レンコンの部屋

日常の感じた事など

エンゼルケアの講義

2017-03-30 11:05:57 | 日記

私はここ数年毎年のようにエンゼルケアの講義を引き受けている

はじめは平成21年にエンゼルケアの研修を受けて、実践し始めてから、

前の病院で数回に分けてエンゼルケアを導入してほしくて講義を行ったけれど

今の病院に来てからも何回もそれこそ広めたくて講義を行なってきました

4年位前からだったか卒後教育の一環として新人向けに行ったのがブレイクのきっかけで

今の病院でもやっと一昨年当たりからエンゼルケアを意識してはじまっています

具体的に言うと、家族参加型の死後ケアですね

家族とともに亡くなった患者さんをまだ生きている時と同じように声をかけながら

その人の最後のケアとして行っていくというのがエンゼルケアです・・・

昨年はエンゼルケアについてのコラムも病院の広報誌に連載させてもらいました

先日は2週にわたり併設する老健施設の職員に向けて

今後はその施設でも看取りを行うということで依頼を受け講義を行いました

いつもより短めの45分から1時間程度の研修ですが、毎回反応が面白くてやっててよかったなーって思います

1人でも関心を持っていただき、ここで最期を迎えることができてよかった思ってもらえるような

そんなケアのお手伝いができたらと思っています

また今年も新卒の研修を頼まれています

まあ、スライドは同じものを使っても参加する人が違うのだから問題はないともうのですが

なんとなく、少しは内容もスライドも進化していきたいなと思って、これから少し手直しをしようと考えています

定年を意識しながらも、今自分がみんなに残せることを一生懸命考えて

一つ一つの仕事の向かいたいなと思っています

病棟も一新して、気分も新たにという気持ちです

昨日も朝方雪がふぶいていて、春なのにこれが名残雪なのかなーって思いましたが

確実に春に向かっています

4月に講義はどんな若い新人さんと出会うことができるのか楽しみです


突然の別れ

2017-03-25 11:09:11 | 日記

昨年10月に高校の同級生が突然くも膜下出血で亡くなりました

私は実家から離れているためその知らせを受けたのは年が明けてから

高校の仲良し4人でその同級生のお墓参りに行こうと話がまとまり、お彼岸の連休に行くことになりました

年度末でいろいろな仕事が立て込んでいて、かなりのストレスもあり喘息が悪化傾向になり病院受診しても

改善せず、それでも寝込むほどでもないため通常通りの生活をしてはいましたが、健康不安をかかえたままただ時間だけが過ぎていきました

出発の当日は午前中仕事をして、そのまま昼時間にボランティア集会の総会のオープニングセレモニーでコーラスの仲間と歌を披露し

その足で今度は新幹線の駅に向い、あと数分で新幹線が売るというときに夫からのメールに気が付きました

それには、夫の友人(職場の同僚でもある)が仕事中に現場の車の中で亡くなっていたという内容でした

すぐに電話をかけ、状況を聞き、このまま出発しても大丈夫なのか、行かないでそばにいた方がいいのかを確認したところ

今たくさん泣いたし、彼の残してr仕事を仕上げなくてはならないから、大丈夫ということで、「こんな大事な時にそばに入れあげれなくてごめんね」と言い

泣きながら新幹線に乗り込みました・・・

あとはずっと、気持ちが落ち込み、結婚した時から夫の数少ない友人としていろいろな場面でかかわってくれていたこと、

震災の時も電気が使えなくて寒いだろうと石油ストーブを持ってきてくれたこと・・・

いろんなことを思い出し、夫はどんな気持ちでいるんだろうと、またそれを思うと切なくて・・・

 

高校の同級生も、その友達も、急な別れで、周りの人はそしてその当人は今どんな気持ちなんだろうと・・・

私は、緩和ケア病棟で告知され、いつか自分の命の期限が迫っていることを感じながら生活している人をいつも見ているので

余計にいろんな思いがこみ上げてきて、このお彼岸の連休はすごーく気持ちが落ち込んでいました

そして、帰ってきてからは、弔辞を頼まれたと夫から一緒に考えてと言われ

添削の手伝いをし、短い弔辞ではありましたが、二人の気持ちを込めて、夫はその弔辞を読み上げていました

かならず誰にでも訪れる死ではありますが、わかってはいてもそのことを意識しては生活していないわけで

つくづく、一日一日を大切にいきていくことしか、私たちにはできないんだよなって

これからは出会いより別れが多くなっていくと思うから、もう少し気持ちをしっかり持たないとダメだなーって思っています

 

 

 


おんぶすること

2017-03-08 11:44:52 | 日記

私たちの世代は子育てするときほとんどおんぶが当たり前でした。

まあ、ベビーカーに座らせて散歩なんて人もいましたが、たいがい歩けないことはおんぶして

寒いときはそれ用の物を羽織って、(ねんねこみたいなもの)夏はバスタオルみたいのをかけて

よく歩いて散歩していましたね・・・

だから、孫が生まれた時に、私はマイおんぶひもを購入して、自分が孫をおんぶするときはそれを使っていました

7人の孫が全員が私の背中で何回寝たことか・・・・

どういうわけか、私がおんぶすると皆、すぐに寝るんですよね

私は太ってもいないし、どちらかというとやせている方だと思うんですが

だから、背中はたぶんごつごつしているとは思うんだけど、何かが違うんですかねー

そして、我が家の孫、どういう訳かママのおんぶより私のおんぶが好きで

眠たくなるとおんぶひもを持ってきておんぶをせがむのです

もうすぐ2歳になって、最近はおんぶもしなくなったのですが

久しぶりに昨日夕方眠くなってきたからと、ママがおんぶをしようとすると

レイちゃんがいいと、わたしのおんぶひもを持ってきて台所に立っている私におんぶをせがんできたのです

ちなみに私は孫からレイちゃんと呼ばれているのですが

11キロになる孫を深夜明けで、昼寝をしたとはいえ、夕方おんぶするのは、また腰にしたら嫌だなーと思いながら

それでもそのしぐさがかわいくて、思わず久々のおんぶをしたら

ものの見事にすぐに寝てしまい、10分後には布団で横になっていました

おろされた瞬間、目を開けたのですが、睡魔に勝てずにそれから30分以上は寝たかな

まあ、今後はおんぶの回数もほとんどないでしょうから、たまにはいいのかもしれませんね

おんぶは子供と一体になって、同じ方向を見ているし、安心感も違うんでしょうね

今はいろんな種類のおんぶひもがありますが。私はもちろん、昔ながらの胸でクロスするタイプのものを使っています

次におんぶするのは、次男が結婚して子供が生まれたらですかねー

早くしてくれないと、体力がなくなっちゃうからとは思いますが

そのためにも、骨粗鬆の薬をしっかりのんで、骨を丈夫にしておこうと思います


お別れの季節

2017-03-04 16:57:17 | 日記

3月に入り色々と落ち着きません。

新年度に向けて勤務移動、転勤、退職などなどこれから発表になります。

私は上司から内情を告げられているので、そのことがこれから発表になると

きっと病棟がざわつくんだろうなーって今から心配です

 

かつて私が若かったときは、小学校の先生が移動になるのではないかとこの時期の新聞を

必死に見て一喜一憂したものでした、それも遠い日の思い出ですね。

今ではもうそんなハラハラドキドキになることがほとんどありません

若いっていうことは、苦しかったですね

今、この年になって、ずいぶん楽になりましたね

でも、その分、現実的な生と死の局面を迎えることが多くなりますが

それはハラハラドキドキとは言いませんものね

 

3月からコーラスの練習が始まります

今年はコーラスの会計及び代表の仕事も任せられて

一緒にやる予定だった人から、今日「今年1年休みたい」と連絡が入りました

同年代の女性は抱えることがいろいろあるから、引き留めることはしないのです

いつでも落ち着いたら来てねと気持ちよく話を聞きました

でもその電話のあとに、なんだか気持ちがズンと落ちて、今日の天気のように暗くなりました

 

でもせっかくの休みだったので、結婚記念日も近いしと思いお財布を新しく買いに行きました

ピンクの可愛いお財布を買って、新規一転明日からまた、気持ちを切り替えていこうと思います

 

今日は夫と二人だけ、長男家族は嫁さんの実家に泊まりに行ったのでのんびり静かに過ごしたいと思っています

明日は日曜出勤ですが、気持ちはすごーく落ち着いています

たまにはいいですよね、こんな静かな日も。