★事業仕分けは今年の流行語大賞の候補にも多分なるだろう。
確り解っていなくても、『参院議員の蓮舫さんのやっているアレ』と言えば、誰でも何となく解るぐらい一般的にはなった。
そんな『事業仕分け』は、もともと地方からの発生なのだが、有名になってまたあちこちにそれらしきものが散見されている。
私の住んでいおる三木市も、
事業仕分けならぬ、三木市独自の『事業改善会議』なるものをやると言うので、昨日、一昨日の2日間ちょっと覗いてきた。
その具体的な感想は、こちらのブログに纏めるが、
元々『事業仕分け』なるものが、どんなものなのか、具体的な感想を纏める前に、自分なりに調べておきたいと思ってこのブログに纏めている。
★『事業仕分け』なるものは、民主党が国のレベルで取り上げて、一躍有名になったのだが。
構想日本が既に何年も前から実施していて、その実績に民主党が乗っかったものだと思っている。
構想日本のホームページはコチラである。
その冒頭に、事業仕分けが現れ、
構想日本が2002年から行っている行政の「事業仕分け」。
2008年7月現在で26の自治体(28回)で実施しました。
事業仕分けを予算編成に反映させた結果、約1割の予算を削減できた具体例もあります。
この実績を背景に、この1年間で加速度的に広まり、今年度は12の自治体で実施を予定しています。
と書かれてある。
何故か、2010年度の国の事業仕分けには触れられていない。
確か、構想日本が噛んでいたと思ったが、まだホームページ上は反映されていないのだろうか?
★一般的な事業仕分けのルールは
● 現在の制度/状況は一旦脇に置き、事業の必要性や実施主体について「そもそも」から考える。
● 外部の目で仕分ける。
●「公開の場」で議論する
●「仕分け人」はボランティア(企業がコンサル業務を行うのではない)。
●事業の名称ではなく、「具体的な事業内容」で判断する。
● 「事業仕分け」上の「民間」=行政の関与(カネ、権限)をなくすこと。「民間委託」「市場化テスト」とは違う。
となっている。
★三木市はなぜ事業仕分けにせずに、『独自の事業改善会議』にしたのか?
ホームページでの説明はこちらである。
行政が纏めたものだけに、さらっと読むと無難に纏ってはいるが、
実際に2日間現場を見た感想を率直に言うと、
選ばれた市民や、担当した市職員の研修会レベル、所詮はアマチュアの遊びのレベルで、事業改善に果たしてなるのか、甚だ疑問を持った。
全然効果がないとは言わぬが、、この会議に使われた人件費などを含めると費用の方も相当なものだろうと思ってしまうのである。
然し、またこれらは上手に纏められて、さも効果があったかのように自己宣伝はされるのだと思う。
少なくとも『事業仕分け』とは似て非なるものだから、事業仕分けとの関連で、これを論ずることはそもそも間違いなのだろう。
★気になったのは、
●『事業仕分け』は何年もの経験の中で造られた『仕組みの中での対策』なのに比べて、
『三木市の事業改善会議』は、各個別部門からのアイデアの積み上げをホッチキスしただけものであり、そこに一貫したコンセプトも理念も見られないことである。
そのために市側の担当者も説明ぐらはできるが、説得力のレベルでは全然迫力が見られないのである。
問題提示自体が上からの押しつけで集められたのではないかと思ってしまう。
●また、『市民公募で選ばれた「事業改善人」が、市の事業を市民目線で外部評価するもので、改善の判定と改善の方策について提言し、市の事業の見直し・改善を進めるものです。』
と企案書には上手に書かれているが、そのレベルがばらばらで、とてもこの会議のアドバイザーをされた3人の先生方とは、対等の議論にならないのである。
8人の公募人に最初は8人しか集まらなかったので、4人を市側が推薦公募し追加したりして、新聞に『公募に疑問』を持たれたりしている。
本件に対する市民の関心度の低さでは、仕方のない結果なのかも知れない。
●改善の額が年間何十万円と言うレベルのものもあって、『財政危機宣言』を発表している三木市が、こんな悠長なことをしている暇があったら、10億円近い赤字の出る市民病院問題にもっと注力して貰わねばと、思うのである。
それとも『財政危機宣言』など発表していることは忘れてしまったのか?
それとも小野との統合で病院の健全経営まで、すべて解決したとでも思っておられるのだろうか?
●いろいろあるが、市民の8割は、市政などに無関心なのである。
その市民たちも、選挙になったら投票はする。
何も本当のことは解っていない市民たちが、なんとなく1票を投じる。
その人たちへの耳触りのいい施策、それが票になる。
これが上手な人が選挙に通る。これが一番問題なのである。
選挙も市政なども、何の関心もなく生きてきたが、いろいろ解ってくるといろいろあるものである。
確り解っていなくても、『参院議員の蓮舫さんのやっているアレ』と言えば、誰でも何となく解るぐらい一般的にはなった。
そんな『事業仕分け』は、もともと地方からの発生なのだが、有名になってまたあちこちにそれらしきものが散見されている。
私の住んでいおる三木市も、
事業仕分けならぬ、三木市独自の『事業改善会議』なるものをやると言うので、昨日、一昨日の2日間ちょっと覗いてきた。
その具体的な感想は、こちらのブログに纏めるが、
元々『事業仕分け』なるものが、どんなものなのか、具体的な感想を纏める前に、自分なりに調べておきたいと思ってこのブログに纏めている。
★『事業仕分け』なるものは、民主党が国のレベルで取り上げて、一躍有名になったのだが。
構想日本が既に何年も前から実施していて、その実績に民主党が乗っかったものだと思っている。
構想日本のホームページはコチラである。
その冒頭に、事業仕分けが現れ、
構想日本が2002年から行っている行政の「事業仕分け」。
2008年7月現在で26の自治体(28回)で実施しました。
事業仕分けを予算編成に反映させた結果、約1割の予算を削減できた具体例もあります。
この実績を背景に、この1年間で加速度的に広まり、今年度は12の自治体で実施を予定しています。
と書かれてある。
何故か、2010年度の国の事業仕分けには触れられていない。
確か、構想日本が噛んでいたと思ったが、まだホームページ上は反映されていないのだろうか?
★一般的な事業仕分けのルールは
● 現在の制度/状況は一旦脇に置き、事業の必要性や実施主体について「そもそも」から考える。
● 外部の目で仕分ける。
●「公開の場」で議論する
●「仕分け人」はボランティア(企業がコンサル業務を行うのではない)。
●事業の名称ではなく、「具体的な事業内容」で判断する。
● 「事業仕分け」上の「民間」=行政の関与(カネ、権限)をなくすこと。「民間委託」「市場化テスト」とは違う。
となっている。
★三木市はなぜ事業仕分けにせずに、『独自の事業改善会議』にしたのか?
ホームページでの説明はこちらである。
行政が纏めたものだけに、さらっと読むと無難に纏ってはいるが、
実際に2日間現場を見た感想を率直に言うと、
選ばれた市民や、担当した市職員の研修会レベル、所詮はアマチュアの遊びのレベルで、事業改善に果たしてなるのか、甚だ疑問を持った。
全然効果がないとは言わぬが、、この会議に使われた人件費などを含めると費用の方も相当なものだろうと思ってしまうのである。
然し、またこれらは上手に纏められて、さも効果があったかのように自己宣伝はされるのだと思う。
少なくとも『事業仕分け』とは似て非なるものだから、事業仕分けとの関連で、これを論ずることはそもそも間違いなのだろう。
★気になったのは、
●『事業仕分け』は何年もの経験の中で造られた『仕組みの中での対策』なのに比べて、
『三木市の事業改善会議』は、各個別部門からのアイデアの積み上げをホッチキスしただけものであり、そこに一貫したコンセプトも理念も見られないことである。
そのために市側の担当者も説明ぐらはできるが、説得力のレベルでは全然迫力が見られないのである。
問題提示自体が上からの押しつけで集められたのではないかと思ってしまう。
●また、『市民公募で選ばれた「事業改善人」が、市の事業を市民目線で外部評価するもので、改善の判定と改善の方策について提言し、市の事業の見直し・改善を進めるものです。』
と企案書には上手に書かれているが、そのレベルがばらばらで、とてもこの会議のアドバイザーをされた3人の先生方とは、対等の議論にならないのである。
8人の公募人に最初は8人しか集まらなかったので、4人を市側が推薦公募し追加したりして、新聞に『公募に疑問』を持たれたりしている。
本件に対する市民の関心度の低さでは、仕方のない結果なのかも知れない。
●改善の額が年間何十万円と言うレベルのものもあって、『財政危機宣言』を発表している三木市が、こんな悠長なことをしている暇があったら、10億円近い赤字の出る市民病院問題にもっと注力して貰わねばと、思うのである。
それとも『財政危機宣言』など発表していることは忘れてしまったのか?
それとも小野との統合で病院の健全経営まで、すべて解決したとでも思っておられるのだろうか?
●いろいろあるが、市民の8割は、市政などに無関心なのである。
その市民たちも、選挙になったら投票はする。
何も本当のことは解っていない市民たちが、なんとなく1票を投じる。
その人たちへの耳触りのいい施策、それが票になる。
これが上手な人が選挙に通る。これが一番問題なのである。
選挙も市政なども、何の関心もなく生きてきたが、いろいろ解ってくるといろいろあるものである。