Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『宇宙みそ汁』『無秩序な小さな水のコメディー』追加公演は9日(日)まで

2012-12-07 | Weblog
梅ヶ丘BOX 20周年記念フェスティバル・アトリエの会『宇宙みそ汁』『無秩序な小さな水のコメディー』追加公演は、九日まで上演中です。いよいよあと三日。お見逃しなく。(写真は『無秩序な小さな水のコメディー』の中の『入り海のクジラ』)……青年劇場『普天間』を観に俳優座劇場に来てくれたQAB琉球朝日放送の三上智恵さんとお話。『標的の村』で知られる彼女は『GO HOME! オスプレイ なくせ!日米地位協定!』という講演会のため東京に来ていた。『普天間』のインパクトは、沖国大の講師も兼ねる彼女にとっても重いものだったようで、私もいささか動揺しながらいよいよ半月後に迫った沖縄公演に思いを馳せる。三上さんからいろいろな資料をいただく。……アメリカは核爆発を伴わない臨界前核実験を5日に西部ネバダ州で実施。オバマ政権下では4回目。「核兵器なき世界」を求めているはずだったのでは? ノーベル平和賞は返しなさい。……「日本維新の会」が公約に掲げた「最低賃金制の廃止」を、「市場メカニズムを重視した最低賃金制度への改革」に改めた。なんじゃそりゃ。弱者いじめ、格差拡大を推進するのかと批判されたことを受けてだというが、もちろん間違った考えをただしたわけだろうが、一度言ったことを批判されて変えたということも含めて、そもそもの本心がどこにあるかはあからさまだ。……もはや内外ともに政治家の言うことなんぞ誰も信じない。そんな状況で選挙か。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読んでください 『普天間を封鎖した4日間』

2012-12-07 | Weblog
九月末四日間の、十月一日に予定された「オスプレイ配備」を拒否する沖縄県民たちによる「普天間基地全ゲート封鎖」は、戦後に例のない画期的な出来事だった。宮城康博・屋良朝博 両氏は、ツイッターやブログなどでその様子を同時進行で発信し続けた。私も「監禁中」だった宮城氏と電話で話したりした。そのナマな素材と宮里洋子さんの写真をもとに、もの凄いスピードで高文研の山本氏が一冊の本にまとめた。これは記録として貴重であることはもちろん、沖縄問題に関心のある方々に、中央マスコミでは報道されない沖縄の人々の思いと行動を知ってもらうのにも、適した書である。ネットに公開されているこの四日間の多くの動画と併せて読んでいただくとより理解が深まると思う。
米軍について最も詳しいジャーナリストとしての屋良氏が「沖縄に配備予定のオスプレイが運べる海兵隊員はわずか576名」「海兵隊を運ぶ艦船の母港が沖縄ではなく長崎の佐世保という矛盾」を始め、抽象論ではなくオスプレイ配備の不毛さを具体的に指摘する部分もわかりやすく、どうもオスプレイについては嫌だけれど反対の論理がすっきりしないと思う方々には、一読の価値がある。
「非暴力直接行動」は、自分からは決して手を出さない。それが「過激」であるとして忌避する人達は、じっさいにその行動を「過激」と思ったり「過激」なものにしてしまうのが、まったく「権力」の側の論理であることを、本書を読んで実感として知ってほしいと思う。「非暴力直接行動」は人民の「権利」であり、自由と平和を望む人達にとって、限りなく有効な手段なのだ。そしてその「原理」を識ることによって、沖縄の人たちは、パレスチナをはじめ世界各地で進行している「解放」を求めたたかう人達の動きと、深く連帯しているのだ。
『普天間を封鎖した4日間』購入は、出版社管理・運営の以下より、ぜひ。
http://www.koubunken.co.jp/0500/0498.html
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする