★ 何歳になっても脳は進化する 4回目になりました。
ここでは、脳の仕組みに触れられていて、その仕組みのことを『ダイナミックセンターコア』と呼んでおられます。
この辺りの理論については、私が最も苦手とする分野で、なかなかすっきりと理解することができません。
そんなちょっとムツカシイところを飛ばして結論めいたところを見ると、
『人間の思考が何度も繰り返し考えることで深まる』と言っておられていて、これは納得です。つまり、素晴らしい考えや斬新な発想、新しいアイデァは何度も何度も思考し、綿密に理論を詰めていくことによって生まれるのです。
これは『創造力』のことを言っておられるので、私がもう何十年も信じている服部吉伸先生のマーケッテング理論から言われているこのような考えと同じだと思います。
『世の中には原因のある問題と原因のない問題の二つがある。原因のある問題は、原因の追究、把握、対策と言う思考ステップで課題を解決する。
原因のある問題の解決に必要な能力は創造力と呼ばない。
創造力の源泉はアイデアであり思考ステップの特徴は「絞り込んで考え続けるというところにある。』
この本の中では
『それはその瞬間に急に降ってわいた考えではなく、頭の中で何度も思考し続けた結果の発露であって』優れたアイデアを思いつく人ほど日々丁寧に思考を詰めているものだといわれているのですが、納得です。
ただ日本人は一般に、原因のあるモノの対策、例えば事故処理とか、生産管理などは非常に得意としているのですが、『創造力』などはどちらかと言えば苦手の分野だと思います。Twitter やFacebook など新しい仕組みは「創造力」の分野の賜物ですが、どれも創ったのはアメリカ人ばかりなのです。
『仕組みの創造』は実は私は好きな分野で、この50年間ずっと『仕組みの創造』ばかりに取り組んできました。二輪販売は販売店などをネットワークして売る『ネットワーク販売』の典型ですが、こんなにネットが普及した中で、店ばかりにこだわっている二輪業界は40年前のシステムに拘って、昔の米屋のような商売の仕方しかできていないと思っています。
何とか『ネットを取り入れた新しい仕組み』を誰か創らないかな?と思っているのですが・・
ちょっと脱線しましたが、どうすればできるか?考え続けると『すぐ答え』が出てくるようにも思います。
ここではそんな『考える力』は『何度も繰り返し考えることで深まる』と言われているのです。その通りだと共感します。
★人間『物忘れをするのは当たり前』で、不要な情報は忘れてしまうので脳はパンクしないのです。ただ、『大事なことを忘れないようにする』ためには、単にそのまま覚えようとするのではなくて、『そのことについて考える』ことによって生まれる『イメージ記憶』が忘れないようにするコツですから、『脳の中で確りと考える』ことが大事なのです。
情報を受け取った時に『オモシロい、興味深い』と思ったことが忘れにくい記憶を残すことに繋がるというのです。
逆に言うと、何歳になっても好奇心を持ち、何事にも興味を持たないと、忘れてしまうということでしょうか?
そういう意味では、興味を持ったことはさらに『ネット検索』でもして、さらにいろんなことに興味を持つことは、脳の活性化に繋がるのではとも思います。
『脳の活性化』とGoogle 検索するだけで、いっぱい項目が並びます。右手ばかりでなく、『左手を使うことが脳の活性化に繋がる』とか、これなど多分忘れませんね。今から使わない左手を使ってみようと、右利きのひどい私は思います。
★この辺りの記述は『脳の機能や仕組み』の説明で一番難解な部分です。
あまりムツカシク考えずに、さらーっと行きたいと思います。
何度も読んでみましたが、やはり脳の仕組みは難解です。
現代社会でも『生きたい』という本能が家庭のシステムを、『知りたい』という本能が教育のシステムを、『仲間になりたい』という本能が会社などの組織のシステムを創り維持していると書かれています。そのことが偶然ではなくすべて脳の本能に基づいていると言われています。
とにかく、『脳の本能は、脳の機能と密接に関わり合っているので、脳の本能について理解し、本能をコントロールする方法や鍛え方を知ると脳の力をグングン引き出すことができるのです』と書かれています。
脳の本能とは『生きたい』『知りたい』『仲間になりたい』の3つの本能なのです。