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中春の中日近い3月15日、天気はまずまず良いので、
コロナのことは気持ちの片隅に押しやって、電車バスで
出かけてみる。
目的はというと、ほぼ毎年見ている「イヌノフグリ」を二年ぶりに
見たかったのである。
イヌノフグリはオオバコ科の在来種。絶滅危惧種と言うことでもあり、
見る機会は殆どない。今の季節にピンク色の3.4ミリの小さな
花を付ける。渡来種のオオイヌノフグリなどのような繁殖力はないらしい。
なんと、京大の石垣の隙間にわずかに見かける程度だ。800メートル程に
なるのか、石垣を見て歩いて、やっと一花だけ見つけた。その石垣も苔に
隙間が覆われていたり、隙間そのものが無いようで、植物の生息する
条件ではない。石垣の隙間だし、下はコンクリートの歩道でもあり
風媒や鳥媒は期待できない。
なんとアリが媒体になるという。すごいものだ。そうして命をつないできた
植物でもある。昨年は見つけることができなかったので、今年も無理かとは
覚悟していたのだが、1本だけでも見つけられて僥倖というものだ。
そこからは植物園も近いことだし、良い機会だからと思うでもなく、
気持は植物園に一直線。ほぼ3週間ぶりの植物園である。
春の花達がそこそこに咲いていて、眠りの世界から少しずつ覚醒しつつある。
これから草本・木本ともに賑やかな植物園になる。楽しみだ。
ひとしきり見て回って撮影していると時刻は17時近い。
その日はそれで諦めて帰途につく。又の機会を作りたい。
下の花達は後日に近場で撮影したものです。
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