第三類医薬品
ヨドバシドットコムでレンズ清掃用に「イソプロピルアルコール」を購入する。薬局ではなかなか店頭販売されていないのだ。お値段284円也、送料無料。配達していただいた業者さんはじめ仕分け発送の皆さんにも申し訳ない気分。経済をまわさず疲弊させてしまっている。ゴメンナサイ
申し訳ないので、ついでにカイロ用ベンジンも購入をしようとするもエリア外で注文できず
第三類医薬品
ヨドバシドットコムでレンズ清掃用に「イソプロピルアルコール」を購入する。薬局ではなかなか店頭販売されていないのだ。お値段284円也、送料無料。配達していただいた業者さんはじめ仕分け発送の皆さんにも申し訳ない気分。経済をまわさず疲弊させてしまっている。ゴメンナサイ
申し訳ないので、ついでにカイロ用ベンジンも購入をしようとするもエリア外で注文できず
50mm 1:1.8 f8まで絞り込んで撮影
リバースリングの撮影で画質の限界はどんなもんじゃろと単焦点の標準を着けてみる。先ずは切手を撮影してみた。思った以上に拡大できてインクの盛り上がりまで見えてきた。
線が盛り上がっているのがわかる
平等院鳳凰堂の切手は一家に一枚ないのでご覧になった皆様に拡大具合が伝わらないかもしれない。そこで新一万円札を撮影。渋沢栄一氏の左目をマクロ撮影。瞳の格子線にインク線の厚みまで確認できた。
西新宿スバルビル地下のような同心円
瞳の右側の線の欠けはハイライト表現の部分。次に肖像画右下に移動してマイクロ文字を撮影。こちらも鮮明に「NIPPON GINKO」が読み取れた。リバースリング侮りがたし。
マイクロ文字が隠されている
NIPPONGINKO
フィールドにカメラを持ち出して葉脈や昆虫をマクロ撮影するのも面白いかもしれない。不思議の謎を解かねばなるまい
季節の行事シリーズ 節分(1963)
週末に試写をした望遠ズームはきっちりした描写に大満足の結果となった。使っていて唯一、気になったのは直進ズームの操作がスカスカでズームリングが自重で下がってしまうこと。こればかりは経年劣化なので仕方なかった。そこで簡単修理。レンズのゴム腹巻を降ろして鏡胴を抜き出す。果たして滑り抵抗を生むフェルトは痩せてしまっていた。フェルト帯は特に接着もされておらず溝に嵌められただけだった。これを抜き出して代わりに1.5mm厚のモルトプレーンを4.5mm幅に切り出して溝に貼っていく。作業はこれだけ。
筒の内側先端にフェルトが一周
修理部材ストックのモルトプレーンを4.5mm幅に切り出す
分解ついでにゴム腹巻はマジックリンで水洗い。フォーカス繰り出しのヘリコイド部はグリスアップ。これでズーミングとフォーカシング操作はしっとりとした重さが生まれ新品の手応えを取り戻した。整備ついでにリバースリング(BA-2A)を試してみる。これはレンズの前後ろを逆さまにボディーにセットするアダプター。これを使うと簡易マクロ撮影ができる。これもレンズと一緒に新品をリョウさんからいただいたのだ。先日から左門先生は最高級電子ブロック、リョウさんからは美品Eレンズ2本にアダプターを贈られて、これではいただきオッサン、リリちゃんではないか。涙で曇ったファインダーを覗きつつマクロ撮影に挑戦。ピントはカメラを前後して拾う。味わい深い切手の図案を撮影することができた。
レンズの前後を逆向きにボディーに装着してマクロ撮影
フィルター径52mmのレンズをとっかえひっかえ試してみたくなる。この際、マウントの別なくメーカーは問われないのが嬉しい悲鳴。
Nikon E 36-72mm 1:3.5 / D600
週末は晴れる日を選び日曜にクロスバイクでみなとみらいから山下公園までを走る。得物はリョウさんからお譲りいただいたNIKONのズームレンズ2本。外観、光学系共に大変綺麗な個体だった。その写りに期待をよせる。最近は中華街まで最短ルートのR16を使ってきたが、久しぶりに鶴見川を辿ってみる。小机に出てそこから上麻生道路で新横浜、岸根公園を通り東神奈川に出る。町中華の吉田飯店で黒酢酢豚の昼食。定食が一律150円ほど値上がりしていた。
町中華屋はスプーンやレンゲを器に突っ込んで配膳するよね
東神奈川からみなとみらいへのルートは2年振りくらいで寄り道して臨港パークに出てみる。パークに行くまでのエリアは高層マンションやホテルが次々と立ち並び景色がすっかり変わっていた。少し迷いながらパークを過ぎパシフィコからコスモワールドへ。遊園地、日本丸でレンズ試写。赤レンガから山下公園を抜けて中華街へ。
Nikon E 75-150mm 1:3.5 / D600
Nikon E 36-72mm 1:3.5 / D600
赤レンガ倉庫の裏
氷川丸は本日 休館日
スマホで撮影した水陸両用車
トランジスタ互換表も入手せねば
聚楽と耀盛號でブタまんを買う。同じ店舗の並びで中華食材の店をのぞく。以前、中国から出張で日本に来た技術者からお土産でもらった搾菜を探してみる。「烏江(うこう) 中国好味道」というメーカーのもの。果たして棚に同じ搾菜を見つける。沢山並んでいるのでよく見ると味付けがそれぞれ違うようでよくわからない。土産でもらったものは「古伝搾菜」と表記されていたがそれはなく、辛くなく香り優先で「紅油搾菜」というものを選ぶ。中華街で買い物を済ませ復路はR16の最短ルートを選ぶ。途中石川町のエジソンプラザに立ち寄り店頭に並ぶトランジスタを記録。電子ブロックの修理となったときに備える。帰りの行程は強い向かい風に煽られヘロヘロに疲れる。本日の走行距離 44.24km クロスバイク積算 12,577km
似ているが箱それぞれで味が違うみたい
紅油搾菜を選んでみた
以前、中国からの出張者にお土産でもらった品々 自信をもってお勧めされた
最後はこれ
Nikon E 36-72mm 1:3.5 / D600
一気にアクセサリーも揃えてしまう
研究所のカメラ機材にニコンD810を追加してみた。DfやD600でもまったく不満なかったのだけれど発売当時「ニコン史上最高画質」を謳われた画作りに少し興味を持った。時代は既にミラーレスへと移行してしまい、今後レフレックスミラー機の新型はPENTAX以外に望むこともできなくなった。程度の良いD810やD850が入手できるのも今のうちと思い今回の精進となった。入手したカメラのシャッター数は4000ほどだった。因みにシャッター耐久は20万回らしい。クラシックレンズを多用する撮影スタイルなので最近のミラーレス機にある連射性などには全く興味がない。何よりEVFファインダーの撮影がビデオカメラ撮影のようでしっくりこない。D810の実機を使ってみての印象はシャッター音が小さく上品になりミラー振動も抑えられたこと。画素数が増えたのでブレには普段より少し気を遣うようにもなった。子供の頃、父から教わった「シャッターを切る際は息を止めて静かに切れ」を思い出す。クラシックレンズの性能ではD810の高画素数は役不足との記事も見かけるがそれほどのこともなく。D600の延長で普通に使っていけそう。
AF NIKKOR 70-210mm 1:4-5.6 クラシックレンズでもこれだけの描写をしてくれる
等倍切り出しでの解像度
精進ついでに縦位置グリップも入手した。自分の撮影スタイルでは縦位置撮影が横位置よりも多いのだ。カメラ側の「Fn」ボタンを”絞り込み”に設定しておくことで縦位置グリップレリーズ横の「AF-ON」ボタンも”絞り込み”機能がアサインされる。これは大変便利といえる。フィルムカメラのF4の時代から、縦位置グリップ使用時に絞り優先モードでの絞り込み確認には往生していたのだ。グリップ購入ついでにリチウムイオンバッテリー用のホルダーを追加したくなり調べたところヨドバシカメラでは今でも新品を注文することができた。まだ市中在庫が残っていることに驚く。バッテリー(EN-EL15)も新品を2個買い増して都合4個を備えた。D810のメモリーカードはSDとCFのダブルスロット。手持ちのカードストックを漁ると16GBのCFが出てきた。予備としてこれを差しておく。記録順位を設定できるのでプライオリティーは下げておく。これで一通りの散財は終了。ヘンテコレンズを着けてぼちぼち撮影に持ち出そうと思う。
電子ブロック ST-155
年末に豊国(とよのくに)の左門先生から大きな箱で贈り物をいただく。開けてびっくり、最高級「ST-155」(155回路)の電子ブロックセットだった。自分は小学校3年生のとき、お年玉でSR3Aという100回路のものを買って遊んでいた。内容は似ているが今回いただいたものはそのデラックスバージョンとなる。ノーマルの電子ブロックは9V(006P)電池1本で駆動する。今回のセットでは回路部本体は9V駆動ながら、それとは別にスピーカー一体式のアンプユニットがあり別電源の単二電池4本、6Vで音声信号を増幅する。それゆえ本編のブロック回路は増幅部分の割り当てを省ける分だけ豪華に石が使えるという寸法。cdsやメーター、ランプにVRはフロントのパネルに内蔵されていて一々リード線の端子を回路に接続しなくてもよい。電池をセットする前にトランジスタとケミコンをテスターでチェックせねばなるまい。なにせ発売より50年の歳月が流れている。1973年発売、定価13,500円也。左門先生、ありがとうございました!
70年代のコンピューターはこういう雰囲気のパネルだった。センター部分がHAL(2001年宇宙の旅)に似ている。
こちらは小学生時代に遊んでいた「SR3A」100回路 左下の電鍵が泣かせる
AF NIKKOR 70-210mm 1:4-5.6 / Nikon D810
ピーカンで雲もなく青空とのコントラストが美しい
よみうりランドでは60周年記念として2024年10月から新観覧車の営業を開始。暫くは新旧2基の観覧車を同時運転していた。そして本日が44年間稼働していた旧式の営業終了日となった。二基の大観覧車が並ぶ絵面はなかなか拝めないので自転車(クロスバイク)で撮影に出かけた。観覧車に近づくことは出来ないと踏んで望遠レンズを選ぶ。環状4号線を北上し青葉台を過ぎ鶴見川を辿る。途中で麻生川にスイッチし柿生駅から県道3号(津久井道)にのる。新百合ヶ丘辺りは道路の拡幅工事中で道幅がかなり広くなる模様。この道で拡幅工事が本当に必要なのは百合ヶ丘、読売ランド前、生田の区間なのだけれど。ここがボトルネックとなり自転車で走ることは敬遠してきた。交通量は多いが道幅は対向2車線。歩道は人一人通るのがやっとの狭さ。ガードレールなどもなく昭和40-50年代のまま改善が見られない。今回は百合ヶ丘を過ぎて読売ランド前に差しかかる手前、高石歩道橋下交差点を左折して逃げる。ここから約1kmほど結構な登攀が続く。フロントのディレーラーを2速に落としてなんとか登りきる。坂の頂上にあるセブンイレブン駐車場から大観覧車が正面に見えた。撮影ポイントを探すと隣に高台の駐車場を見つける。出入り自由で高い柵もなく太陽を背にして撮影には最高のロケーションだった。観覧車があまりに近いので望遠レンズを持て余す。広角はスマホでの撮影となった。納得するまで様々な角度から観覧車を切り取る。園内では旧観覧車のゴンドラに寄せ書きのイベントが行われていた。余談になるが、よみうりランドといえば「ゲバゲバ90分」のオープニングやドラマのロケ地として関西人には憧れの場所でもあった。向ヶ丘遊園、横浜ドリルムランド(忍者ハットリくん第8話(1966年))も閉園となった今、なんとかよみうりランドさんには頑張ってほしいと願う。本日の走行距離 32.49km クロスバイク積算 12,532km
ここからはiPhone16で広角撮影
隊長記念撮影
おまけ London Eye を撮影したときも同じようなアングルでした 成長がない。
おまけ その2 こちらは小樽
Nikon E 36-72mm 1:3.5 / Nikon D810
寒さを理由にここひと月ほど自転車走行していなかった。新年を迎え走り初めということでクロスバイク走行の目的地は寒川神社とした。いつもなら環状4号線から海軍道路で瀬谷を抜け厚木基地南端をかすめ県道45号(中原街道)を南西に下るところを道路に併走する目久尻川を辿れないかの検証をしてみた。県道45号は交通量も比較的多く狭い道なので路肩走行していても自分が交通の妨げにならないか気を遣うのだ。目久尻川の土手道を走ってみて結論から言うと工程の北半分は快適。新幹線を潜り高座のごみ処理施設を過ぎた辺りから川の土手道は砂利道となり最後はあぜ道となる。行政区が綾瀬市側は積極的に整備されたサイクリングロードの活用を謳う看板まで設置されている。翻って藤沢に入った途端管理されず御座なりの放置状態。砂利さえ敷かれず枯草の重なるあぜ道での自転車走行は踏力を2倍必要とするので疲れる。車両走行に注意しながら中原街道を走るか、あぜ道の目久尻川土手を走るか微妙な選択といえる。本格走行のロード野郎は目久尻川を決して選ばないと思う。
寄り道しながらの走行軌跡 左側が目久尻川、右側が中原街道
寒川神社のお参りは駐輪場もありスムーズだった。参拝客は多く、区切られた境内では広く横一列に並ぶ参拝の順番待ち。20分ほど並んで無事にお参りを済ませ、妻と自分の干支お守りを授かる。スマホにつけていた去年のお守りは返納所へ。土産に「八福餅」を買おうとするも売り切れ。代わりに復路で目久尻川から中原街道に出てゑびすや本店で「はまぐり最中」「どらやき」を買う。このお店も今回で三度目となる。
迎春ねぶた 夜はライトアップされる
参拝客も多いが、この外ではご祈祷待ちの長い行列が続く
今回の走行でショックだったのは海軍道路。旧上瀬谷通信施設はテーマパークの開発とやらで広範囲にわたる整地工事が進んでいた。従来からの海軍道路は閉鎖されバイパス道路が敷設された。立派だった桜並木は伐採が進み殺伐とした風景となった。少子高齢化社会に的外れな開発とは愚かなこと。事業期間50年らしいが20年後には廃墟群になりそうな悪寒しかない。本日の走行距離 46.8km クロスバイク積算 12,500km ロード、クロス積算 34,203km
S-TRAINでGO!
12月28日に仕事納めをして翌日からプチ旅行。横浜駅から西武鉄道のS-TRAINを予約。みなとみらい線、東横線、東京メトロ副都心線、西武有楽町線、池袋線、秩父線と渡って西武秩父駅まで特別急行で走る。乗車券の他に1060円の指定券が必要。途中8か所の駅に停車するがあとはノンストップ。停車駅では1車両あたり片側4枚扉だが1か所しか扉の開閉はなくあとは3枚は締め切りとなる。ホームドアもそれに連動して1車両1か所だけの開閉が行われる。走行区間最後の飯能駅から西武秩父間はスイッチバックのように車両の進行方向が逆転する。クロスシート座席は乗客が手動で回転させることができる。横浜から秩父までの所要時間は2時間ほど。リクライニングはできないが2人掛けシートは快適。何より通勤路線をノンストップで通過していく様は痛快。西武池袋線には丸々デザインの特急ラビューも運行しているが西武40000系0番台もなかなかに快適。座席指定はネットから好きな空席を選べるが、扉に面した前後座席は仕切りがあり足元が狭い。配列中央の座席がお勧め。快適な移動は良かったが秩父はめぼしい観光地が少な目。初日は秩父神社を参拝し厄除けのご祈祷をしてもらう。人生最後の本厄だった年末になってのお祓いとなった。後厄でのお祓いもあるのでそれも兼ねていた。ご祈祷は自分ひとりだったので妻も同行を許されご神殿に上がらせてもらえた。帰りにお札やお守り、手ぬぐいを授かる。
西武秩父駅
西武秩父駅から番場通り商店街を歩く
秩父神社
厄払いを済ませ秩父の町を散策。町の風景は完全に昭和のままでとまっていた。道の駅で買い物をして古い商人宿だった秩父館などを見学。あまり詳しくないが秩父は最近のアニメの舞台にもなっているようで聖地が点在するようだ。年末ということもあり主な観光施設や川下り、くだもの農園の多くはお休みだった。早めにホテルへチェックインしてまったり過ごす。
秩父館で甘酒をいただく
つげ義春の漫画に出てきそうな商人宿
ホテルから秩父の町が一望できた
秩父鉄道 秩父駅前 昭和30年代の景色
デキ300形電気機関車 (1967年製)
珍しい車が次々くるので休憩していられない
長瀞駅
昭和の風景があちこちに
二日目は秩父鉄道で秩父駅から長瀞駅まで移動。宝登山ロープウェイで山頂の宝登山小動物公園を見物。手作り感のある園内はアップダウンがあり大きなサル山がメインの設え。買い求めたサツマイモの欠片を猿山に突き出した橋の上から投げ入れるのだけれどサルが奪い合って喧嘩となり心が痛んだ。子ザルを連れた親子などにイモをあげるのだけれど其れを先読みしている大きなサルが目ざとく横取りしていく。なんとも殺伐とした光景だった。
昭和36年製「もんきー」「ばんび」
東急大井町線とか
元は都営三田線6000形とか
宝登山を下り西部秩父駅まで戻り帰りのS-TRAINまで食事などをして過ごす。本来、秩父といえば三峰神社が有名なのだが路線バスで片道70分の移動など一日がかりになることから今回は見合わせた次第。帰りの列車は酔っ払いが全席指定を知らず乗り込んできたり、検札から隠れて乗車する客が多く車掌さんは大忙し。普段の年末なら妻は年越し蕎麦やおせちの仕込みで大忙しのところ、一泊旅行ですべてを見送りにした。たまには骨休めしてもらう。
秩父名物は味噌豚丼とポテくまくんまるけだった。
駅前には武甲山が聳え立つ。
主幹産業セメント原料の石灰石採掘武甲鉱山からは削り取られた砂塵が舞うのが見える
長瀞駅には2007年に訪れ蒸気機関車と川下りを満喫していた
今回は鉄分の多い画像ばかりでしっつれいいたしました。
「安部公房展」フライヤー
先日、クロスバイクで訪れた神奈川近代文学館「安部公房展」。配布されていたチラシを貰ってきた。ワードプロセッサーで原稿を執筆する写真にアスキーアートが重ねられていた。それはなんとなく眼鏡の輪郭にようにも見えたが釈然としない。そこでフォトショップを駆使してアスキー文字だけを抽出してみた。
なんだかモヤモヤしている
アスキー文字を抽出すると作家の横顔が浮かび上がった。これで満足すればよいところだがここまでくると元画像も見たくなり検索を重ねる。そしてようやくそれらしきものを突き止める。それは1976年頃に撮影された写真であった。「笑う月」「密会」執筆の頃。
ようやく輪郭が浮き出てきた
これが元画像
せめて一度は観てほしい名作
造りがいい
友人のリョウさんとニッコール千夜一夜物語の話題をしていたところ、翌日には記事のレンズがリョウさんより贈られ手元に。有難いような申し訳ないような。写真撮影の嗜好としてはこういった天才技術者の創意工夫がつまった昭和レンズを一眼レフでのんびり撮影するスタイルが一番しっくりきますのだ。この数日前には豊国の左門先生から昭和の遺産、我々世代が熱狂した研究テーマをお贈りいただいたばかり。詳細はいまは秘密。こちらも腰を据えて取り組まねばなりません。有難いことです。
ところでリョウさんが奮発いただいた記念切手はまったく消印が押されていなかった。オヨヨ
形式は適合しないが加工用に購入
石油ストーブのメンテナンスついでに燃焼芯の交換を考える。使っているストーブはイワタニのYH-24という機種になる。既に替え芯はディスコンとなり純正品は入手できない状況。互換品でニッセンのP-A65Wというものがあったようだがこちらも市中在庫は品切れ。既に製造されていないのかもしれない。ストーブの替え芯をあたるとコロナの替え芯でSX-2413Yがヒットする。φ65mmで適合するのだけれど大問題は芯の上下機構。イワタニのストーブはシャープと同じく摘みを上下すると連動して燃焼芯も上下するシンプルな機構。コロナのストーブは回転ダイヤルを廻してスピンドルが回転し燃焼芯を上下するタイプとなる。ダイヤル式は芯押さえ金具の内部に燃焼芯を差し込んで三か所の金具で固定する。上下レバー式では燃焼芯の内部に薄い金属筒が一体式にセットされていてストーブ本体のガイド筒に差し込むだけ。あとは上下リンクのピンを燃焼芯のピン受け金具に差し込むだけで済む。替え芯にセットされている金具などの構造の違いから互換性はない。悩んでいても解決しないので互換性のないコロナの替え芯を購入。これを上下レバーの機構式に適合するよう改造する。先ずはダイヤル式では押さえ金具に固定する燃焼芯にある三か所の金属爪を取り外してしまう。
ラジオペンチを使って不要な固定金具を取り外す
次に今まで使っていた燃焼芯をストーブ本体から取り外して燃焼芯内部にセットされていた金属筒を抜き出す。本来はこの金属筒は燃焼芯と一体ものなので交換時は使い捨てとなる部分なのだ。この金属筒には上下ピンの受け金具もスポット溶接されているのでこの金具がくる位置を寸法計測し新しい燃焼芯に縦横20mmの窓をカッターで切り出して開ける。
上下ピンの受け金具を出す窓を開ける。
本来なら古い燃焼芯と一緒に廃棄する金属筒を再利用する
金属筒を燃焼芯の内部にセットした状態 上下ピンの受け金具がのぞく
あとはストーブにセットして完了 替え芯交換作業では”から焼き”してタンクの灯油を使い切ってから行う
金属筒を軽く折り曲げながら新しい燃焼芯の内部をくぐらせ差し込んでいく。この作業が一番手古摺る。燃焼芯内側に金属筒がきっちりセットできれば金属筒の歪みを整え綺麗な円形に戻す。この作業を怠ると消化時に燃焼芯がスムーズに下降しないことになる。あとは本来の芯交換と同じ手順で新しい芯をストーブにセットして上下の操作を確認。
無事に燃焼試験も合格 暖かい冬を迎えることができそう