「 悠久の森 」

2013年06月13日 | 環境 -

一般的に、健康的な木は、コケでおおわれている。

ブナに代表されるように、水分をたくわえた 木や 土壌は、
数百年・数千年という時を経て、美しい造形をつくりだす。

そこには、“ 人間が よごしていない風景 ” が ある。





悠久の森

  この写真の場所は、 街の中心部から、遠く離れている。
  原生林の中に残る 「 数百年前に人間が住んでいた住居跡 」。
  300年以上ぐらい前には、人々が自然と共に暮らしていた場所だ。

  人の気配がなくなって、長い時間が経ってくると、
  豊かな生命力を持つコケやツタ、様々な植物が、 遺跡を
  違った景色に いざなっていく。
   手前のこんもりした部分は、石を盛り上げた 塀 か 要塞 のような部分だ。



果てしなく長く続いてきた時間が、 “ 自然の造形美 ” を
つくりあげているのだ。