安倍元首相は昨日、横浜市中区の街頭演説で「立憲民主党が政権を握れば、日米同盟は終わる」と吹いたそうだ。
「日米同盟は廃止、そして自衛隊は憲法違反、これが共産党の基本的な政策だ。その共産党の力を借りて、立憲民主党が政権を握れば、日米同盟の信頼関係は失われてしまうのは間違いない。もっとも立憲民主党は、安倍政権でつくった(集団的自衛権行使を一部容認した)平和安全法制を廃止をするといっている。この平和安全法制によって、日米は強い同盟になった。それを廃止してしまっては、せっかく助け合えるようになったのに、助け合えない同盟になってしまう。そうなれば、日米同盟はその瞬間に終わりを迎えてしまう。方向はむしろ逆だ。北朝鮮が新たなミサイルを開発し脅威が増している。あるいは中国が軍事力を背景に、尖閣や台湾、南シナ海で一方的な現状変更の試みをするなかにおいては、日米同盟を強化していくことが求められている。ですから、私たちは絶対に負けるわけにはいかない。」ということらしい。朝日新聞の報道より。
自民党近辺から最近、あらためて共産党を否定し、野党連合として共産党と繋がっているから立憲中心の野党勢力は否定すべし、という詭弁が喧しい。心配しなくても立憲民主はあんたたち寄りだよ、わかってる癖に。
日米同盟を持ち出して、依存心の強い国民を脅しているわけだが、憲法を正しく守る人たちは、戦争が解決の道という洗脳工作には乗らないよ。
それにしても「絶対に負けるわけにはいかない」って嫌なフレーズだな。「こんな人たちに負けるわけにはいかない」以来の言い回し。勝つも負けるもない。あんたたちは間違っている。
写真は、沖縄・高江。8月。
もちろん野生のヤンバルクイナに、そう簡単に身近に会えるわけはないのである。
何日か前に紹介したが、この写真に登場しているのは、沖縄県国頭村安田(あだ)にあるヤンバルクイナ生態展示学習施設「クイナの森」で育てられている「クー太」である。
閉じ込められて生きていて、かわいそうだと思うが、その姿を見にきてしまう私たち人間は何なのだろう、とも思う。
やんばるの森の一部は世界自然遺産になったわけだが、米軍基地による汚染、むやみに造られる林道によって、本来の自然が保たれているとは言いがたい。