
水かきのついた足で器用に高い木に止まるカワウたち。



右のカワウは腰のあたりが白くなって繁殖季の羽色に変わりつつあります。
下の写真のカワウは、首から腹部にかけて白いのでまだ若鳥のようです。

多くの鳥の足の指は四本。第一趾だけ後ろについていて、他の三本は前を向いています。
カワウの水かき(=蹼)は全蹼足(ぜんぼくそく)と呼ばれ、第1趾(後趾)と第2趾との間にも水かきがあります。(カモ類やカモメ類にはない)
第4趾(一番外側の趾)が最も長いのもカワウの特徴とのこと(カモ類やカモメ類は第3趾が最も長い)
そのおかげで、木の枝を包み込むようにして止まれるわけですね。

かなり安定感がありそうです。湾曲した竹の上に止まれるのも納得です。

「向こう岸まで競争~ 」

「おーい!ズルすんなぁ~」
カワウ(川鵜)
木を汚す、枯らしてしまう、と嫌われがちなカワウですが、絶滅寸前にまで数を減らした時代もあったそうですね。
昔から身近な野鳥だったカワウ、人々の暮らしと密接な繋がりを持ってきたようです。
カワウと人の共存を目指して 日本野鳥の会
http://www.wbsj.org/nature/kyozon/kawau/bunken/bunken01.html
カワウは集団でやってきて、
糞害で木を枯らすし、景観もかなり損ないますので、
あまり歓迎したくない鳥ですが、
顔は可愛らしいですね。
どの写真も鮮明できれいですねえ。
カワウの数も増えすぎると、やはり色々と問題も起きるようですね。
最初はかわいげのない鳥だと思っていましたが、何枚も写すうちに親しみがわいてきました。
二度ほど群れで魚を捕まえる場面を見たのですが、漁の腕は一級でした。
鵜飼いに使われるのも納得です。