レンコンの部屋

日常の感じた事など

稲刈りの景色

2020-09-26 15:55:48 | 日記

訪問看護に移って5カ月。

季節の移り変わりをとても感じています。

とにかく田んぼが多いので、(我が家にはありませんが)

田植えから、稲刈りまで見ていると、農家の方達はとても大変だなって思います。

田植えはほとんどが器械で植えていて、隅の方は手植えをしていますが、

稲狩りは今盛んにおこなわれていて、コンバインで刈ってしまうと跡形もなくなっていたり、

わらが田んぼに残っていたりしますが、自然乾燥が美味しいお米になると言われているので

多分家で食べる分は自然乾燥するために、田んぼに干していますね

干し方も2種類あって、「はせ」と「ほんにょ」とあるそうです

1本の杭に重ねて干すのは「ほんにょ」で、長く杭を組んで干していくのが「はせ」

私が岩手に来たばかりの頃は、どうして干し方にこんな違いがあるのかなって不思議だったんのですが

今年初めて、ずっとモヤモヤしていたことがわかりました

それは

「はせ」山間部で木がたくさんあるから、それを組んで干しているすると、干しなおさなくても乾燥するからいいんだそうです

そして、「ほんにょ」平地で木があまりないから、1本で干せる、ただし、干しなおしをしないとかなり重なっているから

ほしむらがあるということで、世話がかかるということでした。

また、もみをとった後の、わらだけを束ねて田んぼにきれいに並べてあったのを見て、あれでは乾燥しないと思ったのですが

わらが欲しい人がいるということで、そうして、わらを乾燥させているということでした。

ただただ、感動して、すごいなーって思っています

以前、緩和ケア病棟に入院するときに、稲刈りが終わってないから、終わってから入院するっていう人がいましたが

今になったら、わかる気がしました。

1年かけて育てた稲を刈って、乾燥させて、品質を確認しないと仕事途中で投げ出すようなことになりますよね

自分の体も大事だけど、1年の収入がかかってくるから、必死ですよね。

これからは、もう少し理解して、声かけられるような気がします。


やっと秋になりました。

2020-09-12 10:47:24 | 日記

今日から、やっと秋になりましたね。

昨日までは最高気温がやっと30度を切ったと思ったのに、全然そんな感じがせずに、日差しが強くて大変でしたけど、

今朝から、やっとです。

かなり涼しく感じますね。(岩手だからかな)

本当に、いつまでも暑くて、体がどうにかなってしまうような気がしていました。

でも、過ごしやすい季節になれば、体もだいぶ楽になって、みんな元気になるのではないでしょうかね。

私は、訪問するたびに、エアコンとかなくて、扇風機だけで過ごされているから

体温を測って、高くないことだけをいつも祈っていました。

家の中でも熱中症になってしまいますからね。

そして、今まで、病院という建物の中で働いていたから、この外気温が高い外仕事の、いかに大変なことかが

肌身にしみましたね・・・・・

いつも、道路を走るときに、交通整理している警備の人には、必ず、ご苦労様ですと頭を下げるようにしています

炎天下で長袖長ズボン、そして、ヘルメット

真っ黒い顔で、嫌な顔一つせず、しっかりと旗を振っている姿に、尊敬すら覚えました。

本当に素晴らしいと思います。

私なら、しゃがみたくなってしまいそうです。日陰でもなくて、大変ですよね。

清拭とかしていると、汗が目に入って、その痛いことったらないんです。

一人前に汗をかくようになり、しかも、訪問に入ってから、1キロも太ってしまったんです。

アルコールもノンアルに変えて、摂生しているのに。

動かないからかな。

口は動かしてるんだけどね。

とにかく、田んぼの稲穂はしっかりと黄色くなって、頭を垂れています。

気の早い方々は、すでに稲刈りを始めていますね。

その光景はまさに秋の風物詩です。

私は春の田植えをみて、すくすく育つ稲たちを毎日見続け、やっと稲刈り

その周りでせっせと草刈りして、害虫がいないような環境をみんなで整えている

毎年やっていることでしょうが、本当に皆さんよく働くなーって。

腰の曲がった老夫婦が、田んぼに出て草を刈ったりしている

生きるってこういうことなんだって

生きている限り、人は動き続けているんだなって

そういう姿に、私は元気をもらっている気がしています。

涼しくなると、気持ちにも余裕が出てきますよね。

また、来週から頑張らなくちゃ。