世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ふるさとの秋

2010年11月21日 22時50分17秒 | Weblog
母ヨーコたんが、吉熊の為に、赤いズボンと青い帽子を編んでくれた。
よかったね、吉熊。似合ってるよ。


午前中、押入れの中のアルバムをチラ見。
30年前の私。
この魚のぬいぐるみといつも一緒だった。


弟が幼少時代に愛用していたおもちゃ。
ウルトラマンの登場人物だろうか。



昼過ぎに、両親と真岡の井頭公園に行った。
池を取り囲むように樹木が立ち並ぶ、この辺りの憩いスポットだ。
クマパパは風邪を引いたらしいので、車内でお留守番。

天気が良かったので、赤や黄色の紅葉が輝いていて綺麗だった。
幼少の頃は、紅葉を見ても正直何も感じなかった。「ただの枯葉じゃん」みたいな。歳を重ねたからだろうか、今はこのような四季折々の自然の様子にいちいち感動している。歳を取るのも満更悪いことばかりではない。落ち葉で敷き詰められた地面を歩くと、秋の匂いと音がする。














自宅から持参したパンを池の鴨や鯉に与えるのが我が家の風習。
投げ入れたパンに群がる彼らを見ながら、ちょっとした征服欲を満たすのである。
水面に浮かぶパンを食べようと必死な鯉の形相がこれまたスゴい。
口をフガフガさせて、目はイッちゃってる!

鴨は比較的優雅に食事していた。






北側の池は暗黒の池と化していた。枯れた木々にたくさんの鳥が羽を休ませている。まるでヒッチコックの「鳥」みたい。いつ見ても不気味である。でも、いつもここには立派な三脚のカメラでシャッターチャンスを待っている人がいる。撮影スポットなのかもしれない。



ハナミズキの実。
血赤珊瑚のような色。



母ヨーコたんもデジカメを持っている。二人で写真の腕を競いながら紅葉を観ていたら、あっという間に池を一周。




帰宅前に寄ったスーパーマーケットかましんからの夕日。


この夕日がかった淡い青空が好き。
よく西洋の絵画に見られるような。
あんな色合い。


アルベルト・カイプ『釣り師と牛のいる風景』


夕御飯はベルステーキにて。
久々にマクドナルドと西友の惣菜以外の肉をがっつりと食べた。
ベルステーキは宮ステーキの系列。宮のタレで育った私としては、この味は餃子に次ぐ第2のソウルフードである。美味しかった♪



19時47分発の快速ラビット号で帰京。
一泊二日の楽しい小旅行だった。
いつもあたたかく持成してくれる母ヨーコたんとクマパパにはいつも感謝している。
ありがとうございました!


明日、会社に行けばまた明後日は休み。
素晴らしい!

帰省

2010年11月20日 21時17分25秒 | Weblog
毎月帰省する私に母ヨーコたんが、
「帰ってくるのはせめて2ヶ月に1度にして頂戴」
と言ったのは9月だ。
先月帰省したので、11月は帰省しないつもりで休日のプランニングをしていた。
しかし、一昨日、なぜだか「帰省許可」が下りたので、いざ雀宮へ。
東京から2時間弱の小旅行。
吉熊、ヨーコたんの手編みの帽子とマフラーと靴を着用。


17時前に雀宮駅に到着。
駅前から見える鉄塔。
これを見ると「ああ、雀宮に帰ってきた」と実感する。
いわば、雀宮のシンボル。


両親は相変わらず元気だった。
夕ご飯は、しょっつる鍋。
寒い日は鍋に限る。




夕食後、両親と昔のホームビデオを鑑賞した。
25年ぐらい前の映像。
つくば博、七五三、ピアノの発表会のイベント。
ひどく懐かしい。

こうやって大きくなったんだな、自分。

負け犬の護身術

2010年11月20日 11時21分16秒 | Weblog
元同期の子が首都圏に家を建てたらしい。
彼女も店→本社組だったので一緒にお昼ご飯を食べていた。
彼女はものすごく倹約をしていた。
なぜかなと思っていたら、大学院に行く費用を貯めていたとのこと。
数年後、大学院に受かり、会社を辞め、晴れて高校教師になった。
いつの間にか結婚し、出産し、家を建てたらしい。

昨日、彼女と仲が良かったパートさん(中年女性)にその近況を教えてもらった。
パートさんは、彼女の件を逐一私に報告してくる。
報告してくれることはありがたいのだが、最後に必ず
「あなたも早く行きなさいよ」
と言う。
私の周囲でそのようなことを言う人は、彼女以外、淘汰された。
親や親戚でさえも言わない。
強烈に結婚を推奨してくるのは、私の周囲では彼女だけだ。

長年、一人暮らしをしてきた私は、きっと他人との生活が耐えられないだろう。
そもそも私は自分のことかクマにしか興味がない。
そんな油のような私に向かって「早く水になれ」って言っているも同然のことに、いちいち突っかかっていても時間の無駄だ。彼女のような結婚原理教徒には何を言っても心が交わらないので、私はあいまいに笑って無視することにしている。
これは、平穏な生活を恒常的に送るために、私が独自で習得した負け犬の護身術である。

今後の課題は、その術に磨きをかけることだ。

揺らがない自分。
頑張れ。


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きらきら金曜日☆

2010年11月19日 23時32分50秒 | Weblog
やっとこさ金曜日。明日、明後日は休み!嬉しい~。
globeの歌「Precious Memories」で、「週末ばかりが気になって」という下りがある。私はそんな大人にはなるまいと思っていたのだが、どうやらそうなってしまったっぽい。いや、平日も気にはなっているのだけれども。週末の楽しみの比ではない。仕事していると、魂が会社に吸い込まれているような気がする。土日に本来の自分へと回帰するというか。まあそんな感じ。


今週の会社の花は、ピンクの薔薇だった。ロビーを通過する度に見とれてしまうほど愛らしかった。来週はどんな花が飾られるのかな。販売管理費の予算を作成しているとき、消耗品の花代が消されないように密かに祈っている。



一週間、会社を休んでいたパートさんが今日出社。実家のある鹿児島に戻っていたらしい。「かすたどん」というお土産をいただいた。宮城県の銘菓「萩の月」みたいな味がした。宇都宮にもこれに似たお菓子がある。蛸屋の「みかもの月」だ。どれも好きなお菓子。う~ん、幸せ♪



会社帰りに100円ショップに寄る。目当てはツボを押す棒。ここ最近、寝る前に足裏のツボを揉むのが習慣になっている。押して痛い部分、それはそことリンクする内蔵が弱っていることを示すらしい。私の場合、胃と肺の部分が痛い。ちょっと揉むだけでものたうち回りそうになる。なんて素直な体なんだろう。

足のツボを左右片方ずつ5分ぐらいかけて揉と次第に体がポカポカしてくる。足ツボマッサージを始めて、睡眠の質が向上した気がする。早朝覚醒なっしんぐ。
ただ、私の爪は長いのでツボ押しには向いていない(その他の日常生活においても支障がたくさんある、長い爪)。親指の第一関節を反らせながら揉むんだが、揉んでいる最中に爪が折れそうで怖い。それでマッサージ棒の購入に至った。店には多種多用なマッサージグッズが販売されていた。需要があるようだ。

私はこれにした。


買ったときは気づかなかったんだが、これ、よく見ると卑猥だよなー。形状とか。
32歳独身女性の部屋にこれがあったら、やって来た友達は絶対に顔を赤らめるに違いない。
で、「…やっぱり」だなんて思われたあかつきにゃ、私はどうしたらよいのだろう。
いやだわ、いやだわー。
そんな妄想にニヤニヤしながら、早速、風呂上がりに使用してみた。
ええ、足裏に。

これは気持ちいい~。100円でこんな快楽が得られるなんて!ヒデキカンゲキ!
暫くは、足裏マッサージのツボにはまりそう。

一週間、お疲れさまでした!
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ボジョレー・ヌーヴォー 2010

2010年11月18日 21時05分21秒 | Weblog
今年もボジョレー・ヌーヴォーの波に乗る。
普段ワインなんて滅多に飲まないのに。
「あんなのバブルの遺産だよ」
「ワインの味なんて知らない癖に」
と囁かれようが、飲んでしまう。
私が子供の頃、ボジョレー・ヌーヴォーが空港に到着する様をよくニュースで見たものだ。
子供心に「あれ、飲んでみたい」と思った。
バブル時代を味わえなかったので、大人になった今、せめてあの時代を味わってみたいと思う。


価格競争が激しいボジョレー・ヌーヴォー。
どれどれって、今年は西友のボジョレー・ヌーヴォーを購入してみた。

《西友HPより》
11月18日(木)に解禁されるフランス産赤ワインの新酒ボジョレー・ヌーヴォーの販売にあたり、西友では、今年、フランス有数のワイン会社であるグランシェド・フランス社製のものを直輸入します。販売するのは、昨年同様、瓶とペットボトルで提供するボジョレー・ヌーヴォー、ボジョレー地区の中でも、より限定されたエリアで生産されたボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー、最近話題のロゼワインで楽しめるボジョレー・ヌーヴォー ロゼの4種類です。いずれも、ウォルマート傘下の英国・アズダ社のワイン責任者で、世界最高峰のワインの資格とされるマスター・オブ・ワインでもあるフィリッパ・カールが自ら産地に出向き、西友のためだけにブレンドしたもので、低価格で高いクオリティを実現しました。


本当はロゼにしたかったのだが、大きいので断念。
赤ワインにした。
ペットボトルなので、帰るときに軽くて良かった。
しかも不器用な私はコルクが開けられないので、この捻るだけの蓋は大変助かる。
押すと「ぺにょ」っと引っ込むボトル。
自分がマジシャンになった気分になる。


帰宅後、カマンベールチーズと共にいただく。
ワイングラスは大学の謝恩会のビンゴで当てたもの。
なんだかんだで10年間使用。

いっただきま~す!!
美味しい~~~~!
例年、ボジョレー・ヌーヴォーはグラス一杯目で「もういいや」ってなるのに、今年はぐいぐいいけちゃう。フルーティで舌に乗せるとふわっと酸っぱさが弾ける。


例年通り、ボジョレー・ヌーヴォー→ワイン→川島なお美→ZARD「永遠」…と、KJ法。
年に一度だけ心の中でカラオケする曲。

美味しくて、結局、750ミリリットル、全部飲んでしまった。
吉熊も満足しているもよう。

今頃、ふらふらしてきた。
明日も仕事なのに…。

来年も、ボジョレー・ヌーヴォーを味わえますように。


今日の昼休みは会社に隣接する公園に日光浴に行った。
イチョウは黄金色になっていて、青空と見事にコラボしていた。


花壇の花もとても綺麗。


秋は楽しい事がいっぱいだにゃ。

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α波

2010年11月17日 22時08分53秒 | Weblog
午後から社長スピーチを文面化する。
先日の決算説明会のものである。
社長スピーチのデータを後輩男子タイスケくんに「ください」と依頼した。
横で聞いていた吉熊上司に、
「社長の話、ちゃんとメモを取りながら聞いていたんだろうな?まさか、後ろの席で、ぼ~っとしていなかったよな?」
と尋問される。ぎく!

「ちゃんとメモを取りながら聞いていましたよ」
と、目を泳がせながら答える私。

「それじゃあ、データはいりませんね」
と、意地悪を言うタイスケくん。

なんていう意地悪な上司と後輩なんだ。
しかもグルってるし。
いつも仲裁に入ってくれる後輩女子Cちゃんは呆れて、
「こういうときは聞かないふりをすることにしました~」
などと言う。

もう!

辛うじてデータを入手し、社長の話をイヤホンで聞きながら文字にする。
ね、眠い。
何このα波。
快眠CDとして販売できっかも。


そろそろ年賀状のシーズンだ。
後輩女子Cちゃんと吉熊上司が会社用の年賀状のデザインを吟味していた。
「昨年、京都で撮影した私の十二単姿の写真、使いませんか?」
と提案したのだが、却下された。

じゃあ…って、描いたのがこの絵。
うさぎもち。

これも却下された。
しゅん。
…って、そろそろ自分の年賀状も作成しないとなあ。
LOVE自分年賀状を。


ちょっこし残業し、帰宅。
今日も一日頑張りました☆
アロマ(ラベンダー)の香りに癒されましょう♪


このアロマポットは、他部署の姐さんからの誕生日プレゼント。
桜の柄が可愛い。


おめでとう!!はやぶさ!!

2010年11月16日 23時33分51秒 | Weblog
「はやぶさ」の奇跡、研究者もガッツポーズ‎
(2010年11月16日14時05分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101116-OYT1T00551.htm

欠片はイトカワのものだと断定!!
昼過ぎにこのニュースを知り、嬉しくって心が震えてしまった。
よくやったね!おめでとう!って。

あんなに遠い星に行って、星の欠片を採取して、帰還する…それってやっぱり凄い事だと思う。
持ってきたのは0・001ミリ以下の小さな星の欠片だが、私には未来への大きな夢や希望に思えて仕方がない。
宇宙科学の分野に携わっていない私だが、何かの折に、きっとあの星が人生の道しるべの灯になってくれると感じている。
はやぶさが飛んだ時代、…2010年の日本に生きていて本当に良かった。

今夜は飲んだ!!
祝杯~!



相模原にて、はやぶさのカプセルが公開されたとき。
炎天下の中、3時間ほど並んだ。
並んでいる間、はやぶさについて熱く語れたあの世代を超えた「仲間」も、きっとどこかで、このニュースを喜んでいるのだろう。
お互い名乗らず、挨拶もそこそこにして別れてしまったが、はやぶさを通して繋がってる。
そう、信じている。

何度観ても泣ける動画。
今年一番聴いた曲かも。
SHO(キセノンp)さん、歌、うますぎ~!!

【自分で】はやぶさ【歌ってみた】





セカンドなんちゃら

2010年11月16日 23時30分18秒 | Weblog
定時後、吉熊上司と後輩男子タイスケくんと後輩女子Cちゃんと喋った。
毎週火曜22時からNHKでとんでもないドラマが放送されている。
そのことについて。

吉熊上司がこのドラマを観ていることが判明。
私も観ている。真剣に観賞していたのではなく、ネットをしながら。なんとなく。

後輩男女はこのドラマの存在を知らない。
ドラマの名前を教えたかったのだが、どうしても題名を口に出すのが憚られた。
だって。
だって。
セカンドバージン」だよ?
聖なる場所・職場にて「バージン」と発言するなんて、チキンな私にはできない(←でもブログには記載できるらしい)。

「セ…セカンド…セカンドなんちゃら」
と、ごにょごにょ口ごもっていたら、余計に卑猥だと吉熊上司に指摘された。

「じゃあ、今夜10時から、皆さん一斉に観ましょう」
という話になった。

今夜、真剣に観賞。

すげーよ。
平日の昼ドラみたいにドロドロしている。
出版業界では名の知れた辣腕プロデューサー役の鈴木京香は隣人の殿方とデキてしまう。
深田恭子はスイーツ(笑)炸裂な妻を演じている。
旦那と隣人の関係を知ってしまった深田恭子の嫉妬による奇行が、来週の見どころになるっぽい。

もうね、お決まりの官能シーンもNHKのK点を超越してっから!!
接吻シーンなんて、互いの唇から糸が伸びそうだから!!


てか、後輩男女は共に新婚さん。
こんなドラマを観て、大丈夫なのだろうか。

明日、感想を述べあおう。



理想と現実

2010年11月15日 23時01分52秒 | Weblog
パートさんが不在でその分の業務を補うべく、朝からパタパタ。やっと落ち着いたところで、10月分の経費データの加工と経費分析を行う。ちょっこし残業。
今、我が部署では産休に入っている人が二人いる。その内一人の細々とした仕事が何故だかすべて私に直撃することを知ったのは数ヵ月前だ。ずっと黙って耐えてきたけれど、ミルクレープの層のように一枚一枚が軽い仕事でも溜まり溜まると発狂したくなるぐらいに重荷である。誰を恨もうともできず。鬱憤は溜まるばかりである。お金をもらうって大変だ…。


そんな私の楽しみは仕事帰りに喫茶店での一服兼読書。
一日の鬱憤を煙と共に吐き出す。嗚呼、至福のひととき~。



帰宅してからは、すぐにネットを立ち上げて、サンシャイン牧場の手入れ。
そしてYouTubeで思い出に浸る。

昔から化粧品のCMが好きだった。
一番好きなCMはオッペン化粧品のCM。
初恋を思い出し、自分の肌を撫でまわしてニヤニヤするアレ。
菅野美穂が出ていた。
遊佐未森の歌「東京の空の下」も良い。
何かが心の琴線に触れる。泣ける。
【CM 1992】OPPEN セルデュア 菅野美穂 ♪遊佐未森 30秒




今日は、YouTubeで動画を見ながら、かつて愛用してきた化粧品を思い出した。

色気付いた高校時代、資生堂の「オプチューン」に憧れていた。これを持つのがステイタスであった。CMの女性のように、私も将来、こんなOLになるのかなあ…と淡い期待を胸に抱いていた。
資生堂 オプチューン オイルコントロールパクト 満員電車編 1995



大学に入学し、バイトを始め、小金を手に入れるようになった。KOSEの「ルシェリ」の松雪泰子に惹かれ、ファンデーションはこれにした。
KOSE ルシェリ うるおい水入りファンデーション 保阪 松雪 15" 1994


ヌメヌメした感触が保湿を促していて、これさえ使っていれば松雪泰子になれっかも!と期待しなから使用していた。でも高価なのでちびちびと使用。大した用事のない日用のファンデーションは、セザンヌにしていた。ルシェリよりも遥かに安価なセザンヌのファンデーション。たしかコンパクト込みで480円ぐらい。周囲の人からはセザンヌを使用している時の方が肌が綺麗と言われ、ちょっと落ち込んだりもした。


その頃、華原朋美がKaneboの「レヴュー」で華々しくCMに出ていた。
「ナツ、ハダ、ヒカル」、「小さい顔、キマる」というコピーだったと記憶している。
華原朋美カネボウREVUEのCM


朋ちゃん、可愛い~!と、激しく惹かれたが、でもファンデーションを変えるということは、コンパクトも買い替えなければならないことを意味している(メーカーによって大きさが違うから)。それが億劫だったし、無駄な費用に思われた。つい期を逃して、まごついている内に、世間は資生堂の「プラウディア」が流行り始めた。まんまと資生堂の策略にはまり、そしてバイト先のお客さんで凄く肌が美しい人が「私は資生堂しか使わない」と言っていたのを鵜呑みにし、以後、私は8年ぐらいプラウディア信者になる。

数年前からは資生堂の「マキアージュ」を愛用。
やはりCMの影響が大きい。
「この世のハルがきた」
というコピーと軽やかな音楽。んでもって、綺麗な同年代の女性がきゃぴきゃぴしているあのCMだ。
これさえ使用していれば、私だって…と思わされた。
SHISEIDO CM


私が単純なのか、CMプロデューサーが秀逸なのか。
んで、いまだもって、きゃぴきゃぴしていない。

会社帰りの一服とサン牧とYouTubeが楽しみという、なんかもう疲れ果てたOLの姿が、雨が打ち付ける喫茶店の窓にちらついているのは気のせいか。


「東大寺大仏―天平の至宝―」

2010年11月14日 21時47分26秒 | Weblog
私が通っていた幼稚園はバリバリの仏教系幼稚園だった。春まつりでは、庭に設置されたお釈迦様に甘茶を掛けるイベントが開催されていた。余談だが、ミワちゃんという悪戯な子が、先生たちの目を盗んでお釈迦様に掛けるべき甘茶を柄杓に口をつけて飲んだのを私は記憶している。ミワちゃんは明るくて利発な子であったからに園長先生に好かれていた。なのであのときバレても怒られなかった。私なんか普通に生きていても園長先生に「ボケナス!!」と罵られたのに。(←忘れない)
園長先生は実家の近くに住んでいる。たまに遭遇するときは大人の対応をする私だが、内心は腸が煮えくりがえるほどの嫌悪感を抱いている。そんなこんなで、幼稚園は嫌いだった。あんなにつまらなかった時代は二度と生きたくない。


前置きが長くなった。

今日は国立博物館へ行き「東大寺大仏 天平の至宝」を見てきた。





あの甘茶を浴びるお釈迦さま「誕生釈迦仏立像及び灌仏盤」の本物を見に行くのが目的。
あれ、激マジ可愛い。ぎゅーっと抱き締めたい。あの優しげな表情を観ていると時間が経つのを忘れる。
灌仏盤の外側には麒麟などが描かれていた。繊細で素敵だった。
一人ごっつ的に言えば「おっす!」かな。

お釈迦様はお生まれになったときに7歩歩いてこのポーズをとり、「天上天下唯我独尊」って呟いたらしい。


「八角灯籠」
東大寺の前に佇んでいるあれを持ってきちゃった!史上初。よく来たね~。
水煙の模様も綺麗だったが、周囲の天女の表情もこれまた優しげ。



聖武天皇の死後、光明皇后から東大寺に寄進された正倉院宝物も特別に公開されていた。「聖武天皇が愛用したものを手元に置いておくと、天皇を思い出しちゃうから…」というのが理由らしい。泣ける。泣けるよ。そういうエピソード。
しかも光明皇后はデキた人で、貧困や病気で困った人を助けるために、悲田院や施薬院を作って福祉にも力を注いだ。正倉院に皇后が納めた漢方薬「桂心」が展示されていた。「必要な人がいたら使ってください」と納められた桂心は、100年後には納められたときの10分の1しか残っていなかったらしい。桂心は、シナモンの一種で胃痛や熱を取る漢方薬らしい。



「縹縷」
大仏開眼供養会の時、大仏の目に瞳を描く筆をつなぎ、聖武天皇や光明皇后ほか参集した人々が握って縁を結んだ紐。大仏開眼の喜びが紐から伝わってきそう。




「五劫思惟阿弥陀如来像」
この前に来る人は、皆、一瞬ニヤニヤする。大きな頭。五劫という長い間、考えていたら、こんな髪型になってしまったらしい。私よりボンバヘッドの人って初めて見た。長い間考えていた割には顔は老けていないのが不思議。童顔で可愛い。



「体感!バーチャル大仏」
12分間の上映。2回観た。
超精細映像で大仏をリアルに再現。自分が大仏殿に紛れ込んだ鳥になった錯覚に陥る。その視点で大仏の胸元や背後まで近くで見ることができる。冒頭シーンでは無数の星が散らばって、まるではやぶさの映画「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」かと思ってしまった。
聖武天皇と光明皇后の「植物も動物もこの世に生きるものはすべてお互い協力して助け合いながら共存共栄をはかるべき」という大仏に込められた思想が十分に伝わってきた。



大仏の手の配置は施無畏印という。右手は「恐れるな」、左手は「あなたの願いを聞きましょう」という意味を表しているらしい。
ロビーにあった大仏の手のレプリカ。あまりの大きさに、吉熊、びっくり。



遥か昔。
奈良時代に生まれた思想が今も息づいていて、展示物の一つ一つに込められていたような気がした。
見応えがあった。満足。そしておススメ。

幼稚園の園長先生が、慈悲深い光明皇后みたいな人だったらよかったのになあ。


余談で、超個人的なことなのだが。
私が光明皇后のことを考えるとき、必ず篠原涼子の「Lady Generation」が脳内に流れる。
慈悲深く力強い女性=「Lady Generation」の歌詞に出てくる女性を彷彿とさせるのである。
光明皇后→「Lady Generation」を結びつける人なんて、世界中探しても私だけなんじゃないだろうか。

今日出会った素敵な歌。
会津八一が奈良の大仏を詠んだもの。

おほらかに もろてのゆびを ひらかせて おほきほとけは あまたらしたり
(大らかに両手の指をお開きになって、大いなる仏は天空に満ちていらっしゃいます)



博物館の庭も散策。
ここは年に2度しか公開されない。
紅葉が綺麗だった。
点在する茶屋ではいずれもお茶会が開催されていて、着物姿の女性を見かけた。


夜の博物館はライトアップされていて幻想的。



奈良の文化に触れ、心がほんのりと温かくなった。
明日からまた仕事!

がんばるん。
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だらだら…→シャッキーン☆

2010年11月13日 23時33分37秒 | Weblog
夕方までだらだら過ごす。寝る→ネット→寝る→ネット→食べる→喫煙…。
昨日もらってきた高島屋のカタログを見る。
今年のクリスマス・コフレはどうしよう。
またエスティローダーかなあ。


NHKの「土曜スタジオパーク」を観た。今日のゲストは柳沢慎吾。この人、面白い。私は、よく状況を説明するときに「面倒臭い」と思ってつい黙りこんでしまう。柳沢さんはどんな状況を説明できるし、ユーモラスに語れる。スゴい。あれは素晴らしい才能だと思う。テレビを観ながらずっと笑いっぱなしだなんて久しぶり。笑いすぎて呼吸困難になってしまった。

彼が出ている朝ドラ「てっぱん」は、尾道がロケに使用されている。今日の土スタでも、尾道の様子がちらりほらりと出ていて、もう尾道禁断症状が悪化。帰りたい…。細い路地、遥か彼方にある空に溶け込むような瀬戸内海の島々、昼寝をしている猫、小さい神社、…帰りたい。尾道に思いを馳せ、そしてまただらだら。





夕方から図書館へ行く。
このままだらだらしててもアレなので、シャッキーン☆モードに切り替えた。
私の行きつけの図書館はホームレスの数が多くて有名らしい。そんなに遭遇したことはないのだが。ただ隣接する公園には大人数のホームレスが住んでいて、酒盛りをしている。たまに政治を熱く語っている。

図書館で勉強をし、飽きると本棚を徘徊。税金を払っているんだから、利用しないと損。



ずっと鼻風邪が抜けなかったのだが、一日ゆっくりできたので完治したもよう。
明日はお出掛けしよう。




柳沢慎吾 火曜サスペンス甲子園


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箱入りOLの外出

2010年11月12日 23時41分33秒 | Weblog
決算発表説明会(第2四半期決算)の為、日本橋へ行く。
午前中に開催される為、朝、会場へ直行。
会場入りする前に見た証券会社の掲示板。
日経平均株価は下げていた。



途中、後輩男子タイスケくんと後輩女子Cちゃんに遭遇。
タイスケくんは音楽が好き。
今朝も会ったときに、イヤホンをしていた。
「何聴いていたの?」
と尋ねたら、
「『慎吾ママの学園天国 』です。おっは~♪」
とのこと。
このタイミングでどうして!?
さすが不思議青年タイスケくん。
マニアックな洋楽しか聴かないと思っていたのに。
それにしても懐かしすぎ!
(帰宅後、こっそりyoutubeで聴きまくっていた。)


会場入りをし、コンサルの女性たちと会場設営に勤しみながら、社長や●●●ィ~(部長)、吉熊上司などのお偉いさんたちが車で来るのを待つ。
彼らの到着後、アナリストやファンドマネージャーたちがゾロゾロとお見えになる。
いずれも凄くセレブ。
「年収2千万円で、港区のマンションに住んでいますが、何か?」
みたいな。

そういえば、コンサルの担当者は私が総務に来てからずっと変わっていない。
すらっとしたスレンダーな美人で、頭脳明晰。
私はずっと彼女に憧憬の念を抱いている。
今朝も彼女に挨拶をするとき、ちょっとドキドキしてしまった。


まずは吉熊上司の決算の概況の説明。
プロジェクターを使用。画像の切り替えはCちゃんの役目。
二人のアイコンタクトによるセレブレーションが展開。
続いて社長による業界や会社の動向の説明。
このときの社長が一番かっこいいと思う。
アナリストからの鋭い説明にも巧く返答していた。

高島屋で昼食を取り、帰社。
たまった書類を処理したかったのだが、昨日のラッピングが少し残っているのでそちらを優先。
また、各部へ書類を渡しに行ったりしていたら、あっという間に夜。
稟議書の受付を終えた後、一服。
濃密な一日が終了した。

たまに都心への外出も良い。
リフレッシュになる。
いつもは箱入り娘ならぬ「箱入りOL」だから…。




街はクリスマス色を奏で始めていた。
ちなみに今年の私のクリスマス・イヴの予定は、恐らく心療内科受診になるもよう。
3年連続!!


高島屋のウィンドーにはシャタイフのクマさんが!
可愛い!!



「Hallelujah」

2010年11月11日 22時29分13秒 | Weblog
学生時代の合唱コンクールの曲、覚えてます?

http://career.cobs.jp/level1/yoko/2010/11/post_772.html

そりゃ、覚えているよ。
一生忘れない。
特に中学2年生のときの自由曲。
クラスの大半は「遠い日の歌」を歌いたがっていたにもかかわらず、担任ツネヲの好みでヘンデルの「Hallelujah」を歌うことになった。
他のクラスは無難な曲なのに、うちのクラスだけ異色だった。歌詞が英語だったし。
私はソプラノを担当したのだが、なんか、あれ、超音波みたいな声を要求されるのな。
難しかったのを覚えている。
各パートに分かれて、毎日、地道に練習した。

合唱コンクールはいつも7月に設定されていた。
夏服への衣替え、期末テスト、…そんなものに紛れて行われていた合唱コンクール。
思いだすときは、いつも初夏の匂いがする。

我々の代は大人しくて素直な子が多かったので、毎日、男子も女子も残って合唱コンクールの練習をしていた。
なんせ11クラスもあった学年だったので、狭い校内で練習場所を確保するのが大変だった。
関東平野を見渡せる屋上での練習とか、やけにテンションが上がった。


結果は…どうだったっけ。


母ヨーコたんも高校時代、「Hallelujah」を歌ったそうだ。
たまに二人でカラオケに行くと、「Hallelujah」を合唱する。
不思議なことに、二人共、音程や歌詞を覚えている。

今更ながら、ツネヲに感謝である。

Handel - Hallelujah - Messiah


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新鮮な楽しさ

2010年11月11日 22時17分53秒 | Weblog
昨夜は久々にじっくりと眠れた。睡眠の満足度が高く、目覚めが良かった。暫くはマイスリーの量をこれ(5ミリ×1と半分)でいこうと思う。

今日は一日中、個室に隠りっきりだった。
商品が大量に売れたので、その包装を依頼されたのである。
他部署の女子7人と作業をした。
個室で女子の集団となると、もうね、その場は座談会状態。
「最近の新卒ってどうよ?」
「今の内線、〇〇さんからだった。『頑張ってね』の一言もなく、電話を切りやがった。最悪ぅー」
ってな具合。言いたい放題。

包装は苦手だ。販売員時代、家で何度も練習した。今日はそんなことを言っていられないほど大量の包装をしなければならなかったので、お話をしつつも、真剣に頑張った。最初に箱と包装紙を正確な位置に置けば、さほど難しくないことを学んだ。ひたすら包装していたら、あっという間に日暮れの時間。最後の方なんて、皆、トランス状態に陥っていた。変なアドレナリンが出ていたと思う。
なんとか今日一日の目標をクリアでき、皆で喜びあった。

目を閉じると、当社の包装紙の柄が残像として目に浮かぶ…。
今宵、夢に出てきそう。

●●●ィ~(部長)と担当マネージャーから差し入れをいただいた。
我々の機嫌を取るのに必死と見た。

差し入れのクリスピー・クリーム・ドーナツ。
自宅に持ち帰り、吉熊と食した。

依頼されたときは「げ~」と思ったが、新鮮な楽しさがあった。

ええじゃないか

2010年11月10日 23時07分18秒 | Weblog
心療内科デー。

今日の待ち時間は1時間。まあまあ。
今日のクマ医師は若干冷たい風に思われた。
前回、採血を拒否ったから怒っているのかしら。
でも、採血、怖いし。痛かったり怖かったりするものは極力避けたい。私が可哀そうじゃん。

来月のクリスマスの販売応援、部内では私だけ行かないことになった。
それはそれで非常に喜ばしい。
しかし、当日、私一人だけ居残るっていうのがまず不安だし、そういう指示をされた私は部長に嫌われているんだろうかという不安もある。

最近、よく眠れていない。
布団に入ってから30分は我慢をし、結局、1時間後にマイスリーを追加する生活が続いている。マイスリーの在庫が乏しくなってきたので、今日は1.5倍の処方にしてもらった。

クマ医師には言わなかったが、先日の採血の打診がいけなかったように思う。
今後の長い人生。恐らく、嫌だと思いながらも私は採血することがあると思う。
鋭く光る針が我が皮膚に刺さったときの痛さを想像したり、あわよくば、腕の神経を傷つけられて痺れが残ったらどうしよう…などという不安でドキドキして脂汗が出てきてしまう。アルコールを含んだ脱脂綿の感触や臭いを想像しただけで、もうだめ。眠れない。先述の不安要因も合わせると、頭は疲れて朦朧としているのに、目は冴え冴えとしてしまう。

ああ。
なんだかなあ。

「販売応援に行かなくて済んで良かったと思いましょう。あなたにとって行かないことが良いのならば良いじゃないですか」
とクマ医師。
ええじゃないか、ええじゃないか~って…幕末の民衆運動かよ!

まあ、そうなんだけれども。

薬局で薬を処方してもらい、急いで帰宅。
昨夜、退院したDELL君の設定をしに、業者さんが来てくれることになっている。
深夜に殿方がこの部屋に来るなんて、10年前、テレビを届けに来てくれた従兄弟以来、初めてである。超ドキドキ。

電話をしたら、先日のエンジニアさん(元ドリカムの西川隆宏似)は、10分で参上した。
2分で設定終了。
「また何かありましたらご連絡ください」
とのこと。ありがたい。
パソコンにWindows 7というものも入れてくれた。(最初見たときに「これ、私のパソコンじゃない」と一瞬焦った)

こうして、また快適なネット生活を手に入れた。
ええじゃないか、ええじゃないか~。