おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

08年円山公園(1)

2008年05月26日 | 08年京都
08年円山公園(1)


4月4日、この春の桜をどうしても見たくて、阪急電車で河原町まで
出て、円山公園、知恩院、平安神宮、疎水、南禅寺から哲学の道と歩いてきた。
桜は今が盛りと咲き誇っていて、満開の素晴らしい景観を演出してくれている。
こういう環境に身体ごと浸れるということは、とてつもなく嬉しいことだ。
単純に植物の桜の満開を見るという相対的な立場を越えて、私の中に桜を
取り込み、かつ、桜が私を取り込み、そして渾然と一体となっているような
不思議な空間に桜は私をいざなっているようにさえ感じる。

円山公園は明治19年「1886」年に造られたもの。この公園の北側に
「円山安養寺」があり、公園の名称は安養寺の山号から採られている。
ただし安養寺の山号は(えんざん)と発音する。
それほどに安養寺の敷地が削られて作られた公園である。もちろん、長楽寺、
双林寺の敷地も削られたようである。
古代からこのあたりは「真葛が原」とも言われていて、歌にもたくさん
詠まれている。わびしい、寂しい感じを言う歌枕であるのだが、しかし
同時に、各種饗宴の場でもあった。昔から人々はこのあたりに集っては
飲食をし、春や秋の景物を愛でてきたという歴史がある。
初めの画像は高瀬川の桜です。花見のための場所取りとか、朝から宴会
などということはこの季節だけの風物詩とも言えるでしょう。
初めの画像は四条小橋高瀬川の桜、二番目は四条大橋東詰めのお国像。
後は円山公園です。




















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