このグループ何かといつも色々比較される。
1963年ビートルズがパーロフォンからメジャー・デビューを果たすと、翌年英デッカからストーンズもデビュー。
この2組のバンド・メンバー達がお互い対抗心の様なものを持っていたのかは定かではないが、少なくとも所属レコード会社セールス部門においてはかなり意識して競争していたように思える。
何しろ、両バンドとも流行の最先端を追いつ追われつでアルバムを次々と発売していったのである。
この関係はビートルズが1970年に解散した後も続く。
特に21世紀になってからの両バンドの旧音源の再発ラッシュはすごいものがある。
2002年、ストーンズは英デッカ( ABKCO)時代の音源をリマスターしSACDと通常のCDで再発。
2009年、ストーンズはストーンズ・レーベル時代の音源をリマスターし通常のCDで再発。
2009年、ビートルズがすべての旧音源をリマスターし、通常のCDのばら売り以外に、ステレオ・ボックスとモノ・ボックスを一気に出す。
2010年、ストーンズはデッカ時代(1964-1969)とストーンズ・レーベル時代(1971-2005)の2組のLPボックスを出す。
2012年、ビートルズも負けじとステレオ・リマスターLPをバラ売りとボックス・セットで販売
2014年、ビートルズはさらにモノ・リマスターLPをバラ売りとボックス・セットで販売
2016年、ストーンズはモノ・リマスターLPとCDの2種類のボックス・セットを販売
2017年5月、ビートルズはサージャント・ペパーズの50周年記念リミックス盤のCDボックス・セットと2枚組みLPを発売。
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これで終わりと思いきや、
本日、海外から広告のメイルが届き、ストーンズがビートルズのサージャント/ペパーズに影響を受けた、サイケデリック・アルバム、THEIR SATANIC MAHESTIES REQUEST(魔王賛歌)の50周年記念ボックス・セット(モノとステレオ)を年末に販売するらしい。
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現在は、両バンドともユニバーサル・レーベルの傘下であるので、かってのパーロフォンと英デッカの対決と言う構図はなく、ユニバーサルの一人芝居っていう感ではあるが、両バンドのファンであり多額のお布施を要求される彼らの音源のコレクター達は、何時までこんなことが続くのかとため息をつくことになる。
と此処で思い起こすのが、一つの楽曲。
ジョーンバエズが1967年のイタリアでのコンサートで歌った、イタリア語の曲、CERA UN RAGAZZO CHE ME AMAVA I BEATLES E I ROLLING STONES(邦題は確かビートルズとローリング・ストーンズだったような)である。
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LIVE IN ITALYとして当時イタリアで発売された。日本盤はLIVE IN EUROPEと銘打たれ、ジャケと曲順が変更されて発売された。
日本でのコンサートを終えた後、イタリアに飛びコンサートの模様を収録したレコードを大昔に買った。そこでは、なんとディランの風に吹かれての一節をたどたどしい日本語の歌詞で披露している。
1960年代当時、果たしてどれほどのイタリア人が日本という国を理解そして認識していたかとなると心もとない。
イタリアの聴衆は、ヨーロッパから遥か彼方の国の言語に何じゃこれは!と反応したのではなかろうかと思うと、これのバージョンを最初に聴いた時は少し気恥ずかしい思いもした。
しかし今思えば、若い頃のバエズの美しいソプラノ・ボイスでディランの日本語盤の風に吹かれてが聴けるのは貴重な音源と思う。
話を元に戻して、そのビートルズとローリング・ストーンズについて書く。
日本盤はこの曲は、サイド2の最後の曲として納められていていた。
アルバムは日本の自宅にあるので、ライナーの翻訳を確認でいないのであるが、曲の内容は確か、ビートルズやストーンズのファンであった若者が、ギターを手放しベトナム戦争に駆り出されて行く話だった。
上官から命令でビートルズやストーンズを聴いたり歌ったりするのは止めろ。
そんな暇があれば、べトコンに向って機関銃をタッタッタッタッと発砲すべきだ!
そして、最後にその若者は戦地で死んでいくと言う悲しい話の歌だった記憶している。
明るいフォーク調のメロディーからはまったく想像出来ない。
本当に戦争となると、この歌のようにビートルズもストーンズもあったものではない。
などと8月を迎えてシリアスに考えてみた。
両グループの新しい音源を出し合う商売上での戦争なんて可愛いものだ。
コレクターとすれば、何とかお布施さえ捻出できれば、ハッピーになれる。
1963年ビートルズがパーロフォンからメジャー・デビューを果たすと、翌年英デッカからストーンズもデビュー。
この2組のバンド・メンバー達がお互い対抗心の様なものを持っていたのかは定かではないが、少なくとも所属レコード会社セールス部門においてはかなり意識して競争していたように思える。
何しろ、両バンドとも流行の最先端を追いつ追われつでアルバムを次々と発売していったのである。
この関係はビートルズが1970年に解散した後も続く。
特に21世紀になってからの両バンドの旧音源の再発ラッシュはすごいものがある。
2002年、ストーンズは英デッカ( ABKCO)時代の音源をリマスターしSACDと通常のCDで再発。
2009年、ストーンズはストーンズ・レーベル時代の音源をリマスターし通常のCDで再発。
2009年、ビートルズがすべての旧音源をリマスターし、通常のCDのばら売り以外に、ステレオ・ボックスとモノ・ボックスを一気に出す。
2010年、ストーンズはデッカ時代(1964-1969)とストーンズ・レーベル時代(1971-2005)の2組のLPボックスを出す。
2012年、ビートルズも負けじとステレオ・リマスターLPをバラ売りとボックス・セットで販売
2014年、ビートルズはさらにモノ・リマスターLPをバラ売りとボックス・セットで販売
2016年、ストーンズはモノ・リマスターLPとCDの2種類のボックス・セットを販売
2017年5月、ビートルズはサージャント・ペパーズの50周年記念リミックス盤のCDボックス・セットと2枚組みLPを発売。
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これで終わりと思いきや、
本日、海外から広告のメイルが届き、ストーンズがビートルズのサージャント/ペパーズに影響を受けた、サイケデリック・アルバム、THEIR SATANIC MAHESTIES REQUEST(魔王賛歌)の50周年記念ボックス・セット(モノとステレオ)を年末に販売するらしい。
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現在は、両バンドともユニバーサル・レーベルの傘下であるので、かってのパーロフォンと英デッカの対決と言う構図はなく、ユニバーサルの一人芝居っていう感ではあるが、両バンドのファンであり多額のお布施を要求される彼らの音源のコレクター達は、何時までこんなことが続くのかとため息をつくことになる。
と此処で思い起こすのが、一つの楽曲。
ジョーンバエズが1967年のイタリアでのコンサートで歌った、イタリア語の曲、CERA UN RAGAZZO CHE ME AMAVA I BEATLES E I ROLLING STONES(邦題は確かビートルズとローリング・ストーンズだったような)である。
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LIVE IN ITALYとして当時イタリアで発売された。日本盤はLIVE IN EUROPEと銘打たれ、ジャケと曲順が変更されて発売された。
日本でのコンサートを終えた後、イタリアに飛びコンサートの模様を収録したレコードを大昔に買った。そこでは、なんとディランの風に吹かれての一節をたどたどしい日本語の歌詞で披露している。
1960年代当時、果たしてどれほどのイタリア人が日本という国を理解そして認識していたかとなると心もとない。
イタリアの聴衆は、ヨーロッパから遥か彼方の国の言語に何じゃこれは!と反応したのではなかろうかと思うと、これのバージョンを最初に聴いた時は少し気恥ずかしい思いもした。
しかし今思えば、若い頃のバエズの美しいソプラノ・ボイスでディランの日本語盤の風に吹かれてが聴けるのは貴重な音源と思う。
話を元に戻して、そのビートルズとローリング・ストーンズについて書く。
日本盤はこの曲は、サイド2の最後の曲として納められていていた。
アルバムは日本の自宅にあるので、ライナーの翻訳を確認でいないのであるが、曲の内容は確か、ビートルズやストーンズのファンであった若者が、ギターを手放しベトナム戦争に駆り出されて行く話だった。
上官から命令でビートルズやストーンズを聴いたり歌ったりするのは止めろ。
そんな暇があれば、べトコンに向って機関銃をタッタッタッタッと発砲すべきだ!
そして、最後にその若者は戦地で死んでいくと言う悲しい話の歌だった記憶している。
明るいフォーク調のメロディーからはまったく想像出来ない。
本当に戦争となると、この歌のようにビートルズもストーンズもあったものではない。
などと8月を迎えてシリアスに考えてみた。
両グループの新しい音源を出し合う商売上での戦争なんて可愛いものだ。
コレクターとすれば、何とかお布施さえ捻出できれば、ハッピーになれる。