世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

2007年の若葉の季節

2007年04月26日 22時49分31秒 | Weblog
会社近辺にプチ外出。

桜の木は薄紅色からみずみずしい緑に変わっていた。
日差しもだいぶ高くなり、影の色が一層濃くなったと思う。

しかし、そんな清々しさも長続きはしない。先方の致命的ミスにより、再び出かけることになってしまった。

ようやく帰社し、薄暗い階段をトボトボ登る。
あー疲れた。

明るいところから暗いところに移動すると、マックロクロスケが出る。
チカチカ…。
…って、よく見たら部長だった。

「どこ行っていたんですかぁ~?」

猜疑心満々の口っぷりで言われた。

こはいかに。
もしやアメリカンジョークだろうか?

たった数回の飲み会で、私のイメージはもうすっかりと彼に定着したもよう。しかも、間違ったカタチで。
おそるべしっ、酒のチカラ。


「〇〇の件で〇〇〇に行ってました。いや、ホントに」

アメリカンジョークにそう弁解(?)しておいたが、きっとまた無駄なことをしてるって思ってるんだろうなぁ…。

「フフフ」
ニヒルに笑って彼は去っていった。


彼がウチの部署に来てから一ヶ月。

初めは緊張の連続。
「むりぽ」状態が続いていたが、最近はそうでもない。
上記のように「私の仕事、無駄なことと思われているんでは…」という不安は幾ばかりかはあるけれど。
しかし、彼は前任者のように「結婚しろ!子を産め!自炊しろ!男と付き合え(でも不純異性交遊は禁止)!」ビームを放出してこない。

私の人生なのに、どうしてそんなふうに束縛されなければならないんだろうか?…前任者に対してはいつもそんな想いが根底にあった。今思えば私にとって、それはかなり大きめのストレスだった。

部長交代で以前より、遥かに居心地が良い職場になった。

色々なことが劇的に変わったこの季節。
私はこの先、2007年の若葉の季節を忘れないだろう。

そんな気がする。


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