雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

日韓新時代

2008-01-19 04:36:34 | 政治
韓国の大統領が代わった。

韓国の李次期大統領は「謝罪求めなくても成熟した外交できる」と日韓の関係改善に意欲的である。

私にとっては、本当に嬉しく心から歓迎したい。

私は昭和8年兵庫県明石で生まれた。
自分で覚えているわけではないが、話によると1歳の時、朝鮮、今の韓国の渡っている。
そして昭和20年終戦の年まで12年間、京城、今のソウルで育った。

少年時代を過ごしたのはソウルであり、その頃の想い出は殆どがソウルである。
若し「あなたのふるさとは?」と訪ねられたら「ソウル」と答えたいし、それはダメと言われたら「私にふるさとはありません」と答えるしかないのである。

当時の日韓の関係が、正常であったとは決して思わない。子供心にも不思議に思った事もあった。
然しいい面もあったろうし、自分が育った韓国は好きか嫌いかと言われたら、「本能的に」好きなのである。

世界の国の中で一番行ってみたいところはソウルであった。
海外出張が多く、アメリカもヨーロッパも中近東もアフリカも、二輪車と関係のあった国には、どこにでも行けたのに韓国だけは二輪の関係がなくて行けなかった。

だから、ソウルオリンピックの時にオリンピック委員会の正式な招聘も受けて、開会式の当日、子どもの頃遊んだ漢江(ハンガン)でジェットスキーのデモンストレーションを頼まれたときは本当に嬉しかった。
チームと一緒に1週間過ごしたソウルの出張は、私にとって一番嬉しい海外出張であった。
戦火を免れた小学校も過ごした家もそのままで、見ることが出来ただけで大満足であった。


そんな韓国との関係が、ずっと険悪であることは悲しいことであった。
今後の日韓の関係が改善されることを望みたいし、素直に喜びたいと思うのである。

ソウルは、私のただ一つのふるさとなのである。
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