またまた腕時計を精進してしまた。TOMONY(SEKIKO)のSchool Timeという機種。名前の示す通り子供用の時計として70年代に売られていた。ワシも小学校3年の時に成基学園という学習塾に通っていてバスの時間を見るためにこの時計を買い与えられた。当時の小学生は腕時計が憧れのアイテムであったけれど、それは複雑系のクロノグラフであり、シチズンのツノクロやセイコーのスピードタイマーだった。なので親からこの時計を渡されたときはがっかりしたものだ。約半世紀ぶりに手にするSchool Timeはよく見ると味わい深い。タイムグラファーであたると21,600振動だった。製造工場を表すクレストマークは諏訪、亀戸両工場共通のリボンマーク。ケースを磨いて内部の機械を清掃し注油。本革ベルトに交換しヌメ革の台座を与えイメチェンをはかる。
数日かけて時間精度を見る。元々のゼンマイがチープでパワーリザーブはギリギリ24時間程度。ゼンマイがほどけるほどに時間も遅れ気味。理想は朝晩12時間おきにゼンマイを巻くのが良さそう。真夏に革ベルトはしたくないので秋になったら積極的に着けるとしよう。歳をとるほどに子供がえりではないけれど子供時代の反芻がしたくなるものだ。
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