島根遠征の二日目は奥出雲おろち号に乗車することにしました
ある意味、今回の遠征の最大目標が奥出雲おろち号の乗車でした、
ここ最近の情勢やおろち号自体の検査周期から考えると、そう遠くないうちに動きがあるかもしれないので、
乗れる内に乗っておきたかったので、今回乗ることにしました
本来なら前日の24日に乗る予定でしたが、台風の影響で24日の便には乗れなかったので、
翌日の25日の便に乗ることにしました
さいわいにも25日は出雲市への延長運転の日だったので、せっかくなので出雲市~備前落合間で最大区間で乗ることにしました
スハフ13-801+スハフ12-801+DE15-2558
まずは木次から出雲市への送り込みから撮りました、直江駅で特急との交換待ち中です
山陰本線は単線なので、送り込みと言えど隙間を縫うような運用です
そして出雲市駅に到着です、出雲市から宍道まではDE15が牽引しての運転になります
実際に乗るのなら前面展望が望める、DE15の推進運転時がいいですが、
撮影するとなるとDE15牽引で先頭に立つ方がいいですね
撮影する場合は往路の出雲市~宍道間か復路を撮るのがDE15先頭なのでいいかもしれませんね
そして車内へ、こちらが展望車になるスハフ13-801号車です
窓のない開放的なトロッコ車両です、ほとんどの客はこちらに乗って景色を眺めることになりますね
まあ悪天候にならない限り、ここにいるのが一番です
ただ夏場は走行中は風で涼しいですが、停車中は一気に暑くなるので交換待ち中は隣へ行くのも有りですね
一方、こちらは隣の中間車になるスハフ12-801号です
こちらは窓のある普通の客車です、まあ今となっては普通の客車自体が貴重なので、
ある意味旧来の客車に乗りたいなら、こっちに乗るのも有りかと思います
座席も旧来の背もたれを倒して回転させるタイプで、久しぶりに懐かしい感じがしました
また冷房が効いてて涼しいので、過ごしやすさはこっちが上かもですね
出雲市から宍道へと向かう際にも列車交換のため、頻繁に止まります
直江駅でふたたび特急を退避しました、個人的にこういう駅での列車交換の絵は好きですね
そして木次に到着し、奥出雲おろち号の本番が始まります
景色もですが、車内販売で地域の名産や弁当、お土産など販売されます
これは駅の区間ごとに交代でやってくるので、色々なものが食べれてこちらも楽しめます
ただ弁当に関してはどんぶりや寿司、蕎麦など複数あるのですが、すぐに売り切れてしまうので、
確実に食べたいのなら、予約するのが一番ですね
僕は今回、予約を全くせずに行ったのですが、デザート関係はともかく弁当はすぐ売り切れてなかなか購入できませんでした
後半になってようやく蕎麦を購入できましたが、下手をしたらデザートお菓子しか食べれない展開もありそうです
道中は景色も楽しめますが、長いトンネルだと車内での暗闇も楽しめます
天井におろちの絵が描かれているので、こういった楽しみもいろいろあります
そして木次線の一番の目玉、出雲坂根駅へ到着です
ここからは日本でも貴重な、三段スイッチバックとループ線を堪能することができます
ちなみにこの出雲坂根駅じたいも焼き鳥を販売していたり、延命水という湧き水もあったりします
往路は停車時間がそれほど長くないので、これらにありつくのは難しいですが、
復路は15分停車するので、復路での乗車時はこの辺も堪能できますね
そして出雲坂根駅から発車し、スイッチバックを進みます
さらに先にもスイッチバックがあり、運転士さんも反対側の運転席に移動したりと珍しい光景が楽しめます
さらに差の先へと進むと今度はループ線です
その区間にある名物の赤い橋をを中心にぐるぐると回ります
最初は下から橋を見上げる形でしたが、
次には橋を上から見下ろすようになっていました、そのためループ線を分かりやすく堪能できます
ちなみにこの橋のそばには、「道の駅奥出雲おろちループ」があり、そこからもトロッコ列車を眺めることができます
これらの風景、食事、スイッチバック+ループ線を堪能して、
終点、備前落合駅へ到着しました
今回は僕は往路のみで、ここで下車しました
まあほとんどの人はこのまま復路にも乗車することになると思います
復路も楽しむというより、この備前落合に来る列車自体が極端に少なくて、木次線はおろち号を除くと3本しかありません
おろち号の後に2本ありますが、それでも2時間近く待つことになり、
また駅周辺にも民家が数件あるだけで、ある意味秘境駅感がある場所なので、
そのまま復路にも乗って帰るのが定番だと思います
これで奥出雲おろち号の乗車を堪能することができました
結構乗車時間が長く、また戻る時間も考えるとほぼ一日費やすことになります
乗車には全車指定席なので指定席券が必要ですが、18切符で乗れるので、
比較的、リーズナブルな観光列車になるのではなかなと
また乗る機会があれば、乗ってみたくなるそんな列車ですね