ミョウガ

今年の異常気象（高温と空前の日照り）で夏ミョウガは壊滅的です。

屋敷のミョウガも午前中だけ日の当たる場所に生えている秋ミョウガは枯れる寸前になってしまい、

日光が当たらない蔵の後ろの夏ミョウガはまだ元気でしたが、

どちらも枯れないように毎日水やりをしていたので、蔵の後ろで数十個収穫出来ましたが、

以前から頼まれていた京都の姉に送るには不十分

山2か所へ探しに行って、どうにか段ボール箱一杯にして送りました。

天女が送った事を姉に電話しているのを聞くと

「屋敷で採ったけれどまだ箱が空いていたので、おとうさんが山に採りに行って下さいました。」

錆鉄人なら

「今年は日照りでミョウガが全然出ていなくて屋敷だけでは足りないから

裏山と堀池の山を探し回って半日がかりでやっと集めた貴重なミョウガだよ！」

と恩着せがましく言うのですが･･･


「箱が空いていたから」とは･･･天女は立派な人です。


ところで、今日は大根の種蒔きをしたのですが、

屋敷が終わって堀池にも播き終わった所で

「おかあさん、去年移植したミョウガに子が出来ているから見て！」

と自慢して言ったのですが･･･

これは一昨年までは雑草地だった所に生えていたのですが、

そこを畑にする為にタラの芽畑の陰に数株移植していたものでした。

錆鉄人が大事に育てていて、ここの畑に来るたびに水やりをしていた成果です。

何か所かある株のうちの1か所しかミョウガの子は出来ていないのですが、

錆鉄人が他の株に水やりをして、余った水をもう一度子が出来ている株に掛けようとすると･･･

レレッ？子が見当たりません

「おかあさん、ミョウガ採っちゃたの？」

「ハイ」

「株を大きくする為に大事な子だったのに･･･」

と言うと

「ごめんなさい！お父さんが言わなければ知らなかったのに･･･」

見受けたら採ってしまう所はやはり天女です。

自慢して「見て」と言っただけでしたが、

野菜の採取はほとんど天女に任せているので、天女は採れと言われたと思ったのかも知れません。


天女は深刻に反省していましたが、

心配ないよ、来年はきっとたくさん生えて来るから！


何かと楽しいことが毎日ある天女さんちです。