イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

普通の交番です

2008-10-20 00:39:46 | お笑い

会議や媒体で一般的に使われ市民権を得ているだけでなく、自分もつい使ってしまう言葉だけれど、“頻々と使い使われながらどうも気に入らない言葉”というものがある。

以前、比較的大きな、病床を持つ級の病院での“外来(がいらい)”という呼称が、よく考えると、発想としてえらく失礼な気がする…という意味のことをここで書いたので、最近同じように感じている、或る言葉について、今回は書こうと思っていました。

 ……思っていましたが、急遽予定変更。予定は未定。16日放送(2440~)『爆笑オンエアバトル』に触れておきましょう。運よくリアル待機視聴できたし、地方収録回(高崎)ということで玉数的にも、オンエアの顔触れ的にもサプライズがあったかなと期待してみました。

結果over500は一組もなく、オンエア5組がすべて400台後半に集中という手堅い結果に。6CUB&MUSI433kbでオフエア、高レベルと言うより高ハードルな回だったように思います。

久しぶりに見たタイムマシーン3が、山本も眼鏡になって、丸顔眼鏡と長顔眼鏡、“輪郭差のあるおぎやはぎ”みたいになってた。関が群馬出身で地元ですが、地元ネタは冒頭ちょっとだけ。…って、肛門かい!思わず関の出身地調べて地図も調べてみちゃいましたよ。ふむふむなるほど。“六合”で“くに”は難読地名ですね。当地近辺で言えば“花畔”“寿都”“新冠”ぐらい難読。

それにしても“シッポの付け根”ぐらいに言っといてもいいロケーションなのにね。

「役所広司だよ!」「別所哲也だよ!」ではひとしきり笑ったけど、あとはいつもの彼らの感じでした。9回目のover500がかかっていましたが、この程度で500超えたら「地方回だったから」「関の地元だから」と言われそうで、かえって485kb2位でよかった。いままでの彼らのオンバト活躍歴、盛り上げ貢献歴を考えると、逆にover500記録達成はもっとドカンとはじけたときにさせてあげたいと思う。山本の眼鏡が新しい方向性を探ろうという姿勢の現われだとしたら、歓迎だし楽しみですが、今回はその披露回ではなかった模様。

一方、別にご当地ではないのにご当地ネタ(「上毛カルタの内村鑑三と田山花袋」)で美味しくウケていた朝倉小松崎489kb1位。24位とは僅差で、差だけのことを言えばまあ額面通りでいいでしょう。こういう、「本当はMステに出るようなミュージシャンになりたかったんじゃないの?」と思える芸風は好みではないんですが、ギターボケの朝倉はギターも好きだけど本当に漫才も好きなようで、ちゃんと“ギターを持ち道具にした漫才”になっていた分好印象。

「うー、マンボウ!」辺りで完全に客席を掴みましたね。朝倉のレパートリーの数だけボケパターンが作れそうだけど、サザエさんやドラえもんやジョーズなど“皆が知ってるメロディ”だからこそ成立する“有りモノ”寄っかかりのネタ作りはあまり感心しないし、早晩行き詰まるでしょう。

トリオ2組のうちななめ45°が同点2485kb、例によっての岡安車掌ネタでしたが、やはり案の定、常連組が“お約束”“お馴染み”を繰り出すと、地方ではそれだけでかなりウケを取るし、今回はオチの「スベりやすくなっておりまーす」がすっきり決まった分後味がよかった。「終点です!」=“目を覚ませ”は、ありがちだけどやっぱり笑わされてしまいました。

同じトリオでもザ・ゴールデンゴールデン4481kbはちょっと粗い。前回オンエアでも思ったのですがオンバト向きと言うより単独ライブ、もしくは合同ライブ向き。ヤクザクレーマーが入れたゴキブリの死骸を“値打ちモノのマダガスカルなんたら”と言いくるめて、欲に目眩ませて退散させる、というストーリーがもうひとつ垢抜けないし、「ウチの主人はゲテモノが大好きで」「ああ…だからか」がオチの伏線になっているのはなかなかですが、肝心のオチがクレーマー退場後、店主と女房の2人だけの場面になったのも若干安かった。3人揃っているところでストンと落としてほしかったですね。ゴリラ顔北沢の女装であらかた出オチになっているのも、美味しいけどさらに数円安。

実は今回オンエアでいちばん笑ったのは5457kbアームストロング。リアルで視聴して笑って、録画立て続けに3回巻き戻して3回とも笑っちゃいました。もろもろあって「はい、変態交番です」に持って行くまでのゆるっとした流れが完璧だし、まず何たってコレ、前週の東京03同様、“だらっでれっとふざけ合ってるそこらの中学生みたいなバカ2人がなんと警官”という、でかいウソを出でドカンとかましておいて、その勢いでたっぷり押し切っているのがいい。

切っちゃいけない電話を切っちゃうというボケを序盤で続けたから、切りゃいいのに切らないで「ふっざけんなよ」「部長キモい」と声入れちゃって「…あ、切られた」という三段階めが活きる、活きたところでもう一発切っちゃってオトすという、なかなか計算された作りになってもいる。

ツッコミ安村の声の通りがいいのが効いているし、懐かしいチェッカーズ風ヘアのボケ栗山は、以前オンバトヒーローズにも出たエレキコミックやっくんの“緩テンション版”みたいですね。

常連ではオジンオズボーン361kb9位、狩野英孝365kb8位、鎌鼬393kb7位と軒並みオフエア。地方収録回でも、「いつもTVで見てるあの人のアレがナマで観られる」というワクワク感だけでは玉は伸びないということが再確認された回でした。

コメント
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