訪問看護に移って5カ月。
季節の移り変わりをとても感じています。
とにかく田んぼが多いので、(我が家にはありませんが)
田植えから、稲刈りまで見ていると、農家の方達はとても大変だなって思います。
田植えはほとんどが器械で植えていて、隅の方は手植えをしていますが、
稲狩りは今盛んにおこなわれていて、コンバインで刈ってしまうと跡形もなくなっていたり、
わらが田んぼに残っていたりしますが、自然乾燥が美味しいお米になると言われているので
多分家で食べる分は自然乾燥するために、田んぼに干していますね
干し方も2種類あって、「はせ」と「ほんにょ」とあるそうです
1本の杭に重ねて干すのは「ほんにょ」で、長く杭を組んで干していくのが「はせ」
私が岩手に来たばかりの頃は、どうして干し方にこんな違いがあるのかなって不思議だったんのですが
今年初めて、ずっとモヤモヤしていたことがわかりました
それは
「はせ」山間部で木がたくさんあるから、それを組んで干しているすると、干しなおさなくても乾燥するからいいんだそうです
そして、「ほんにょ」平地で木があまりないから、1本で干せる、ただし、干しなおしをしないとかなり重なっているから
ほしむらがあるということで、世話がかかるということでした。
また、もみをとった後の、わらだけを束ねて田んぼにきれいに並べてあったのを見て、あれでは乾燥しないと思ったのですが
わらが欲しい人がいるということで、そうして、わらを乾燥させているということでした。
ただただ、感動して、すごいなーって思っています
以前、緩和ケア病棟に入院するときに、稲刈りが終わってないから、終わってから入院するっていう人がいましたが
今になったら、わかる気がしました。
1年かけて育てた稲を刈って、乾燥させて、品質を確認しないと仕事途中で投げ出すようなことになりますよね
自分の体も大事だけど、1年の収入がかかってくるから、必死ですよね。
これからは、もう少し理解して、声かけられるような気がします。