雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

10年一昔

2015-07-15 07:05:41 | 発想$感想

★『10年ひと昔』 という。

 ということらしい。

娘家族がアメリカに移住して10年ちょっとである。

いま、夏休みで三木に遊びに来ている。

3人兄弟だが、下の二人はアメリカの環境にあったのか、結構すくすくと育って、心身共に見違えるような成長ぶりなのである。

 

 

特に下に行くほうがのびのびと育っている。

アメリカの環境にあったのだと思う。

 

2005年とあるからちょうど10年前の写真である。

 長男は昔の面影も残っているが、下の二人は、全くの別人なのである。

 

 

この写真のころから、3人ともサッカーを始めている。

長男は日本にいたときもサッカーチームに属していて、それなりにウマかったのだが、下の二人はこんな体型だったし、全然だめで、6年前日本に来たころは、真ん中が少しリフテングができる程度、末弟に至っては私と50メートル競争して、私が勝ったぐらいだったのである。

それが今は、二人ともそこそこのサッカー選手に成長して、次男はこの8月からはサッカーでの推薦で名門 UC Berkeleyへ入学することになっているし、末弟も今はStrikersという有名クラブhttp://www.irvinestrikers.com/ でキーパーをしている。

 

 

★『10年ひと昔』というが、こんなことになってるのは、本人たちの努力もあるのだろうが、徹底して個人を育てるアメリカの環境とそのシステムのお蔭だと思っている。

チームを強くする」ことを優先する日本のシステムに対して、アマチュアのレベルでは徹底的に『個人の育成』を主眼のシステムが完成している。

サッカーでいえば、年齢ごとにいろんなレベルのチームが構成されていて、その編成人数は14,5人に限定されている。 そして毎年トライアウトがあってチームが構成されるのである。

次男などは、Strikersへの参加を希望したのだが『デブはダメ』と言われて2年間ほど減量してやっとチームの一員に成れたのである。

末弟はキーパーだが、そのコーチをしてくれてるのは、かってはメキシコ代表のキーパーで今はコーチ専門の人である。お金は取るが頼めば、どんなレベルの人にでもちゃんと教えてくれるのである。

そんな仕組みに、ちゃんと対応する真面目さみたいなものがいるのだが、真面目にさえ取り組めばどんどんその素質は開花するように思う。

二人とも身内が見ても、不思議に思うほどの成長ぶりなのである

4年ほど前、娘婿は日本に戻るような会社の指示だったのだが『子供の育成』のために『アメリカに残った判断』は少なくとも、孫たちにとっては正解であったろう。

もし日本に戻っていたら、こんなことには決してなっていない。孫たちは『この4年間』でこんなレベルに成長したのである。

 

★ 昨日は息子を迎えに行った伊丹空港で、かっての息子の全日空サッカーチームの先輩のクーパー・コーチング・ジャパン サッカースクールの石橋社長にたまたま出会ったりしたのだが、サッカーに関しては、全然物怖じすることなく対応できるような、『自信』のようなものを持っている。

そのあとのプライベートな笑顔には、まだまだあどけなさいっぱいなのだが・・・二人とも、できればプロを目指したいなどという

私など『プロなど滅相もない』と思うのだが、名門 UC Berkeleyのような有名大学でも学問だけではなくて、推薦入学のスポーツ選手には、学問をしながらもプロを目指せるような数々のシステムが、自らの目標を支援する

サッカー部は、1学年5人ほどの推薦選手だけで構成されていて、独自の寮が用意されている。午前中はサッカーの練習で、授業は午後だけでそれでちゃんと単位が取れるようになっている。試合が組まれそれに勝つと選手に小遣いのような報奨金も出るのだという。

そんなアメリカの個人育成システムのお蔭で、10年経って不思議なほどの成長ぶりなのである。

子供のころの二人のサッカーレベルをよく知っているが、日本ならこのように育つのはなかなか難しかっただろうと思う。

確かに日本も クーパー・コーチング・ジャパン http://www.coerver.co.jp/  などのシステムもできて、個人育成にも力を入れだしたりはしたが、高校生のスポーツ環境も学校単位、チームの強化が第一で、名門といわれるチームなど100名を超える部員で甲子園の様子を見ても、野球部は応援団なのか?と思ってしまうのである。

 

あと10年経つと世の中どうなっているのだろう

孫たちも、どのような進路を歩いていくのだろうか?

この10年の間に見せた進歩を、あと10年も続けてほしいと思う昨今である。

私自身、できる限り『あと10年』頑張ってみたいと思うのである。

 

 

 

 

 

 

コメント
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