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ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



会社でエンディングノートセミナーが開かれたので出席してきました。

エンディングノートというのは、遺書のような法的効力はないけれど、自分が万一死んだときに希望することを意思表示するための手段です。

自分ももうすぐ家を建てて2児の父になるわけなので責任がありますからね、たとえ死んだとしてもチャンチャンで終わらせるわけにはいきません。

ポイントはこんな感じ。

自分が死んだことを誰に伝えたいか?
 →遺された人は誰に連絡を取ればいいのかわからないですもんね。自分が死んだことを伝えたい人はきちんと整理して連絡先くらいは残しましょう。

相続対象の資産について在り処をしっかり残す
 →ヘソクリなんて隠してたら、自分が死んだら一生発見されることがないかもしれません。自分の資産がどこにどう残っているかをきちんと一覧でまとめておくことが大事です。インターネットバンキングとか株とは見えないものなので特に注意。(ID/パスワードまで書くなら、パスワードつけたり暗号化するなど対策が必要。ノートには書く必要なし)

保険金や会社への通知手段を残す
 自分が死んだときにどんな保険手続きが必要か?また、会社に何を申請すれば弔慰金などがおりるのか?はしっかり書くことが必要。会社の制度なんて申請しないともらえないものが多いですしね。貰いそびれが発生しないためには、どこに何をいつまでに申請するかをしっかり残さないと。保険証書もファイリングして整理しておくこと。

葬式のタイプは事前に決めておく
 安いものでいいというならその旨を書いておかないと、遺された人が安いプランなんて選びにくくなる。(周りから「葬儀を安いの選んじゃって故人に失礼ね」なんて言われても、本人の意志なんです、とカウンターできる)

若くても遺書は書いておいた方がいい
 自筆であれば費用かからないし、何回でも書き直しができる。意識を向上させるためにも書いておいたほうがいい。遺言は15歳から有効です。

あと5分後に死ぬとしたら何をするか?についてシミュレーションする
 あまり考えたくないが飛行機に乗っている時、バスジャックされた時、人質に取られた時なんかにこのようなケースが起こり得る。そんな時にどうしたいか?実際にそんなケースに直面すると何もできなくなってしまうので、限られた時間しか残されなかった場合に、どうしたいかはシミュレーションしておくとよい。


死後という観点から物事を考えることはそうそうないけど、実際自分が死んだらいろんな手続きが発生する。それを実行するのは遺されたものなわけだから、遺族に迷惑をかけないためにも・負担を減らすためにもしっかり準備しておかないと。人間がいつ死ぬかなんて誰にもわからないですからね^^;

これまであまり自分が考えたことのない視点でのセミナーだったのでかなり興味をもって受講できました。

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