世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

朝の香り

2007年04月12日 22時03分23秒 | Weblog
昨日は結局、そのまま寝てしまった(携帯からブログ更新)。
不眠症の私にとって、マイスリーを飲まなくても訪れる眠気とは、神の存在に等しい。
そんな神々しい眠気に逆らうことなく、コンタクトだけ外して睡眠。

今朝は早起きして朝風呂に入浴。

その昔。
飲み会から帰宅した父は、よく茶の間で寝てしまっていた。
翌朝、入浴したあと、全裸にタオルを巻き付けた姿で、煙草を吸い、そしてその日の会議の資料を作成していた。

「おはよう、パパ」
挨拶しようと書斎のドアを開けた途端に、煙草と風呂上りのオーディーコロンの香りが鼻孔をかすめる。

幼心に残る父は、いつもあの香りがする。

実家を離れた私。
当時より忙しくなくなった父。

もう、あの朝の香りを味わう機会はないだろう。

その代わり、アルコールによって引き起こされる睡魔の心地良さや、朝風呂の後の一服の美味しさとか、当時分かり得なかったことを知った。今なら父の気持ちが分かる。

大人になることは、満更でもない。

でも、やはり化粧したままの睡眠は良くないみたい。
肌が砂漠化してしまった…。

大人は良いけど、オバサン化はちょっと勘弁(切実)。
コメント (2)