鴨川てんし一人芝居『生きのこった森の石松』〈ひとり語りバージョン〉、上田で上演します。
劇作家大会 2019 上田大会。〈懐かしの旅廻り一人芝居二本立て〉(同時上演 : 鈴木一功『べっかんこ鬼』)。
会場は、百余年の歴史を誇る老舗の映画館「上田映劇」です。懐かしい佇まい、大衆演劇が旅してきた頃の風情が残っています。入口の前に立つと、映画が娯楽文化の王様であり、映画館が街の中心だった時代に、タイムスリップしたような気持ちにさせられます。ロビーに、場内に入ったら、もう至福。百二年前に建てられた当時の佇まいが大切に残され、あるいは再現されており、きっと若い世代の方々でも「懐かしさ」を感じるはず。フィルムコミッションが発達し、多くの名作映画が撮影されてきた上田の、「映画の街」としての歴史、その象徴といえます。
ここでの上演に立ち会えることは、特別な体験になると思います。
鴨川てんし『生きのこった森の石松』〈ひとり語りバージョン〉構成・演出=坂手洋二 出演=鴨川てんし
「清水の次郎長」の物語でもっとも愛されるキャラクター「森の石松」が、現代の夜を巡るしがない屋台の主の姿を借り、よみがえる。一途な男の情のもろさ、烈しさに、ついつい本音を漏らしてしまう屋台の客たち。思わぬ形で掘り起こされる、現代の深層とは? 愛すべき侠客の短く壮絶な半生を貫く、鴨川てんしのライフワーク。シンプルな語りを中心とした〈ひとり語りバージョン〉で、お届けします。
8月16日(金) 19:00-21:30 『べっかんこ鬼』『生きのこった森の石松』の順で上演 ※16日上演後 鈴木一功と鴨川てんしによるアフタートーク「ひとり語りのつくりかた」 聞き手=坂手洋二
17日(土) 19:00-21:00 『生きのこった森の石松』『べっかんこ鬼』の順で上演 ※17日 18:00より映劇バックステージツアー開催!
上田映劇 有料2,000円 定員あり 要予約(別途、大会参加登録費1000円)
https://jpac2019-ueda.org