冬季に日本で観察できるダイサギ(大鷺)は2つの亜種に区別できるそうです
最もわかりやすい識別点は足の色でしょうか
日本で繁殖し越冬する亜種チュウダイサギ~足は黒い(つけ根のあたりが淡色の個体もいる)
大陸で繁殖し日本に渡って越冬する亜種ダイサギ~足は黄白色
一枚目と二枚目の写真のダイサギは足が真っ黒なので亜種チュウダイサギです
最もわかりやすい識別点は足の色でしょうか
日本で繁殖し越冬する亜種チュウダイサギ~足は黒い(つけ根のあたりが淡色の個体もいる)
大陸で繁殖し日本に渡って越冬する亜種ダイサギ~足は黄白色
一枚目と二枚目の写真のダイサギは足が真っ黒なので亜種チュウダイサギです
※亜種(あしゅ)~同じ種でありながら生息地域の気候や、環境などによって、身体や習性に見られる特色や違いなどで区別した生物分類学上の単位
例えば、インドゾウ、アジアゾウ、アフリカゾウなど
別個体
わずかに見える足の付け根まで黒いのでチュウダイサギ
採食中の一羽 足のつけ根あたりは黄褐色ですが
全体は黒いのでチュウダイサギ
この個体はどうでしょう?
深みで足のつけ根しか見えませんが、一様に黄色いのでダイダイサギと思われます。
こちらの別個体も 足は黄色に見えます。
ダイダイサギの可能性が高そうです。
呼び名の通りダイダイサギの方が体が大きいです。
手前にいる個体は、わずかに見える葦のつけ根は黄色く体が大きいのでダイダイサギのように見えます。
足が黒いのでチュウダイサギ
この個体もつけ根は羽毛に覆われていますが足が黒いのでチュウダイサギ
わかりやすい識別点として、「ダイダイサギのほうが体が大きい」があります。
日本で繁殖し越冬している亜種チュウダイサギ~アオサギと同じくらいかやや小さい
大陸で繁殖し日本で越冬する亜種ダイサギ~アオサギと同じくらいかやや大きい
この識別法は下の写真のようにサギたちが寄り集まっている場合に有効な見分け方です。
周囲の4羽のチュウダイサギに比べ 中央のダイダイサギは明らかに体の大きさも高さも抜きんでています。
ややこしい話なので、目くじらを立てずトリビアとして。
まずは気楽に野鳥観察を楽しみましょう!
ダイサギ(大鷺) Great Egret 全長約80~1040cm
ペリカン目サギ科アオサギ属
アオサギ(青鷺、蒼鷺)Grey heron 全長約90~98㎝
ペリカン目サギ科アオサギ属
※今回の全長は「華麗なる野鳥飛翔図鑑」 文一総合出版のデータを参考にしています。
大阪南港野鳥園のブログに詳しい違いが解説されています。
◆南港野鳥園 ダイダイサギとチュウダイサギ ~大きなサギのややこしいお話
http://www.osaka-nankou-bird-sanctuary.com/o.n.b.s_web/top_cont2/chuudaisagi/chudaisagi.htm
これからも両種の違いがわかるような写真を心がけて撮っていきたいと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました。
こんにちは!
だんだん薄暗くなってきましたね。
もうすぐクリスマス。
楽しみですね。ダイサギにも亜種とかあるんですね!
面白いですね!