★ こんなニュースが流れた。
神戸弘陵のサッカー部が近畿大会の決勝戦と「修学旅行」の日程が重なったので、決勝戦を辞退し履正社が不戦勝で優勝したらしい。
これを聞いてびっくりした。
いい悪いではなくて、時代が変わったというか、
世の中にはいろんな考え方があるものである。
辞退の経緯は注目を集め「部員の総意と思いたい」「本人たちが納得してるなら全然良い決断だと思う」
「この世代は中学の修学旅行がなかっただろうから、生徒が納得してるならこの判断も理解出来る」
とさまざまな声が寄せられたようだが、
「自分がサッカー部だった時のサッカーへの情熱を考えたら絶対試合したい。」などとの意見も寄せられている。
★ 私は学生時代に修学旅行なるものを経験していない。
小学生の時は戦時中で「修学旅行」など考えもされなかった。
中学時代は戦後で世の中にホテルや旅館などなかった時代なのである。
天皇陛下が神戸行幸をされた時は、神戸にホテルがなくて、神戸一中の教室を改造した部屋にお泊りだった。
お陰様で私は「天覧授業」を経験したりした。
高校時代は「修学旅行」は有ったのだが、その期間に野球部で山陰地方を周った遠征試合があって、それに参加したので、修学旅行には参加していない。
だから「修学旅行の楽しさ」などは知らないのだが、
近畿大会のそれも決勝戦を棄権して、修学旅行に行くなどは、
私の年代では考えられないことのように思う。
神戸弘陵のサッカー部の判断にただただ驚いているばかりである。
それが「いい悪い」ではなくて、「世の中にはいろんな考え方があるものだ」と思った。