CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

これもデッド

2024年08月13日 | AMERICAN ROCK/POPS

グレイトフル・デッドの1970年の6枚目のアルバムがAmerican Beauty。

彼らの代名詞とでも言われるギターのジャミングを中心としたサイケデリックな味わいはそこになく、前作、Workingman’s Deadのサウンドを引き継いだカントリー・ロック調のサウンドでまとめられている。

またシングル・カットされヒット・チャートを賑わすことはなく、全体を何度も繰り返して聴いているうちにスルメ・イカのようにその旨みがじんわり染み出してくるような曲作りで、彼の地ではこのアルバム前作同様かなり売れたそうな。


猛暑が続く日々、せめて気持ちだけでも爽やかに

2024年08月06日 | BRITISH ROCK

1970年の大ヒット・アルバム、Tea For The Tillermanに続くキャット・スティーブンスの翌年のアルバムがTeaser And The Firecat。前作同様にアメリカで大ヒットしスターとしての地位を固める。このアルバムに針を落とす時、爽やかで優しい1日が始まる気がする。

ところが世の中そう甘くはない。

今日も朝から30度近い灼熱地獄。


みんな知ってるビー・ジーズ

2024年08月05日 | BRITISH ROCK

ファルセットが絡んだディスコ物ばっかり聴いていると、こっちの方が古い音源なのに案外新鮮に聴こえる。

ビー・ジーズの出した1969年のコンピ・アルバム、Best Of Bees。

初期のシングルとファースト・アルバムからの数曲をコンパイルした作品でフォーク・ロック系の初々しいサウンドが楽しめる。

Vol. 2とペアで聴けば初期ビージーズ、ほぼクリヤー。


知らない人は知らない1枚

2024年08月04日 | BRITISH ROCK

知る人ぞ知るスタックリッジ。

70年代初期にイギリスの地方都市、ブリストルで結成されたフォーク・ロック系バンドで1971年にデビュー・アルバムを出した。

注目を浴びたのは1974年の3枚目のアルバム、The Man In The Bowler Hat(山高帽の男)がジョージ・マーティンによってプロデュースされ、当時田舎のビートルズと称された事。まあビートルズと言ってもジョンやジョージはそこにいなくて、ポール系の良質ポップを受け継いだ好アルバムに仕上がっている。

残念ながらあまり売れなかったね。

オイラとしては結構いけてると思うけれど...


ライ、充実の一枚

2024年08月02日 | AMERICAN ROCK/POPS

何気に聴いてみたライ・クーダーの1987年の10枚目のスタジオ・アルバム、Get Rhythm。

 

アメリカではチャート177位と受けなかったみたい。確かにラジオでかかる売れ線からは外れるけれど、オイラとしてはこのアルバムはおすすめ!

ボーダーレスなテックス・メックス・スタイルのルーツ・ミュージック。 

このアルバムには沖縄フレーバーが感じられるGoing Back To Okinawa やノリノリになって生まれ変わったエルビスの大ヒット曲、All Shook Upのカバーなど注目の作品が収録されている。また、しっとりした雰囲気のAcross The Border Lineもすんばらし~の一言。

ぜひライのスライド楽しんでほしい。


爽やかパワー・ポップ

2024年08月01日 | AMERICAN ROCK/POPS

パワー・ポップとは、弾ける様なポップなサウンドと言う意味で、元祖としてバッド・フィンガーとかラズベリーズらの名前がよく挙げられる。

今日はラズベリーズの1973年の3枚目のアルバム、Side 3はでも。

スリードッグ・ナイト、ベイシティーのプロデューサーとして有名な、ジミー・イエナーを再起用して制作された。

オイラとしては前作よりハードになった本作の方が好みでだったのだが、何故か前作の全米チャート36位から138位と大幅に順位を落としズッコケてしまったのを覚えている。

エリック・カルメンのねちっこい節回しのロックン・ロールと他のメンバーによるあっさり目の曲によって程よくバランスが取れたアルバムだ。

聴いていて本当に楽しくなる。