世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

私と華原朋美について

2007年04月10日 23時34分27秒 | Weblog
昨夜、NHKスペシャルで松田聖子のドキュメンタリー番組が放送されていた。
「女性の社会進出の始まりという時代背景と、その最中、産後もアイドルを続けている松田聖子」をテーマにした、なんともNHKらしい番組であった。
番組は30代女性を中心としたファンにも着眼。
会社経営者、シングルマザー、…「女性の社会進出」の先駆者ともいうべき様々な女性が松田聖子への思いを熱く述べていた。
私は松田聖子について、あまり詳しく知らない。
唯一、熟知しているのは「kimono beat」という曲。
愛しの小室哲哉さまが楽曲を提供した名曲である。

さて、昨夜の番組。
松田聖子は45歳とは思えぬほど綺麗だった。肌など、ぷるんぷるんしているんである。

仕事も恋も結婚も出産も、全て思うがままやる!やり抜く!という彼女の生き方は、物凄くエネルギーがいったことだと思う。
ママドルという、前例がないことをして、女性週刊誌に色々書かれたこともあったらしい。しかし、そんなバッシングなんか気にしなかった(気にしていないように見せてきた)姿は、感動すら覚える。

多くの30代女性が松田聖子の生き方に自分を重ね、明日への道しるべにすることに、ファンではない私も納得してしまった。

松田聖子ファンである彼女達と同じように、私にも道しるべとなる歌手がいる。

華原朋美である。

歌手としてのキャリアやファンの人数的規模、社会への影響力など、到底松田聖子には及ばないであろうが、でも、私は華原朋美が好きである。

何が好きって…そのことについては、散々このブログで述べてきた。

シンデレラストーリー→どん底→活動停止→全米デビューという、めまぐるしい人生を歩みつつもひたむきに前を見続けている華原朋美。
超氷河期真っ只中での就職活動も、入社後の辛かったことも、私は華原朋美の歌を歌うことで凌いできたと思う。歌だけでなく、あの前向きさにも勇気付けられてきた。

近年では、10年ぐらい前のようなサイボーグ的というか「アイドルとしての完璧な商品」という華原朋美ではなく、人間らしい華原朋美を見ることが出来る。
しかし、独特の可愛さは変わらない。

去年、何かのインタビュー番組で、彼女の一人称が「朋ちゃん」から「私」になっていた。
彼女は自分の置かれている状況をちゃんと分かっている人なんだ、ファンをやっていて良かったと思えた。

自分というものをじっくりと模索し、それを信じてみる。

信じてみた自分らしさを活かしながら、時には柔軟性を持ち、ゆっくりとした足取りで確かに進む華原朋美の足音は、日々の私の励みである。

昨日の番組に出ていた松田聖子ファンがいまだ聖子ちゃんカット風にサイドの髪を流しているように、私の髪型もいまだ横分けストレートなロングヘアである(華原朋美はよく髪型を変えるが、彼女の全盛期の頃の髪型が横分けストレートロングヘア…だった気がする)。

私は当分、この髪型を変えるつもりはない。

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