昨年11月に佐倉市の国立歴史民俗博物館で開かれていた『大久保利通とその時代』展に行ってきた。展覧会は先月の12月6日で終了している。その中で赤松小三郎に関する史料が一点、展示されていたので紹介したい。以前なら、赤松小三郎に言及されている史料などスルーされていたと思うのだが、国立歴史民俗資料館が、「大久保利通展」において、あえて赤松小三郎に関する史料を出してきているところに、主流の歴史研究者も赤松小三郎の存在に注目し始めているという変化が感じられる。昨年は英雄・真田幸村の死から400周年であったが、真田丸が終了した翌年(2017年)は、知られざるもう一人の上田の英雄・赤松小三郎が死して150年周年になる。真田丸が終わって、上田は灯が消えたようになってしまうかも知れない。赤松小三郎暗殺150周年に向けて小三郎再評価の取り組みをしなければならない。 . . . 本文を読む