午前から、受講生に第二次発表をしてもらう。詳細は、またいずれ。というか、仕事上の評価等はこういう場所には書けないものだ。質疑応答と、私自身や劇団の話。明日に二つのミーティング、取材が控えてはいるが、私単独の講座を全て終え、記念撮影。……当地在住の粉川妙さんが来てくれる。いろいろ話。夕刻、また山を下ってスポレートまで出て、結城座が上演した劇場の内部を見せてもらう。彼女は結城座『宦官』当地公演の通訳をしたのだ。そのさいの舞台監督は我らが森下紀彦であり、共通の知人の話題で盛り上がる。『宦官』の作者クォ・パオクンのことをイタリアで思い出すのは奇妙だが、因縁というか無常を感じる。受講生にはシンガポール系も二人いる。……妙さんの旦那・絵描きのロベルトと合流、街を歩いているといろんな人と声を掛け合っている。人口二万人のこの町で、確実に互いに顔の見える「町の人々」の暮らしがある。素晴らしい。ご夫婦をラ・ママ拠点にお連れし、皆で食事。この施設の管理人兼料理人エリーザさんお手製の料理は、イタリア人にとってもかなりランクが高いようだ。ここには石窯もあって、デビッドも料理をこなしている。ほんとうによく働く人たちだ。……雨が降りそうで降らなかった日、けっきょく晴れて、夜空の星はすごいスケールだ。……写真は、野外ステージでの第一次発表の一組。シンガポールのリーさん熱演。ウエンディは語りと演奏。マイケルは狂言的ワキを務めた後、演奏。
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コメントに気づくのが遅くて申し訳ございません
今後共よろしくお願いします
スポレートの街にも素敵な人達にも、すっかりまいりました!
スプリッツァも飲むようになりました
これも何かのご縁ですね。
監督の演劇に対する熱意、また日本社会に対する強い問題意識に、感心するばかりでした。
お会いできて光栄です。
今後もよろしくお願いします。