グレイトフル・デッドの1970年の6枚目のアルバムがAmerican Beauty。
彼らの代名詞とでも言われるギターのジャミングを中心としたサイケデリックな味わいはそこになく、前作、Workingman’s Deadのサウンドを引き継いだカントリー・ロック調のサウンドでまとめられている。
またシングル・カットされヒット・チャートを賑わすことはなく、全体を何度も繰り返して聴いているうちにスルメ・イカのようにその旨みがじんわり染み出してくるような曲作りで、彼の地ではこのアルバム前作同様かなり売れたそうな。