今年も出ました数量限定醸造SUNTORY琥珀の贅沢。昨日(14日)某大手流通チェーンで見つけて脊髄反射で買いましたが、このラベル初お披露目の昨年に比べると約1ヶ月早い投入ですね(昨年11月10日、今年10月12日)。昨年の評判が良かったのでしょうか。とりあえず、濃赤色基調に金色ラインのアクセント、気の早い人ならクリスマスを連想しそうなパッケージデザインで、季節感はありますな。缶フロントに、春季の絹の贅沢から登場した“京都醸造所謹製”の落款風ロゴも加わりました。
昨年のコレ、“贅沢”ってより、クチあたりのトップが普通に甘かったよなぁ…と、缶パケマイナーチェンジにあまり期待しないで、帰宅後試飲すべく、まずは冷やし直し。新ジャンルで甘め優勢のやつは、通常のビールの飲みごろより、冷やし過ぎぐらい冷やすほうがいいんですよ。
……おや?この作戦が効いたか、昨年ほど直球で甘くありませんぞ。
もともと、トップが喉を通過した後に来る後クチや、香りというかフレーバーに関してはしっかり、ロースト麦芽由来の良きホロ苦さもあるし好感持てる内容だったんです。“まじめな新ジャンル”というかね。飲んでいるうちに思い出してきた。
今季は、同じロースト麦芽使用+アロマホップ100%使用を踏襲しつつも昨年とはどう配合を変えたのかな。結構さっぱりめで、より飲みやすくなったように思います。やはり、昨年のセールス成績が良かったので、今年はもっと数飲まそうって算段か。1ヶ月早い投入にも何やら自信を感じます。
330mlという、国産ではイレギュラーなサイズのせいもあって、昨年リリース当初は、なーんかアイスコーヒー飲んでるみたいな気もしたものですが、今年は缶パケ“京都醸造所”ロゴとともに麦の穂数も増えたし、“ビール感”もじゅうぶん。
これも昨年から踏襲している特徴のひとつですが、このラベルのいちばんの長所は、実はロースト麦芽由来の濃いめの液色かもしれませんね。透明感と豊潤感を兼ねそなえた、キレイな褐色です。缶プシュッで直接飲みなんて愛想のないことはせず、ぜひひと手間、透明なグラスに注いで季節感を楽しむべきでしょう。チキンとかエビチリとか、ピリ辛系が特に相性良さそうです。ピザなら、定番のペパロニ、フレッシュトマトより、チョリソーとか、いっそ生ハムガーリックなんかいってみたいな。
焼鳥なら塩皮、塩ネック、塩ネギま、塩ハツの“減塩ぶっ飛ばせ”カルテット。
シャンパンほど気取ってらんないし、シャンメリーだのポートワインなんてぇヤワな年頃でもない。働くオトナのクリスマスにはぴったりかもです。されど数量限定。いまのうちに買いだめに走るか。