「朝陽」の持つパワー

2011年06月22日 | 雑感 -

日常とは違うサイクルで、スケジュールが動いていると・・・
自分のペースが乱されてしまい、なかなか安穏とした気分になれない。
ただ単に、今の私には、抱えているモノが多すぎるだけだとも思う。
優先順位を決めて、切り捨てたとしても、「やるべきこと」が
たくさんありすぎるとき、思っていたことと違うことをやってしまう。
身体も疲れていることを歴然と感じる。
昨夜も、気がついたら、早くからベッドの中で眠りにおちてしまい・・・
時間の感覚がないまま、意識は頓挫してしまっていた。

しかし、このことも「今朝の朝陽を観るためだったのか」と思うぐらいの、
美しい輝きの“日の出との出会い”が待っていた。
遮光カーテンの隙間から、こぼれおちたオレンジ色の光が、
あまりにも強烈で・・・・
強く、美しい閃光を放つ太陽は、本当に・・・ものすごいパワーを
秘めているものだと、しみじみと思った。


「朝陽は、心にも身体にもよい」とは、よく聞く言葉だが・・・
私の生理的な部分が体感することで、全く同じように共感する。
特に、「朝は感情的な部分が優位にたつ」ようで、
論理的思考よりも(顕著に)「感情が先に立つ」のを感じる。

先日も、ある知人から、朝陽を見て、意味もわからず涙があふれ、
その気持ちが止まらなかった・・・という話を聞いた。
わずか二十歳すぎにして、かなり感受性の強い人だと思ったが、
潜在的な部分に訴えかける強さがあったのだろうと思う。


今日のような強烈で、鮮やかな光を放つ「太陽」というものは、
この地球には“無くてはならない存在”だ。
部屋の中にまで差し込んでくる強い「光」は、自然と目を閉じさせ、
心をからっぽにさせて、ただ“浴びる”だけの体勢にしてしまう・・・。
目をつぶっていても、「そこにある」という感覚が離れず、
自然と気持ちは落ち着いてくる。
朝陽の熱が、ゆっくりと身体全体に広がり、そのぬくもりにも癒される。

ただ、数十分、ぼぉ~っとしていると、朝陽はびっくりするぐらいの
速さで位置を変え、いつの間にやら光の強さも増している。
その感覚と現実が、たまらなく心地よい。

たとえ、ひと時の休息でも、そういう時間が持てることは、
ある意味でシアワセなことだと思う。