最新・究極のリマスターてな売り文句で70年代の作品が何度も再発されている。
80年代の初デジタル・マスター作成でのフラット・トランスファー、もしくは90年代ラウドネス戦争真っ盛りの頃のコンプレッサー掛けまくりによる最大音圧リマスターなどと比較すれば流石に違って聴こえるのだが、昨今のリマスターを比較するとなると絶対音感、はたまたどんな微細な音も聞き逃さない地獄耳の持ち主で無い限りどれもこれも同じに聴こえるのでは….
ピンク・フロイドのお化けセールスを記録したThe Dark Side Of The MoonなんてSACD登場!とか何十周年記念とかで何度もリマスターされている。
昨年50周年を記念してリマスター盤が登場したが、買うのをやめた。まあ心残りとしては5.1マルチ・チャンネルにリミックスされた音源を一度聴いてみたかったのだが、5.1の再生装置を購入する金もなく、そもそも集合住宅の小部屋ではそれらの装置するスペースがない。
一般的にピンク・フロイドの音源に関するリマスターといえば現時点ではジェームス・ガスリーによる1992ー94年にかけてのリマスター・プロジェクトと2011年のディスカバリー・プロジェクトの2択である。でっ、その両方を買い揃えてしまった鈍感なオイラでは、音源の再生に於いて多少の違いはあるのかも知れないが、言われてみればそうかなって程度ですかね。
昨日1年ぶりに友人と会って飯を食ったのだが、開口一番、髪の毛が~って言われた。かって黒々して逞しく密度も高かったのものの、歳を重ねればいつの間にか白髪が混じり細くなりまた作付面積も減ってくる。当然聴力なんぞ落ちて当たり前。
こんな場合は、もう商品のデザインの違いを視覚で楽しむしかないね。
1992年リマスター
2011年リマスター
1992年と2011年のリマスターの波形を一応比較してみると、
Timeの波形、2011年盤の曲の頭のSEのパートの半分が前曲のBreatheに組み込まれているのと、時計のアラーム音が小さく鳴るように編集されているのが特徴。
2011年盤のMoneyは後半に入ってから心持ち音圧を持ち上げているかな?
ただ全体的を通して聴いてもオイラの耳ではほぼ違いは分からない。
あと、スペシャルエディションとか、ベストとかやったらと出てますよね。私もそれに乗せられてUKの3枚組とかボン・ジョヴィやクイーンのベスト盤とか何枚も買ってしまいましたよ。ビートルズなんて数え切れない位リマスターとかベスト盤が出てますよね。
ファンからお布施を取る商法多すぎます。
新リミックスてこんな音なのか... ふむふむと独り言を言いながら3回ほど聴いてそれっきり。
何と愚かな...
笑ってやってください。