喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



だいぶ前から温めていた岩手旅行に行ってきました。今回は出張以外では初の1人旅!1人じゃないと行けないであろう所を回ることをコンセプトにプランを組みました。前に公開したプランとは少し変更になったけど、朝7時から8km歩いたり、被災地を回ったり、カプセルホテルに泊まったり、洞窟をしゃがみながら進んだり、山登りしたり、廃墟あり、またまた心霊スポットありの一人ならではの旅行を満喫することができました。そして旅行初の自爆事故も^^;
とにかくいろいろな事があったな。

そもそもこの旅行、レンタカーも、高速バスも予約したの前日ですからねw天気はずっとチェックしてたんですが土曜日が天気よくないみたいなんで直前まで迷ってたんです。でも再来週には試験もあるし、じゃいつ行くの?今でしょ?って感じで、水曜に飲み会で終電帰りの後、朝4時までかけて予約と荷物の準備したんですよw今思うとむちゃくちゃだったなぁ。




プロローグ


今回は行きと帰りは格安夜行バスを使います、22時40分に家を出て、新宿から一ノ関へ。バスの発着所には、もういろんなツアーバスが来ていてどれが自分が乗るバスだか…。あ、あったこれか。出発10分前でなんとか乗りこみました=3てか、バス一番前の席かよ^^;運転手さん頼んだよ~!

途中羽生、安達太良、長者原で休憩がありましたが、さすがに北行くと寒い!ちなみに盛岡は4月でも気温マイナスの予報だったりしますからね^^;バスの中も途中からやたら寒くなったから困った。



6時45分に一ノ関着!平日だけど駅前はまだ閑散としてます。カラオケクレヨン?聞いたことないな…



とりあえず腹が減ったから何か食べないと…駅弁でもよかったんだけど、手っ取り早く温かいのが食べたかったので、駅の待合室に入り、かき揚げソバを注文!値段は安いのにソバをちゃんと袋から出して茹でてくれたので、関東の駅ソバに比べたらずっとおいしかったな。



そして8時、日本レンタカーでトヨタのヴィッツを借りていよいよ出発~。まずは洞窟の中に29mの落差のある滝があるという滝観洞へ。うーん、CDもない中運転だと退屈だけどその分いろいろ考えながら行けるから悪くはないな。岩手はびっくりするくらい信号が少ないなぁ、普通に1時間60kmで進める!この調子なら予定より多く観光できるかも!




①道の駅 種山ヶ原(9:30-9:45)


滝観洞の道中、やたら閑散とした道の駅をみつけました。平日だからか、それとも震災があって観光客が減ってしまったのか全然人がいないなぁ、男気じゃんけんに来てもらわないとやばいんじゃないか?旅行してて道の駅があると個人的にはなんか寄ってみたくなります、これからも頑張ってほしいです!

やがて仙人峠道路が見えてきました。もう少しだ!




②滝観洞(10:30-11:50)


滝観洞はマイナーかもしれませんが、落差29メートルの滝と、しゃがんだりしないと進めないという、本当の洞窟らしさが強いことから個人的にはすごい興味がありました!観光客は車の様子をみる限り自分一人^^;思い切って聞いてみると朝に1組来たみたいだけど…4月ってそんなもんなのか!?



滝観洞は頭をぶつけたり、滝のしぶきがかかるのでカッパとヘルメットを着用!ではいよいよ出発!



まず最初から天井低い!洞の中は川が流れていて、その川に沿うように進んで行きます。



洞の観光用区間全長は700メートルだからなかなか長いです。普通の洞窟と違って、だいぶ自然の形のまま残っていると思います。その分、ヘルメットなどの着用で危険を軽減してるから洞窟探険してる感は半端ないです。ロケ地なんかもある!岩が道をふさいでるのは演出?それとも…。残り200mから、少し滝の音が聞こえてくる気がしました、最後に待ち受けてるものが一番すごいってのはわかってるので、そろそろ滝の音が聞こえるかなって集中しながら行けるのがいいですね。



最初に聞こえたのは雌滝のようです。滝は小さいけど大きな音で流れてます。そして洞窟観音も黄金できれい!その奥から、ゴォーっと聞こえてきます。いよいよ、メインの滝です。



滝の直前はしゃがみながら歩かないと行けない所があってちょっと大変だったけど遂につきました!これは圧巻!ホームページでみたのよりずっと迫力あります^^高さも水量も音もいい!3分くらいぼーっと見れました。ただちょっと寒いなここ^^;10℃くらいらしい。コートを脱いできちゃったから、滝の部屋長時間にいるのは結構きつい!


外に出たら、今日の快晴がより眩しく感じられました。滝観洞、想像以上の素晴らしさでした。一発目から大当りです。



そして、次は仙人峠道路を通って大峰採掘跡へ。ここは1980年に撤退して今は廃坑になっている所です。前からこういう廃墟チックなところに行ってみたかったんだよね。実は最初は釜石採掘跡を目指していたけれど、yahooの地図で見たのと場所がちょっと離れたところにあったみたいで、事後的に自分が今回訪れたのは大峰採掘跡だったと判明しました^^;




③大峰採掘跡(12:40-13:30)


最初は普通の田舎道だったけど、だんだん道が狭くなって、砂利道になってきた。廃墟は初心者なので、道が危なくなったりしたら引き返す準備もしつつ進んでいきます。なんせレンタカーってのもあるし^^;



右手に見える大きな湖を越えたあたりで大峰鉱山跡の看板が!事前調査は多少しているけれど、だいぶ古びてしまってます。看板の文字は読めない・・・。左に分岐する道には立ち入り禁止のゲートがあって、車は進入できませんでした。ちょっとだけ見ていこうと思って、ゲートを越えていったら・・・あれ、廃坑という割には普通に働いている人がいいるんだけど^^;確かに建物は使われていないみたいだけど、トラックの出入りは結構あるし、活気にあふれているのは一体。。。



とりあえず左側の分岐を後にして、右側の分岐を進んでいきます。こっちはやばい、だんだん道っぽくなくなってきた。石がごつごつしているし、車が通ると粉塵を巻き上げるから車体がいつの間にか汚れちゃってる^^;大事な車なので、岩が転がっていたらどかしながら進んでいきます。でも・・・そろそろ車では限界だな。ここでJAFだけは呼んじゃいけない!仕方ないので歩きます。



20分くらい歩いていると、やけに開けた広場に出ました。あ、あった!これは確実に廃坑でしょう。



かつては貨物列車のレールであった部分の跡が残っていて、鉱山の中に続いています。当然入り口は封鎖されていましたが、隙間から写真を撮ることができました。もう相当な時間が経ってそうです。



他にもちょっと探すといくつか廃鉱がありました。この廃鉱はなんと中に車が!車は岩に覆われていました。この年代の車は今ではまずお目にかかることはありません。天井には鍾乳石ができかかってる。2cmくらいはあるか?鍾乳石って1cm作られるのに50年以上かかるって言うから、かなり昔からこの場所に眠っているのでしょう。



忘れ去られたこの場所は、時間が止まっているように見えました。この先何年間このままなんだろうか?そのうち道すらもなくなり、yahooの地図からも消える運命なんだろうか・・・皮肉にもインターネットの普及で廃墟アニア等がレポートなんかをWebに公開しているおかげで、忘れ去られるどころか、さらに有名になるスポットもあるわけで、そのようにしてここも残り続けるのか・・・。まぁ1つ言えることは、自分は2度と来ないでしょうな。

既に時間が押してます。14時だというのに昼飯まだ食べてません。ここから遠野主要部に入っていきます。まずは、五百羅漢へ。五百羅漢というのは、「遠野における天明の大飢饉による餓死者を供養するために、天明3年(1765年)に大慈寺の義山が山中の自然石に500体の羅漢像を刻んだものと伝わる。(Wikipediaより)」ということでちょっと不気味な感じがしますけどね、今回は一人旅だから、敢えてこういうところを回らないと!




④卯子酉様 ・愛宕神社(14:40-15:00)


五百羅漢へはウォーキングコースみたいなのも用意されているようで、駐車場の看板にはルートが描かれていました。全部で2時間コースか・・・さすがに全部を回ることはできないので、駐車場から近くにある、卯子酉様 ・愛宕神社⇒五百羅漢という順番で見ていきます。



卯子酉様は恋愛成就の神ということで縁結びの赤い布がたくさん結び付けられているのが印象的でした。遠野まではるばる来て祈願していく人もいるんでしょうが、ちょっと管理が行き届いてないなぁ。お供え物のリンゴとか完全に干からびてる・・・



階段を上っていくとある、愛宕神社はもっと管理がひどかった!というか、もう誰も管理してないのか^^;放置された神社とかお寺って不気味なもので、たとえ昼間でもちょっと気味が悪いです。寺の後継ぎが育たなかったのかわかりませんが、田舎の神社とかお寺はこういうところ増えてますよね。確かにここを管理してても生計立てられる気がしないもんなぁ・・・現実は厳しいです。はぁ、遠野にまで来て俺は何を考えているんだか。

ここから五百羅漢まで小路を300~400m歩いていきます。この時点でもう足はガクガク!滝観洞で狭い洞窟の中を屈みながら往復50分。鉱山跡で往復1時間近く山道を歩いてますからね^^;五百羅漢は言わば岩場のぼりです。ふくらはぎだけはつりたくない!




⑤五百羅漢(15:05-15:35)


小路から道路に出たところに目的地はありました。いきなり熊目撃の看板が!遭遇したところでこの疲労じゃ逃げ切れないぞ・・・まぁ、まだ寝てるよね。ってことで登っていきます。



おぉ~、雰囲気はトトロです。森の中は静寂、ただ静寂のみ。少しずつ岩が見えてきますが、まだ羅漢は描かれていない・・・というか苔むしていて描かれているのかわかりません。

登っていくにつれて岩場の下を水が流れる音が聞こえてくることに気がつく。こりゃ湿度も高いし、苔には最適な環境だなぁ。せっかく彫られた羅漢も、長い年月によってなめらかになり苔に侵食されてしまうのも無理はない・・・



それでも上の方の岩にははっきりと羅漢であるとわかる彫り跡を見ることができるものもたくさんありました。でもやっぱり不気味だ。カメラで撮ろうとすると、人の顔だと認識するんです^^;それで、自分が気がつかなくても、「うわっ、ここに顔あったんだ!」みたいになる。こりゃ心霊写真が写っても羅漢なのか霊なのかわからないな^^;

昔の人がこんな大きな岩をここまで運んでくるなんて相当大変だっただろうなぁ。地元の足利にも名草の巨石群ってのがありますが、五百羅漢のほうが何十倍も巨石群らしい。



秋葉山へ至る70m」という看板がありました。??ここ自体山じゃないの?70m進んだら別の山になるのか?70mとか言ってる割には道なんだかよくわからないところを進んでいきましたが、文句を言いたくなる頃に小さな広場にでました。



広場の中心奥には小さな祠があるだけ。ここも愛宕神社と同じく忘れ去られた祠かもしれませんね。祠の支柱が傾いているのは、東日本大震災の遺恨でしょうか?ギリギリ形を保ってる感じでした。次の地震がきたら崩壊は免れないでしょう。いっそ、俺の手で・・・なんてことはしませんけどねw

なんか帰りは、早く戻りたい!と思ってしまう、背を向けるのが怖いような不気味なところでした。日没後にはちょっと来たくないですね。

日もいい具合に傾いてきました。続いては続石。こちらは遠野物語という遠野に伝わる民話の中にも書かれている場所です。




⑥続石(15:55-16:20)


最初駐車場がわからず素通りしてしまいました。登山口につくと、ここから360mの立て札が!山道の360mは結構堪えますからね。チャッチャと行っちゃいましょう!登り坂ではありますが、今日の中ではマシなレベル。日没前には一通り観光を終えたいというのもあり、急ぎ足で上っていきます。



弁慶の昼寝場所と書かれた場所を発見!なんてところで寝てんだ、弁慶さん^^;その奥に泣石。そして続石がありました。泣き石は木に支えられ、続石は石に支えられ、ちょっとずれると落ちてしまいそうな感じもします。



おぉ~、この絶妙なバランスの石が地震を乗り越えたんだと思うと奇跡というか、実はセメントとかで固定されてるんじゃないかと疑いそうになってしまいますが、確かに不思議!ちなみにこの石は誰が何のためにこうしたかも不明ですが、こういうのが普通にあるのがさすが遠野といったところでしょうか。



さぁ、どんどん行きましょう。次はカッパ淵。遠野といったらカッパ、カッパといったらカッパ寿司…じゃなくて遠野、というくらいカッパで有名なようですが、そのカッパの伝承地です。どんな山奥にあるのかなと思っていたら、想像以上に町中にありました。




⑦カッパ淵(16:40-17:15)


常堅寺というお寺の裏に流れる川がカッパ淵なので、まずはお寺から見ていきます。常堅寺自体も仁王像があったり、かなり立派なお寺です。



ここで有名なのはカッパ狛犬。正面から見ると狛犬ですが、上から見ると頭がカッパの皿のようになってます。ここに大量のお賽銭が入れられているのが滑稽です。全国でここにしかカッパ狛犬はいないといいますが、お賽銭を多くもらうには狛犬の頭をカッパにすればよいのかもしれません。



そしてお寺の左奥側に進み、カッパ淵へ。今日はなんと工事をしていて川の水が止められているらしい。水量豊富なカッパ淵を見て、いかにもカッパがいそうだなぁとか言ってみたいもんだったけど、この水量じゃカッパがいることを想像するのは難しいでしょう^^;あ、ちなみにカッパ淵は右上写真の定点カメラからリアルタイムで見ることができます。自分はこれで遠野の天気を確認してましたw



夕日に映えるカッパ淵。小路の脇は竹林になってますが、風に笹が揺れてサラサラと奏でる音がいいですね~。とても落ち着きます。



ここにも小さな祠がありました。中に祀られているのは・・・おっぱい?そして写真立ての中に飾られているおじいさんは一体誰なんでしょう?カッパ淵日記があったので書いてきましたよ^^



ん?外に置かれているカッパのオブジェ…よくみたらこのカッパ、子供を抱えて授乳しているじゃないか!嫁の授乳シーンとオーバーラップして、陽菜を思い出します。後から調べてみたら「カッパの神は乳の神であり、乳児のある母親が母乳の出がよくなるよう祈願するとよいとされ、祠には、女性が奉納した赤い布による乳房を模ったぬいぐるみのようなものが置かれている。(Wikipediaより抜粋)」とのこと。なるほどね、自分も乳飲み子がいる今、ここを訪れることができたのも何かのめぐり合わせなのかも。写真の中のおじいさんは、阿部与市さんといってカッパ淵の名物ガイドだったという情報を見つけました。既に亡くなられているようですが、死してなお、カッパ淵を見守り続けているのでしょう。



一見、カッパ淵ってすごくシンプルだけど、いろいろ調べているうちに味のあるいい観光地だなと思いました。十分に予習してから観光することをオススメします!うーん夕焼けが染みるなぁ。


時刻はまもなく日の入り時。本日最後の観光地はデンデラ野。山間に沈む夕日を見る
ことを目標にしていました。タイミングはぴったりだ!


ここは姨捨て伝説が残る土地で、一見単なる平地ですが、60歳になる老人がいると、このデンデラ野に老人を捨てるという風習があったそうです。捨てられた老人は、昼間は山を降り、畑仕事などを手伝い、わずかな食料などを得てデンデラ野に戻り、死ぬのを待ったというわけですが・・・そういう伝説もあるせいか、ここは心霊スポットとしても有名みたいです。伝説どおりならそりゃそうだ、怨念が棲みついててもおかしくないですね。

ちなみに60歳というと自分の母がちょうど還暦ですけど、自分の母は捨てられるどころか、還暦温泉旅行とか連れてってもらってますからね。いい時代になりましたよね。




⑧デンデラ野(17:25-17:50)


デンデラ野に向かう橋には、息子が老婆(おそらく母)をおんぶしてデンデラ野に運んでいく様子を描いた絵がありました。うちの母だったら体重が重くておんぶできないだろうなぁ・・・。デンデラ野には小さな藁小屋がぽつんとありました。



中にはイスも用意されていて少しくつろがせてもらいましたが・・・待てよ、ココこそが心霊スポットかもしれないと思い、すぐに出ました。



そしていよいよ日の入り。本日のベストショットを撮るべく構えますが・・・うーん、夕日を撮るって難しいですね。心霊スポットとはいえ、少なくとも日が出てるうちはそんな怖い印象はありませんでした。

今回は弾丸ツアーのため、遠野について予習する時間がありませんでしたが、遠野物語とか読んである程度昔話や伝説を理解してから観光するともっと楽しめるかもしれませんね。



ここからは、宮古市を目指して山を越えていきます。約2時間山道を走るので体力が必要ですが、朝から歩き続けているのでもう体力が残ってません。ちょっと仮眠を・・・と思ったら、だいぶ寝てしまい、真っ暗になってしまいました。これから山道はきついぜ^^;


(19:10宮古入り)

遠野から宮古への道は正直、五百羅漢よりもデンデラ野よりもずっと不気味でした。震災地という先入観もあるからかもだけど、なんか雰囲気違うよ^^;すれ違う車があるたびホッとする時間が続きました・・・

いよいよ、宮古の市街地へ。8時にもなると、店も結構閉まっちゃうんですね。結局今日一日はまともなご飯食べれなかったなぁ~。ということで宮古駅の方でおいしいものを食べようと思って回遊してると・・・



そこで事件は起こりました。場所は奇しくも今回レンタカーを借りた日本レンタカー(の宮古営業所)でのこと。Uターンをしようと思い車を前進すると・・・

ガッシャーーン

???

一瞬何が起こったかわかりませんでしたが、どうやら前進したところが段差になっていて、前輪が段差に落ちたようです。自分からは段差が暗くてまったく気がつきませんでしたorz

ギアをバックに入れて後進しようとしましたが、どこかがつっかえているのか動きません。そのうち、音に気がついた従業員が営業所から出てきました。従業員の方はすぐに日本レンタカーの車だと気がついたようで、事情を説明して車を持ち上げるのを手伝ってもらいました。



それでもびくともしないので、ジャッキを使って車を浮かせ、浮いたところを押して段差の上に戻そうということになり一同準備へ。このとき自分以外に4人が駆けつけて手伝ってくれましたからね^^;突然面倒なことに巻き込んでしまい申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

作業は終わり、無事車は元の位置に戻りました。しかし、車にキズがついているため、「これは事故扱いになりますね、事故センターと警察への手続きが必要です。

やっぱり事故扱いかぁ、まさかこの旅で警察のお世話になるとは・・・

今回の場合は幸いなことに、対人ではなく対物事故で、しかも傷つけたのが元々ボロボロのコンクリートということもあり、そちらの請求はありませんでした。支払いは、レンタカーを修理する期間の休業補償として2万円、そして最大で修理費5万円ということで、こちらは後日請求書を送付しますということになりました。

営業所のスタッフさんにお詫びとお礼をし、まずは事故センターに電話。いろいろ状況を聞かれ10分くらいで報告は完了しました。そして次に警察。近くに宮古駅前の派出所があるというので直接行くことにしました。

どうされました?
すいません、ちょっとレンタカーで事故ってしまいまして・・・

この手の事故は結構日常茶飯事のようで警察の方は、手際よく処理を進めていきました。

事故証明書などの作成(手数料700円くらい)はやっておきますということで、警察を出て21時半。さすがに気分的にも夕食を食べる気なんて起きなかったですが、とりあえず今夜寝るとこ探さないとな。

こちらも幸いにも車は走行にまったく支障ありませんでした。返却場所(盛岡)に返せなかったら、さらに3万追加費用発生するからな、、、こっからはマジで事故は許されんな。

ホントは24時間営業のマクドナルドがあるので、そこで寝ようかと思ってましたが、想像以上に疲れてしまったのと、夜行バスのせいで足がむくんでいることもあり、お風呂もちゃんとあるカプセルホテルに泊まることにしました。嫁に事前に情報をもらっていたのでナビで検索。最初からおとなしく入っときゃ…




⑨宮古カプセルホテル(22:00着)


宿泊はカプセルホテルと仮眠室の2パターンがありました。カプセルの方はテレビがついてますとのことだけど、テレビなんかもう見てる気力ないよ~、ということで、仮眠室を選択。風呂付で2500円は安いな。



フロントの奥に進むといきなり裸のおじさんが!フロントのすぐ隣が脱衣所かよ^^;こりゃ男以外は宿泊無理だな、と思いながらとりあえず荷物を置きに自分の部屋(というかスペース)へ。



なんだかいろいろありましたが、やっぱり宿泊施設に来ると安心するもので、腹が減ってきました。22時過ぎてるけど、食べちゃうか。カウンターに行って野菜炒め定食(600円)を注文。結構うまいな、これ。


朝は駅の蕎麦、昼はコンビニ、夜はカプセルホテルの定食と、まったく岩手を感じてないね、俺の舌は。でも目、肌、足で存分に岩手を感じとった岩手旅行一日目。明日はいよいよ宮古市を中心とした三陸海岸の観光になります。震災の遺恨もたくさん目にすることでしょう。そして本州最東端である魹ヶ崎が個人的には気になります。気になるといえば天気。。夜には大荒れという予報が出ています。せめて三陸海岸観光が終わる午前中まで持ってくれれば・・・いろいろな思い(何だかんだでいくら請求来るんだろうってのがでかい^^;)が交錯する中、一日目は過ぎていきました。


2日目へ

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