繁殖のため日本に里帰りしていた夏鳥たち 秋の渡りの時期を迎えています。
諸般の事情でしばらく探鳥に出られないので、過去に撮影した秋の写真を見返しています。
カッコウの仲間の一種・ツツドリ(筒鳥)
二羽の幼鳥の写真を4枚ずつ載せました。
カッコウの仲間は、托卵といって、他の種類の野鳥の巣に卵を産み付け、育てさせる習性が知られています。
この二羽のツツドリにも、生みの親と育ての親がいるのだと考えるとなんともいえず不思議な思いです。
スズメガの仲間の幼虫を捕まえました。
カッコウの仲間は、大型の蛾の幼虫を好んで捕食します。
今回の写真はいずれも2019年秋に地域の梅林で撮影しました。
撮影者は私一人で、ツツドリの幼鳥は自ら近くに飛んできて来てくれることさえありました。
人間(私)を恐れるより、食べ物(蛾の幼虫)を探すのに集中していたのでしょう。
野鳥撮影のブームで噂が噂を呼び撮影者が増えてからは足が遠のいています。
もう一度、じかにこの目でツツドリを見たい思いは募りますが、
写真だけが目的なら、もうこれまでに撮らせてもらった分だけで十分足りているを思えます。
羽縁が赤みを帯びている幼鳥でした。
~先に4枚掲載の幼鳥の羽縁のいろは白です
この幼鳥も、立派な成鳥になって、今年も日本に里帰りして子孫を増やしたかもしれませんね。
そうであってほしいと切に願います。
ツツドリ(筒鳥)Himalayan Cuckoo 全長約33㎝
カッコウ目カッコウ科カッコウ属
今日も最後まで観て頂きありがとうございました。