一般的に、健康的な木は、コケでおおわれている。
ブナに代表されるように、水分をたくわえた 木や 土壌は、
数百年・数千年という時を経て、美しい造形をつくりだす。
そこには、“ 人間が よごしていない風景 ” が ある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/8f/bdaef191f836e3689019bb443b3b07c4.jpg)
悠久の森
この写真の場所は、 街の中心部から、遠く離れている。
原生林の中に残る 「 数百年前に人間が住んでいた住居跡 」。
300年以上ぐらい前には、人々が自然と共に暮らしていた場所だ。
人の気配がなくなって、長い時間が経ってくると、
豊かな生命力を持つコケやツタ、様々な植物が、 遺跡を
違った景色に いざなっていく。
手前のこんもりした部分は、石を盛り上げた 塀 か 要塞 のような部分だ。
果てしなく長く続いてきた時間が、 “ 自然の造形美 ” を
つくりあげているのだ。