語を話すアナキンってどうなの??というわけで、DVDを待つことにした。

そして、今月下旬、「ハウルの動く城」がいよいよやってくるらしい。私が日本を出た後公開だったから、まだ観ていない。「観に行かないと」と思っていたら、こちらも

ドイツ語吹き替えのみ

どうよ、この不便さ。デュッセルドルフみたいに日本人がたくさんたくさんいるところでは字幕版もあるのかもしれないけれど、とりあえず私が住んでいる街では吹き替えのみらしい・・・声優について、賛否両論あるようなので、それもちょっと期待していたのに。

タンデムくんは、「ドイツ語の勉強のために観に行くべきだよ」と。タンデムパートナーとしてはものすごく常識的な発言だけど、「レイ」以上に想像力が必要なのは確実・・・観に行かないだろうな。

ロングヘアとショートカット

2005-08-15 03:06:41 | Weblog
男性は万国共通で女性にロングヘアを望むのでしょうか・・・?
私の髪型はたいていショート。髪の毛を洗ってもすぐ乾くし、洗うのも楽。

日本にいたとき、男友達に、

やっぱり女性はロングヘアでしょ。「女性」って感じするもんね

と言われたことがある。同じような内容を別の男友達からも言われたことがある。ロングヘア→手入れが大変→それでも手入れをする→女性らしい、ということもあるよう。でも、ちゃんと毎月1回、美容院へ行ってカットとカラーを欠かさなかったんだけどな。しかし、ここ数年、ショートのため、ブラシを持っていない私・・・毎朝「手ぐし」でセッティング。ダメですか?

ドイツに来れば、ショートでもOKよ、と思っていたが、そうでもないらしい。そもそもショートカットの女性ってそれほど見かけない。

こちらに来て3ヶ月経ち、「やっぱり美容院へ行こうかなぁ」と考えていた頃、久々に出会った友達に、「あれ、髪の毛伸びてよくなったね」と言われた。自分ではぼさぼさだぁと思っていたんだけど。

2回目に髪の毛を切りに行ったとき、直前にクラスメートに会い、「今から髪の毛を切りに行くんだ」と伝えたところ、「え、今、すごくいい感じなのに?」と。えっと、前回切ってから半年が過ぎていたのですが。

そして、切った直後、タンデムくんと会ったとき、まっさきに、「何で髪の毛切っちゃったの?」と。さらに、先日、また髪型の話になり、「いい美容院ないならさ、伸ばせば?」と言うので、「まぁ、そうなると思うわ」と答えたら、自分の肩より5,6cm下を示しながら、「このくらいの長さは?」と。あの・・・あなたの好みは聞いてないのですが。

そのほかにもいくつかエピソードはあるけれど、何?髪の毛の長さって、そんなに大事なのでしょうか?

温泉

2005-08-14 04:18:36 | ジム・サウナ
ドイツの南西部にあるバーデンバーデンは温泉で有名。さらに、湯治で何週間も滞在する人が飽きないように、カジノやショッピングを楽しめるようになっている。

そこにある温泉施設2つにロンドン在住の日本人の友達と行ったことがある。カラカラテルメとフリードリヒスバート(同系列のため、URLは共有)。

「温泉」と言っても、日本と違い、水温は低め。中には18度のものもあり、私には無理でした。

カラカラテルメは写真のように、モダンな建物で、温水プール、といった感じ。1階がプール(水着着用)で2階がサウナ(全裸)で、両方とも混浴。ただ、1階にもミストサウナがあって、そこは水着着用で入れる。2階は異様な光景でした。

ロッカールームも男女一緒で驚いた。ただし、更衣室は個室。合理的、といえば合理的。

フリードリヒスバートは、よく言えば「趣がある」。率直な感想は「ちょっと古い」。全裸で入浴し、サウナや、途中の温泉は男女別。最後に入る温泉は(曜日によって)混浴。ブラシマッサージのオプションがあるが、これは本当に「ブラシ」マッサージ。ちょっと肌が赤くなってしまった。一番最後に、暖かいタオルに包まって30分ほど休めるが、これは最高に気持ちよかった。

私たちは、全裸だし、混浴があるし、でフリードリヒスバートに行くことを迷ったが、友人が、

全裸だし、日本のツアーで3時間もここに費やすとは考えられない。少なくとも日本人はいないよ。

と言い、私も納得し、入浴。
いるじゃーん、日本人男性(ツアーではない)。ほっといてよ、と思っていたが、日本以外で日本人に出会うとなぜ声をかけたくなるんでしょうね。「こんにちはー」ととてもさわやかに声をかけられた・・・そして愛想よく答える私。友達はさりげなく私から離れる・・・
そして彼が去ったと思ったら、別の男性が・・・もうっ

カラカラテルメでは日本人女性のグループを見かけた。

そうよね、普通の日本人女性は全裸で混浴、なんてしないよね

ドイツでは混浴は普通らしいので、いい経験になった、と思います。もうしませんが。

ろうそく

2005-08-13 03:56:06 | Weblog
ドイツではたくさんの種類のろうそくが売られている。太かったり細かったり、長いもの、短いもの、動物の形をしたもの、などなど。シンプルなものは50個くらい入ったパックのものが2ユーロくらいで売られている。
写真は、季節はずれだけれど、去年のクリスマスにサンタクロース型のろうそくをもらい、燃やしているところ。

ドイツ人のほとんどは男の子でも女の子でもろうそくを常備しているようである。ディナーのときに、明かりを消してろうそくをつける、とかしてくれる。初めてタンデムくんの寮でタンデムくんと夕食を一緒に作ったとき、普通にろうそくが出てきたのには驚いた。彼のルームメートも一緒に食べたけれど、彼も、当然のようにろうそくを持っていた・・・このとき、私は「だから私は女性としてダメなの?」と思った。

また、寮で簡単なパーティをするときもろうそくは大活躍。ただ、こういうときは、女の子よりも男の子のほうがろうそくを使うような気がする。男の子の方がロマンチストなのかしら。

私は、部屋でろうそくを使うと、なんとなく、火を出しそうなので(決して部屋が乱雑で、というわけではないが)、ろうそくは常備していないし、買うつもりもない。類は友を呼ぶようで、ロンドンに住む友達(日本人)も、「どうして部屋でろうそくを点けるのかわからない」と言っている。

「ロマンチック」という言葉に縁のない2人である・・・

朝8時の訪問者

2005-08-12 06:01:17 | Weblog
ある土曜日の朝8時、部屋のドアがノックされた。そして、返事をする前にガチャガチャとドアを開けられた。

今、私の寮では、部屋で電話と有線(現在はワイヤレス)でネットを使えるように工事中である。で、訪問者はその工事関係の人だった。

考えてみれば、5月くらいから外の工事が始まり、6月くらいからケーブルを部屋の中に引き込むために、何回か部屋に入って工事が行われている。しかし、土曜日に工事が行われたのは初めてのような気がする。ドイツ人、土曜日にも働くことがあるのね・・・

今回はたまたま起きていたし、帰省したはずの隣の学生の部屋でガチャガチャドアを開ける音がしたから「もしかして」と予測していたので良かったが、これ、まだ寝ていた、とか、着替えの途中、とかだったらどうするんだろう・・・

私にとって不愉快なのは、ノックの音とドアを開けるのがほぼ同時なこと。ノックの意味なし。早く仕事を終わらせたいのは分かるけど、もう少し気を遣って欲しい。あるいは予告してから来て!!

リヒテンシュタイン城

2005-08-11 18:16:45 | 旅行
スイスとオーストリアの間のリヒテンシュタイン公国ではなく、ドイツ南西部にこのお城がある。ちなみに、リヒテンシュタイン公国にある大公の居城は「ファドゥーツ城」と呼ばれている。

私は以前、ハイデルベルクのお城に期待満々で行ったら、意外に「廃墟」という感じでがっかりしたことがあったので、今回は期待せずに行った。ドイツに来るまで知らなかったし。

そうしたら、期待していなかったせいか、意外にもかわいらしいお城でびっくりした。断崖絶壁に建っていてちょっと怖かったけど。お城の中はガイドがいないと入れなく、しかも、そのガイドはドイツ語のみ。なので、あまり解説は分かりませんでした・・・小さめのお城なので、30分くらいでガイドツアーが終了。

お城の中には絵画やグラスなどのコレクションが飾られていました。

19世紀に建てられたもので、比較的、きれいなまま残っていた。日曜日の夕方に行ったけど、そこそこ多くのドイツ人家族が来ていた。ツアーで行かないようなところにも行けることは住んでいて良かった、と思えるメリットの1つ。

デパートの店員の数

2005-08-10 17:36:44 | Weblog
とても少ないです。例えば、デパートで炊飯器を買いたかったとする。しばらく探してみたけれど、見つからないので、店員に売り場を聞こうと思う。

が。いないんですねー。日本だと、たいてい売り場に数人店員がいて、聞くと親切に売り場まで連れて行ってもらえるが、ドイツでは店員の数が少ない。
しばらくきょろきょろしてみたものの、やっぱりいないので、レジに並ぶのが早いかも、と思い、レジに行く。

長蛇の列

ただ売り場を聞きたいだけなのに、私、この列に並ばないといけないの??
ようやく自分の番になり、「炊飯器どこですか?」と英語で聞いてみたら、彼女は英語を話せないようで、「あっちに行って聞いてくれ」と。で、別のレジへ。

あぁ、もうっ。いったい何分私は時間を無駄にしたのだろう。

日本では、ただ時間つぶしのために商品を見ているだけでも「お伺いしましょうか?」と店員が寄ってくる。それはそれでサービス過剰、とも思うけれど、いないとやはり不便。中間値をとってほしい・・・

日本って本当に「お客様は神様」と言う言葉がしみこんでいる、と感じた。

ペルセウス座流星群

2005-08-10 03:24:10 | Weblog
ドイツネタではありませんが、今週末、日本時間の8/12の深夜から8/13早朝にかけてが、ペルセウス座流星群の(理論上)極大時刻となるそうです。敷物を敷き、寝転がって空を見上げると、疲れることなくたくさんの流星を見ることができます。無理なく全方向見られますし(10年前、山の上でしました。とてもきれいでした)。

もちろん、ドイツでも流星群が見られるはずなので、私は11日の深夜も、13日の深夜もがんばってみてみようと思います。天気予報を見るとあまり期待できなさそうですが・・・

ただ、ここ、田舎のわりに、普段から見える星の量がかなり少ないので不安です。街灯もそれほど多くないし、24時間営業している店はないのに、なぜこんなに星が見えないのか良く分かりません。そんなに空気が汚いのでしょうか・・・

流星群でないときでも、1時間寝転がっていれば(よほど運が悪くなければ)いくつかは流星を見ることができるはずです。

私は毎年、この時期になると「今年こそ」と思うのですが、関東に住んでいたのであまり星の見えは良くなく、さらに、翌日が仕事だったりしたので、まだしっかりとは見たことがありません。何回かチャレンジしたものの、1時間くらい、アパートのベランダで、というと、なかなか流星を見ることができませんでした。

今回こそ


三輪車

2005-08-09 04:14:34 | Weblog
日本の知り合いに頼まれて、PUKYの三輪車を購入し、日本へ発送した。ちなみに、送料は三輪車の値段の約半分・・・

買った三輪車は自分で組み立てができるようになっているもので、私は箱詰めされた商品を買う気満々でお店に行った。で、「PUKYの三輪車が欲しいのですが」と言って、完成している三輪車を見せてもらい、「買います」と言った。ここまでは日本と一緒。ところが、ここから驚きが続いた。

このまま持って帰ります?

と聞かれた。まぁ、組み立てる手間を省くためかな、と思いながら、お店の人に、日本に送りたいんで・・・と言ったら、

1時間後くらいにまた来てください。分解するんで。

えっ。これって「商品見本」ではなく、「商品」なわけ??それを定価で買わないといけないの??まぁ、ここの店にはこれしかなさそうだし、と思い、OKした。そして、

オリジナルのダンボールはないんだけど、いい?

別の型の三輪車のダンボールならある、というので、それに詰めてもらうことにした。日本だったら、パッケージって中身と同じくらい大切よね。

1時間後、お店に戻り、会計をした。

ダンボール、穴が開いてるんですけど・・・さらに、ちょっとダンボールが太っているんですけど

違う製品のダンボールに入れたため、大きさがあわないようで、ちょっと出っ張っている部分があったりする・・・
えっと・・・私、日本に送りたい、と言いましたよね?と思ったけれど、面倒だったので、黙って買ってきた。

発送するときに、テープで補強しまくった。2週間、もってくれるといいな。破損せずにちゃんと届くかな?

三輪車にカゴやベルやフットレストなどの付属品をつけて買ったせいか、少しだけおまけしてくれた。これも、ある意味驚き。

夏休み

2005-08-08 22:02:18 | Weblog
先週で夏学期が終わり、いよいよ夏休み。10月の半ばまで休み。寮も大学も閑散としている。

多くの学生は旅行したり、帰国したりする。
あるドイツ人のクラスメートは、アラビア語を勉強している彼女のお母さんと一緒に、2ヶ月間、シリアやトルコなどへ旅立った。
別のドイツ人のクラスメートは、4ヶ月間、中国やタイ、マレーシアなどを旅行する。彼女はその後、ドイツには帰ってこず、スペインで勉強を続ける。
留学生のクラスメートの多くは、ドイツに来てそろそろ1年になるので、春、帰国しなかった学生はほとんど帰国してしまった。フィリピンやブルンジ、ベトナムなどなど。みんなお土産を買って、うれしそうに帰って行った。

今回、帰らない人たちに共通すること。それは、
帰国するためのお金がない
こと。アフリカ系、パキスタン系は帰国しない人が多い。そして、休みの間、働く。年間90日までは働けるので。

私はこの2年は「人生の休暇」と思っているので、働いていないし、働く気もない。よって、収入がないので、帰国はしない。どちらにしろ、来年はイヤでも日本に帰らないといけないので、ドイツでの生活を楽しむことにしている。
近場の街へふらりと出かけたり、この前知り合ったクロアチア人を訪ねてザグレブへ行くことを検討中。

2年間で1度だけの夏休み。思い思いの夏休みが始まった。