元ピュアー・プレイリー・リーグのクレイグ・フラー、元ブラッド、スウェット&ティアーズのスティーブ・カッツ、元ベルベット・アンダーグラウンドのダグ・ユールにSSWのエリック・カズらが合体して誕生したグループがアメリカン・フライヤー。
まあスーパー・グループと呼ぶには少々役者不足かもしれないが、彼らのデビュー・アルバムはジョージ・マーチンがプロデュースした1976年のセルフ・タイトル・アルバム、American Flyerだった。またそのアルバムにはエリックとリビー・タイタスの共作でリンダ・ロンシュタットがカバーしたLove Has No Prideも収録されていて、知る人ぞ知るって感じで当時音楽雑誌なんかで取り上げられていた記憶が… 結果、全米チャート80位と小ヒット。
本日はその翌年に出た彼らの第二作でもあり最終作となった、バンドとケン・フリーセンなる人物との共同プロデュースによるSprit Of A Womanでも。レコーディング・セッションにはリンダ・ロンシュタット、JDサウザー更にサックス奏者のボビー・キーら有名どころも参加したそうな。
ただ本作は残念ながらほとんど話題にも登らず、全米チャートも171位と大幅に後退してしまった。ちょうどその頃彼らを引っ張り出したユナイテッド・アーティスト・レーベルの社長が交代し、新社長からは以前よりサポートが受けられなかったこともその原因のひとつかも...
改めて聴いてみるとAOR路線の上質なフォーク・ロックでいい感じ。
ウエスト・コースト系のロックが好きなら気にいるかも。
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