★ アメリカの大学サッカーリーグ戦が始まった。
孫の末弟門野哲也はいまサンデイエゴ大学の2回生でキーパーをしている。
昨日は試合の実況放送がテレビで流れた。
その試合からの写真である。
アメリカ人の中にいてもひと際背が高い。
昨日はアメリカは日本の1日遅れの土曜日の27日、
カリフォルニアのトップリーグのサッカーの試合テレビの実況中継があって、
サンデイゴ大学はスタンフォードとの一戦だった。
娘がLINEで送ってくれたので、アメリカと同時に観ることが出た。
強豪スタンフォード相手によく頑張ってたと思う。
その試合を2分の動画に纏めてみた。
スタンフォードは昨年は全米4位だとか、
それまでは3年連続でアメリカ大学チャンピオンだった強豪なのである。
アメリカの大学は有名大学がみんな運動部が強いのは、
どこの大学も推薦入学でしか入部できないシステムになっていて、
優秀選手がみんないい大学の推薦を狙うので、
スタンフォードやバークレー、UCLAなどの有名校にいい選手が集まるのである。
推薦入学で入部すると、授業料に匹敵する金額が運動部から授与されるが、
日本と違ってアメリカの大学の授業料はべらぼうに高いから、
それに見合う何百万円もの額の金が支給されるようである。
だから、大学は『授業料免除』のようなものだが、
日本の大学と違って入学は出来ても、
ちゃんと勉強しなければ卒業はムツカシイようである。
まるでプロのような制度だし、卒業後プロになる選手も多い。
推薦選手以外は個人で希望しても入部は出来ないので、
強豪チームでも部員の数は日本のようには多くはいない。
孫の次男門野真也はバークレーのサッカー部で
日本人ながらキャプテンを務めたし、
卒業後は念願かなってプロになった。
末弟Tetsuya Kadonoも1回生からレギュラーで出ているし、
プロを目指している。
あと2年程だが、プロの姿を私は見れるだろうか?
こどもの頃は、こんな単なるデブだったのに、
『人は死ぬまで夢を持て』という
樋渡啓祐さんに頂いたシャツが気に入って、
こんなになるまで着ていたのだが、よく頑張ったものである。
★ アメリカの人を育てる仕組みは素晴らしい。
若し日本にいたら二人ともこうはなっていないと思う。
高校まではクラブチームだが、トップチームに入ろうと思っても、
テストがあって簡単にいいチームには入れない。
日本と違って1チーム15名ぐらいしか採らないのである。
次男も『デブはダメ』と言われて減量して3年掛かって
名門Strikers FC にやっとは入れたのである。
そしてそんなチームにいると、
推薦入学で、いい大学のサッカー部に入部出来るのである。
末弟は小学生の頃からキーパー専門のコーチについて頑張って、
中学生の頃からはメキシコ代表のキーパーの方の
個人指導を受けて成長した。
お金は掛るが、努力さえすれば『夢が叶うシステム』になっている。
大学のサッカーも特別ルールで、多分個人を育てるためだと思う、
サッカーもバスケのように選手の出し入れができるルールなので、
ちょっと点差が開くと控え選手が登場したりする。
そして再登場も大丈夫なのである。
チームの勝利も当然目指すのだが、
同時に個人の成長にも配慮しているように思われる。
そういう意味では、昨今の日本の強豪チームは、
レギュラーは兎も角、
応援団のような運動部になっているのは、『どうかと思う』のだが・・・
★ 日本にいてもアメリカの同時刻にやっている大学サッカーリーグの実況中継を見ることが出来る。
不思議な世の中になったものである。
逆にアメリカにいても、日本のテレビ番組も見ることが出来るようである。
世界も狭くなったものだと思う。