Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

こんな時に直下型地震が来たらたいへんなことになる

2020-04-12 | Weblog
こんな時に直下型地震が来たらたいへんなことになる
などと、数時間前に思ってしまった私が悪いのです
思うべきではなかったのです

そういうことはよく、ほんとになるので

なんにしても、驚かさんででほしいわ
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼らは和牛をあきらめていなかった

2020-04-11 | Weblog
しばらく前、感染拡大で和牛の需要が落ちていることから、政府と農林水産省が「和牛券」バラ撒きを計画していたことが発覚、世間から激しく非難されていた。しかし、驚いたことに、この愚策はなくなっていたのではなく、緊急経済対策で「500億円の予算規模で和牛の販売に奨励金を出す」などして販売促進を図るというやり方に変わって、まだ生きていたのだ。
和牛を卸売り業者が小売り業者などに販売した場合に1キロ当たり1000円の奨励金を交付する? 農家が出荷する牛1頭当たり2万円を支給する? それはいったい誰の金なのか。
国産牛の在庫が例年よりも6割だぶついているなら、安くして多く売ればいいだけのこと。
彼らは牛を売ることができる。しかし、巷には、やりたくても仕事ができない者が溢れているのだ。
現金を渡すなら、本当に困っている人に渡すべきである。

過日、安倍首相は、文化芸術に対する「自粛」を要請しながら、「損失を補てんする形で、税金でその補償するということはなかなか難しい」と断言した。
同じく「自粛」を求める小池都知事も同様で、「主催者側の経済的な損失の補償」については、「税金を投入するということについて本当に正しいのかどうか、議論のあるところかと思う」とし、芸術文化の特性に鑑みて金銭的な補償をする考えはないという姿勢を示していた。

難しいとか考えがないとかいう以前に、和牛のための500億円、マスク配布のための466億円は出せるというのだ。それをやめただけで、合わせて一千億円近くの文化支援基金が立ち上がるではないか。


これも写真は、昨日の日比谷。撮影は、シナリオライターのA・Kさん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ禍の下で、憲法改悪を画策するとは

2020-04-11 | Weblog
この悲惨な状況の中で憲法改悪の相談?
しかもこのコロナ危機が現行憲法に問題があって加速されたかのような事実無根の物言いが聞かれる。

自民党憲法改正推進本部は10日、党本部で会合を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた緊急事態対応の在り方を協議したという。
感染拡大防止のため、多くの人々が苦しんでいる現実の下、党会合衆院憲法審査会で議論を進めようという魂胆である。
安倍首相も7日、緊急事態宣言の発令に先立ち、国会での議論進展に期待を示す発言をした。

「憲法が違っていたら、もっと厳しく取り締まって、コロナ禍が広がらなかったはずだ」という妄想を、口にする者が、各所に見られはじめている。
自民党は大規模災害を想定した条項を憲法に新設する案を入れようとしているわけだが、安倍政権のこの間の右往左往ぶりを見る限り、現在の混乱が「法律の強制力による効果の有無の問題」などでないことは、明らかだ。

現政権は、オリンピックを開くことを優先して、検査を渋り、情報を操作し、自らの責任で感染者拡大に至らしめた現在の趨勢を、逆に、自分の利益になるように誘導するため、画策しようとしているのだ。
ありえない。

写真は、昨日の日比谷。撮影は、シナリオライターのA・Kさん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

非戦を選ぶ演劇人の会リーディング公演 『それゆけ安全マン!?~レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ~』をYouTube公開

2020-04-11 | Weblog
三年前のリーディング公演を無料公開します。

このたび、新型コロナウィルスの多大なる影響が演劇界にも及ぶなか、〈非戦を選ぶ演劇人の会〉も、微力ながら何か出来ることはないかと考えました。
そこで、感染防止のため在宅を余儀なくされている皆さんに観ていただくために、2017年4月に非戦を選ぶ演劇人の会でリーディング上演された『それゆけ安全マン!?~レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ~』を、YouTube公開することになりました。これを機に放射能にまつわる実情を再認識し、会の活動について知って頂けると幸いです。

https://youtu.be/jNnjXw1oREo

2017/04/04 (火) ~ 2017/04/04 (火)劇場 座・高円寺2
脚本 相馬杜宇、清水弥生/演出 関根信一
出演 内田龍磨、占部房子、大沢健、大鷹明良、大月ひろ美、荻野貴継、小嶋尚樹、小林あや、齋藤千裕、坂手洋二、重田千穂子、清水大将、高橋長英、竹下景子、武山尚史、田根楽子、土屋良太、根岸季衣、船場未生、益岡徹、宗像祥子、ラサール石井、流山児祥
劇中作曲 寺門一憲

動画収録・編集 姫田蘭
写真は、カーテンコール。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下北沢最後の夜

2020-04-11 | Weblog
下北沢最後の夜、
と、勝手に言ってしまった。
次の日からGW明けまでは、8時閉店ということになってしまったので、ある意味、嘘ではない。

演劇と関係のない打ち合わせなのだが、仕事で、下北沢、となり、
で、結局、この写真の店に来ることになってしまった。

我々の他に一人でもお客がいたら、出ようと思っていた。
が、二階は貸し切り状態だった。

この店に初めて来たのは1981年である。
街と私の歴史が、交錯する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一日二時間の営業ではやっていけないでしょう

2020-04-10 | Weblog
都の休業要請では、飲食店は午後8時まで。酒類は午後7時までの提供とのこと。
この店は午後六時の開店。
一日二時間の営業ではやっていけないでしょう。

写真のお店自体は中野通いの途中で見つけた大久保通りの「おこのみ村」という店。写真にあるセットは、二人で頼んでもいいそうです(何か一品別に注文すれば、とのこと)。中野には滅多に行かないはずなので、そもそも私はなかなか御縁がなさそうなのですが。

本日公表の東京都休業補償では休業する飲食店など店舗事業者に50万円の「感染拡大防止協力金」が創設されるとのこと。居酒屋は時間制限で、その場合営業をしつつでも協力金も受け取れる形になるそうですが、一日二時間だけ営業するっていうのは、まあ難しいでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

466億円のマスクは止めよう。未来永劫、この時代の人間は、軽蔑され続ける。

2020-04-09 | Weblog
安倍首相が表明した全世帯2枚の布マスク配布施策の費用が、466億円だという。

理屈は、もういい。

この愚挙、暴挙を、黙って見過ごしていいのか。

蓮舫さんによると、ワクチン・治療法の開発促進と人工呼吸器の費用とほぼ同額だという。
だったら今まさに命が掛かっているところをこそ、増額すべきだろう。

布マスクなら、ハンカチか手拭いを上手に巻くのと、効果は、変わらない。


理屈は、もういい。

未来永劫、この時代の人間は、軽蔑され続けるぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

できることをするしかない

2020-04-09 | Weblog
できることをするしかない。

本人が手洗いやうがいをする、は、もちろんだが。

情報収集とか、人と人を繋ぐとか、ネット会議とか、身近な人が会社にテレワークを納得させるための参謀というか手伝いとか、この時期にすることはまあいろいろあるということなのだろう。思いがけない人から連絡が来たりもする。

だが、実質的には、「何もしないで家にいること」こそが推奨されているという現実に、いささか茫然とする。

曖昧なことは人に言わないということも、大切な気がしている。



ところで、時事通信によると、西村康稔経済再生担当相はテレビ番組で、「新型コロナウイルス感染拡大に対応し防護服を確保するため、休業中の航空会社の客室乗務員(CA)らに縫製を支援してもらう方向で調整している」と明らかにしたそうな。CAに手伝ってもらう理由として、「作業が比較的簡易な上、新型コロナの影響で減便が相次ぎCAの業務が激減していること」などを挙げたという。「エアラインのCAも手伝うということで申し出があった」そうだ。これに関し、全日本空輸は政府との間で客室乗務員の活用について調整していることを明らかにした。
虚構新聞でもリアリティーがないと突っ込まれるような内容なのだが。これが本当に記事になっている。
できることをするしかない、のだが、そもそも客室乗務員がその作業について、そんなに「できる」人達なのかどうか、私は詳らかにしない。

備忘録的にブログを書くことは多々あるのだが、このネタは、ちょっと、あんまりだなあ。むしろ忘れたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「いま、この状況でも収入に影響を受けていない国会議員や国家公務員」と自ら口にできる神経が、理解できない。

2020-04-08 | Weblog
「たとえば、たとえばですね、私たち国会議員や国家公務員は、いま、この状況でも全然影響を受けていない。収入に影響を受けていないわけであります。そこに果たして、5万円とか10万円の給付をすることはどうなんだという点を考えなければならない」

新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言を発令した安倍晋三首相が4月7日の会見で、そう言ったのだそうだ。
私は不愉快になるのがわかっているから、横目にしか眺めていなかったのだが。

全国民一律の給付金は、ないそうだ。
「要請と補償はセット」ということも、ないそうだ。
「厳しく収入が減少したことを証明しないと渡さない」そうだ。

「(自粛を)ある特定の業界にお願いをしても、損失はその業界に止まるわけではありません。そこと取引をしている様々な人たちにも影響が出てくる。ということを鑑みれば、個別に補償していくわけではなく、困難な状況にあるみなさんに、現金給付を行いたい」
という発言は、まったく論理矛盾している。
被害に遭っているそれぞれの「業界」に応じた解決法がなければ、事態が改善されるわけがない。

個人事業主に対する最大100万円、中小企業には200万円の給付、無利子無担保の融資や、税・社会保障の猶予措置、等々だが、これは、どのくらいの期間が対象なのだ。何年続いても同じなのか。

今、本当に必要な、急ぐべき今、対応すべきだろう。緊急事態としてだ。

で、安倍首相は「世帯への給付金」について、「一律給付を検討した」としたうえで、結果として限定的になった理由について、次のように述べたという。
「自民党でも一律給付の議論がありました。私たちも検討した。たとえば、たとえばですね、私たち国会議員や国家公務員は、いま、この状況でも全然影響を受けていない。収入に影響を受けていないわけであります。そこに果たして、5万円とか10万円の給付をすることはどうなんだという点を考えなければならない」

「国会議員は影響を受けていない」?
そもそも国会議員や国家公務員に給付するなどという理屈が、あるわけがないだろう。

そこまで言うなら、むしろ、そういう人達は、給料を削減・返上すべきじゃないのか。
収入に影響を受けている人達に対して、こんな物言いをして、恥ずかしくはないのか。
国民と痛みを分かち合うべきだろう。

名前だけで活動していない議員、疑惑を受けて雲隠れしている議員からは、全額返納させるべきではないか。利子付きでもいい。
そういう「線引き」なら、一刻も早くすべきだろう。

そもそも、「いま、この状況でも収入に影響を受けていない国会議員や国家公務員」と自ら口にできる神経が、ほんとうに理解できない。


写真は、近くにある児童館。四日前。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜の次は何の季節か

2020-04-08 | Weblog
桜の季節が終わろうとしている。次がどんな季節になるかは、まだ見えない。

出かけてはならないというルール。
だけど通勤電車のラッシュは変わっていない。
これで電車の本数を減らすなどと言っているのは、どうかしている。
出かけてはならないというルールは、ここできっちり無効化している。

自分が出かけないことじたいは、は仕方がない。
書かねばならないものがあるが、まだ終わらない。

いろいろなことがずれ込んでゆく。
だが、支払うものは支払わねばならない。
どう収拾が付くのか見えない中、判断は難しい。

結局、人間は情報に洗脳される。
首相や都知事はなんだかんだ株を上げるのだろう。うんざりする。
だが、ここまでの疑惑や失態を、なかったことにはできない。当然ではないか。

本多劇場グループが、5月6日まで本多劇場グループ8つの劇場全ての劇場を自主的に休館することを決めたという。
1981年から、下北沢で育ったといえる私は、こんな日が来るとは思っていなかった。
支え合い、励まし合って、とにかく、今を乗り切りたい。

映画館も全館休業のようだ。信じられない。

ホームセンターや床屋は閉めないでいいのではないかと思う。

さて。
先月、中野に通っている間に、一度コロナビールを飲んだ。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、コロナビールの生産が一時停止と聞いてびっくりしたが、名前故の風評被害ではなく、メキシコ政府が、必要不可欠でない産業は活動を延期すべきだと要請しており、同社が従ったという。同政府が保健非常事態を宣言。これに伴い、一部の州では酒類の販売が禁じられたり、販売時間が規制されたりして、ビール工場は操業停止を求められていたのだという。消費者の需要に見合った在庫は十分にあり、近いうちに底をつく恐れはないともいう。
同社のビールの売上高は今年1~3月に前年同期比8.9%、特に3月1~3週は同24%の伸びを示していて、米国内の広い範囲で市民の外出が制限されるなか、ビールなど酒類の売り上げは増加傾向にあったという。米ニールセンの調査でも、3月第3週のビールの売上高は前年比34%増となっていたとか。
人類は逞しいと思わされる。
こういうエピソードが好きだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

C・W・ニコルさん亡くなる

2020-04-06 | Weblog
作家のC・W・ニコルさんが3日、直腸がんのため長野市の病院で死去されたという。
79歳。

ニコルさんは英国生まれ、カナダ等で森林警備の仕事もされていたはず。
環境保護活動で知られるが、私にとっては、クジラについての大先輩でもある。
いつかお目にかかれると思っていたが、残念である。
ご冥福をお祈りします。

和歌山・太地の鯨捕りを描いた著書「勇魚」は、クジラ愛の者にとっては必読書である。
「タンパク質で一番おいしいのは、クジラ肉」という発言を聞いたことがある。
もちろん鹿肉も劣らずおいしいはずであるが!

下関のクジラ博士・石川創さんが、この四月から転居、その太地でイルカ関係の仕事を始められた。
なんと、小学生だった70年の大阪万博で、ケベックのパビリオンで、ニコルさんに会われたという。
運命である。

いろいろなことを思う四月である。

写真は、2017年の夏に太地に取材に行ったときのもの。
クジラを見つける場所である岬の上から、海を見渡した風景。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「命の水」汚染 宮古島に懸念 陸自駐屯上の地下に空洞 安全性に疑問 燃料漏れなど恐れ 専門家「水質調査を」

2020-04-05 | Weblog
「命の水」汚染 宮古島に懸念
陸自駐屯上の地下に空洞 安全性に疑問
燃料漏れなど恐れ 専門家「水質調査を」

大きな山のない宮古島では、地下水に頼るしかないというのに!


ブログに新聞記事をそのままシェアすることはしない主義だったが、あんまりにもひどいと思うので、貼り付けます。

東日本大震災のその後の福島をずっと追いかけてきた、東京新聞の片山夏子さんが、宮古島の自衛隊基地建設問題に取材されての、記事の、さらに続きです。
片山さんから送ってくださるので、権利問題は大丈夫と思います。

燐光群・2016年の公演『天使も嘘をつく』でも、南西諸島への自衛隊配備の問題を描きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜と記憶

2020-04-04 | Weblog
神田川沿いを散歩する。
散歩くらいさせていただかないと、である。
昨日も自転車で一時間以上動き回ったのだが、電車に乗っているよりは安全な気がするご時世である。

以前住んでいた団地の前に差しかかる。
その頃、「なんでうちは建物に数字が書いてあるの」と息子が言ったことを、思い出す。

図書館は予約したものを受け取ることしかできなくなっている。

すれ違う高齢者の方々から「このさい年寄りはいなくなった方がいいと思われてるんだねえ」という話し声が聞こえた。

時間は過ぎてゆく。
こんな春は想像したことはなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄行きをやめました

2020-04-04 | Weblog
沖縄行きをやめました。

このご時世です。

一つの用事だけやって帰ることも考えましたが、あまり合理的ではないと思い直しました。

今月に行くつもりで用意していた往復切符が無駄になりましたが仕方ありません。


むしろ、いろいろ気になっている宮古・石垣に行きたかったのですが、そちらも自粛すべきと思いました。

先週辺り、石垣島に若い観光客が大挙して押し寄せ島の皆さんが困惑しているというニュースもありました。


写真は、やんばるの製塩跡。何年前だったかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島流お好み焼き厳正派は生き残れるか

2020-04-04 | Weblog
広島焼とも呼ばれる広島のお好み焼きと、私が生まれ育った隣県岡山のお好み焼きは、微妙に違うのだが、とにかく焼かれたものを鉄板に置いたまま、ヘラ(コテという地方もある)で細かく切ってそのまま口に運び食すのが一般的。
記憶は捏造されていて、もちろん子供の頃にそんなに外食の機会もなく、そもそも住んでいたのが周りに店などほとんどない田舎なので、「町の食べ物」という気はしてしまうのであるが。
とにかく、熱いものを最短で食べる。熱いは、うまい、である。

広島の「お好み村」でも皿で出す店があるというが、それは亜流である。
箸で食べるなど言語道断。厳正派は箸に触れもしない。

このまま外食が禁じられていく世界になると、、われら厳正派の「鉄板のものをヘラで食す」ということは不可能になっていく。
カウンターで黙々と食べることだけをしていても駄目なのだろう。
鉄板の熱でウイルスが死ぬのかどうかを検証している余裕もない。

「お好み村」も格安テイクアウトに生き残りをかけているという。
しかし、テイクアウトだけでやっていっていいのか。
容れ物に入れられたとたん、「しなん」としてしまう。鉄板で熱さないと、本来は蒸気になるべきだった、そこにあるべきでない水分が。じんわりと露出してくるのだ。レンジで温め直すなど言語道断。もう違う食べ物である。
鉄板とヘラという「食器」は、この食べ物のいのちなのだ。

広島流お好み焼き厳正派は生き残れるか。
これも一つの食文化の危機なのである。

そういえば私の実家の近くにある日生で最近流行っているという「カキオコ」も、じつはまだ食べたことがない。
文化を継承するのは、なかなか難しいのである。


気分転換の戯れ言におつきあいいただきありがとうございます。
今夜やるはずだった、まだ残っていた締切文の一つが、なくなったこともある。それもコロナのためである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする