家では7-8年前から炊飯は二重蓋の土鍋を使ってきた。土鍋も何度か買い替え良し悪しを吟味していた。そして次に行きついたのは羽釜。羽釜は妻の実家で使われていなかったものを譲り受けた。綺麗に磨いてこれで炊飯をするようになって約2年。もはや電気炊飯器も土鍋も出番を失った。土鍋の頃まではワシも炊飯の手順とカンを習得していたのだが羽釜になってからは妻の独壇場。火加減や火を止める見極めが難しいのでやらせてもらえない。
昔(1977)、花登筺原作の「おくどはん」というドラマがあった。京都に嫁いできた浅茅陽子がいびり役の加賀まりこからおくどはんでご飯炊きを命じられる。勝手のわからない浅茅は鉄窯の手入れをせずそのまま飯を炊いてしまう。炊き上がった飯は鉄錆で真っ赤になっていた。加賀まりこしてやったり。当時このシーンを家族で観ていたときワシの母親が米研ぎのシーンで「あっ!」と声をもらし結末を言い当てていたのを思い出す。京女には身にしみる話なのだろう。
昔(1977)、花登筺原作の「おくどはん」というドラマがあった。京都に嫁いできた浅茅陽子がいびり役の加賀まりこからおくどはんでご飯炊きを命じられる。勝手のわからない浅茅は鉄窯の手入れをせずそのまま飯を炊いてしまう。炊き上がった飯は鉄錆で真っ赤になっていた。加賀まりこしてやったり。当時このシーンを家族で観ていたときワシの母親が米研ぎのシーンで「あっ!」と声をもらし結末を言い当てていたのを思い出す。京女には身にしみる話なのだろう。