長年エルトンのバックを務めていたベースのディー・マレーとドラムスのナイジェル・オルソンがバンドから解雇され、新生エルトン・ジョン・バンドがスタート。
その第一弾が1975年のアルバム、Rock Of The Westiesで、その先行シングルとして発売されたIsland Girl共々全米1位を獲得した。
ただそれまでの無敵の勢いでチャート1位を確保したとも言え、その絶対的な人気に翳りが出てきたと感じさせたアルバムでもあった。
それまでのスタイルとは異なりこのアルバムではロック色が全面に出て荒々しさをより感じさせ、かってのシンガー・ソング・ライター時代の売りのイメージだった繊細さが引っ込んでしまったのが残念。
本日は先行シングルのIsland Girlでも聴いてみよう。
アップ・テンポでキャッチーなこの曲はトロピカルな雰囲気も持ち合わせ大ヒットしたものの、むむ〜、ちょっと歌詞にひっかかりが….
6フィート3インチのビッグなジャマイカのおネイさんが、レキシントン・アベニューと四十七番街が交差する白人の街ニューヨークのマンハッタンで一体何をするつもり?
因みにその理由は明らかにされてはいないけれど、ライブでも1990年以降は演奏されていないそうな。今じゃあらゆる所からクレームきそうで...
まあ、70年代って全体的に大らか過ぎてユルユルでなんでもありだったね。