Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

三週間前は上演していた

2020-04-19 | Weblog
国際合作『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』。
3/29までは上演していた。三週間前は本番をやっていたのである。
タイの演劇人メンバーたちは、無事、14日間の隔離期間を終えたし、とりあえず関係者からは感染の報告はない。

三週間前には本番をやっていたのに、都内で三週間後に誰かが上演をしている見込みは乏しい。緊急事態宣言が解除されても、多くが既に中止を決めているし稽古に集まることも難しいということが常識となっている。、
この状況を、いつ打開できるのか。

写真は、劇の冒頭。
墓地が舞台の芝居だから、客入れから開演まで、霊たちを演じる俳優たちは、舞台上で墓の中に居る設定で、微動だにしない。
この十数分の霊的時間が、まさに、祈りのようなものになっていて、それが、劇全体を助けたのではないかとも思う。
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この一階は別役さんも通う書店だった

2020-04-18 | Weblog
散歩していると なつかしい駅前にさしかかる 駅から五十歩の所に住んでいた

この建物の一階は 別役さんも通う書店だった

今はクリーニング屋

立ち読みしていて ふと横を見ると 別役さんも立ち読みしていた

銭湯帰りの踏切でも なにげに横を見ると 長身の別役さんが並んで立っていた

近くの喫茶店で真夏 カウンターで原稿用紙を広げたまま高校野球の中継を眺めていた別役さんを見かけたこともある

だいたい別役さんは右側にいた きっと別役さんならではの法則があるのだろう

西永福という駅である

ホームでコートの襟を立てた斎藤憐氏を見かけたこともある

まだお二人とお話をするようになる前だ

一九八〇年代のことである

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散歩していると

2020-04-18 | Weblog
散歩していると

懐かしい電話ボックスに遭遇

住宅街の隙間みたいな場所

取り残された時間を包んでいる
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奄美大島にもコロナ上陸

2020-04-18 | Weblog
奄美大島にもコロナ上陸。
奄美市在住の自営業の40代男性と、同居するパート社員の30代女性が新型コロナウイルスに感染していた。いずれも県内の感染症指定医療機関に入院中。
鹿児島県内5例目の感染。つまり県内の感染者は計6人。

「観光客による持ち込み」ということ。
更新されたばかりの市長メッセージでは、「県外への不要不急の移動につきましても控えていただく」とあり、島は封鎖状態に向かっているということだが、それが正しい道ならば、封鎖に向かう時期が遅すぎたのではないかという意見も島内の一部からは聞かれる。
いずれにせよ、強制力があるわけではない。

奄美大島には、昨年の今頃、初めて行った。奄美諸島では徳之島には何度も行っているのだが、大島は、縁がなかった。
大島には、よりいっそう本州に近い感覚がある。
沖縄とはぜんぜん違う。それはすぐに実感した。

島という閉鎖された空間。そこから見える日本。それぞれの島に、その像がある。
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布マスク

2020-04-18 | Weblog
布マスク。
誰が作ったものを誰からもらうか。
決めるのは、個人の自由と権利だ。
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別役実さんの追悼文を書きました

2020-04-17 | Weblog
別役実さんの追悼文を書きました。

現在発売中の「テアトロ」誌5月号。1980年と1993年からとについて書いています。
もっと大勢が書いているものだと思っていたら、菅孝行氏と自分だけで、ちょっとびっくり。
『象』の写真あり。


その前の3月15日付の朝日新聞にも、別な文を記しています。
こちらはネットで読めます。
『マッチ売りの少女』『象』の写真入り。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14403921.html?fbclid=IwAR3kzolPlz9PKGlAIwGBbiMfb6zOJXan9RgVV0wO1ynzM_k_OhK8qSE6Bmk
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石垣島にクラスター感染のおそれ

2020-04-17 | Weblog
石垣島にクラスターが発生しかねない状況とわかった。

「全市民、自宅待機へ 石垣市でクラスター感染か 濃厚接触100人以上の恐れ」という報道。  
沖縄県石垣市は16日、石垣島内で新型コロナウイルス感染のクラスター(集団感染)が起きた可能性があることを受け、市独自の緊急事態宣言をした。
17日から全市民に2週間の自宅待機を求めている。
八重山保健所は、13日石垣島で新型コロナウイルスの感染が確認された20代の男性が勤務しているバーの店名を公表し、客に対し最後に店を訪れた日から2週間は外出を控えるよう呼びかけている。
きょう午後、島内の民間医療と共同してコロナ外来が立ち上がったはず。
石垣島は3床しかコロナに対応できるベッドはないと、以前から報道されていた。

「同市によると、16日に感染が判明した飲食業の20代の男性が、症状の出た1日以降、市内の飲食店で会食していたことが分かった。複数人が同席したことが確認され、市は濃厚接触者が数十名から100人以上に上る可能性があるとみている」
100人。それはいったいどういうことだ。

私が石垣島に行ったのは三年ちょっと前。
衝撃を受けたのは、「戦争マラリア」の戦死者の多さだ。
今また、新たな病疫が島を襲っている。
心配だ。

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それでコロナが消えるなら。

2020-04-16 | Weblog
昨夜。
日中、わりと、というか、むしろそれまでよりも混雑している至近の公園も、夜はさすがに人が少なかった。
そこは一周四百メートルのトラックがあるから、神田川沿いコースを行くよりも何も考えずにただ回っていればいいので、精神状態によっては、こちらを選ぶ。
神田川沿いは、追い抜き、擦れ違いで、かなり接近するわけだし。

その公園は、先週末、公園に隣接していたどなたかのお屋敷を解体してその敷地ぶん公園を拡大したリニューアルが関心を集めたのか、週末の日中の賑わいはこれまで見たことのないものだった。そうとう密度が濃いと思う人もいるだろう。ふだん公園に来ていない人達も来ているはずだ。
もちろん、誰もが、家に籠もっているのが、辛くなっていたのだろう。

昨夜夜9時頃、スーパーマーケットに寄るため近くの街に行くと、かなり真っ暗だった。
テイクアウトの所以外は、あらゆる店が8時に閉めている。
その前の日までは「10時半まで」と張り紙のあった店も、閉まっていて、真っ暗だった。おそらくギブアップしたのだろう。もちろん寄るつもりではなかったが。
新規オープンの店だと思うが、昨年との比較で給付金をもらうシステムだと、何の補填もしてもらえないはずだ。

仕方がないのである。
誰が悪いわけでもないのである(少なくともこの町にいる人達の中には)。

それでコロナが消えるなら。
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脳みそが「煮崩れる」は初めて聞いた

2020-04-15 | Weblog
「脳みそが煮崩れる」は初めて聞いた。

「脳みそ腐ってるんじゃない」
「脳みそ溶けてるんじゃない」
というのは聞いたことがあるが。

某地の知人のFacebook書き込みに吹いてしまったので、報告。

総理談「休業に対して補償を行っている国は世界に例がなく、わが国の支援は世界で最も手厚い」に対して、

「はあ〜?頭の脳みそ煮崩れてるのかね⁉️」

とのこと。

この方、料理上手のようなので、「煮崩れる」が自然と出てきたのではないかと思われる。

それとも今まで一部では使われていた表現なのかな。


素晴らしい表現なのでいつか何かに使わせてもらおうと思ったのだが、
嫌な暗い話題ばかりの中、個人的に受けてしまったので、早くもご紹介します。。


写真は、フェルト靴生産で知られるロシア某市の展示。なんの関係もありません。


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自転車が一番

2020-04-15 | Weblog
このあいだの下北沢打ち合わせも自転車だったし、先日の高円寺→中野→高円寺→荻窪という移動も自転車だった。
もともと三軒茶屋や吉祥寺も自転車で行くことが多い。

コロナ禍のため、意識的に自転車移動を増やしている、という感じになったのは、そう多くはない。
ともあれ、出かけなくていいならそれに越したことはないのだが。

公共自転車置き場は、だいたい一日百円である。
自販機でなく係の人に駐輪代を渡す形式の公共自転車置き場は、緊急事態宣言が出ている間は、濃厚接触予防のためにも、無料解放にしていいのではないかと思う。

写真は先月、中野の劇場近くで知らぬ間に盗撮されていたもの。
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ようやく本当に、終わった

2020-04-14 | Weblog
国際合作『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』に参加し、3/30に帰国したタイの演劇人メンバーたちは、無事、14日間の隔離期間を終えた。

「私たちはまったく健康です、今日、自由になれます」と、連絡あり。

良かった。

おうちに帰るまでが遠足、という言い方があるが、帰ってから半月経って、ようやく本当に、この上演事業は終わったのである。(残務はまだ残っていますが)

おつかれさまでした。

こんな時期だったけど、仲良く芝居ができた私たちは幸せでした。


写真は、3/21、中野の路上で桜を求めて歩くタイメンバーたち。
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「日本劇作家協会は会員の皆さんの権利と生活を守るために声を上げようと思います」

2020-04-13 | Weblog
今回のコロナ禍に対して、日本劇作家協会から会員への「会長メッセージ」が出ました。
「会員への」となっていますが、ウエブサイトで読める、公開性のあるものです。

「日本劇作家協会は会員の皆さんの権利と生活を守るために声を上げようと思います」とあるように、「以下のことを上演団体および国に求めます」の5条を示しています。
これが確実に守られるために、各上演団体が責任を持ち、そして各上演団体を支えるために、公共が責任を持つべきだということが、肝要です。



日本劇作家協会 会員の皆さまへ

2020年4月13日  

日本劇作家協会 会長 渡辺えり 

 本年2月以来、新型コロナウイルスの感染防止のため、さまざまな経済活動・文化活動が自粛および休止を余儀なくされています。4月7日には政府より「緊急事態宣言」が発出され、その趨勢はますます強まっています。
 そのような中で、演劇に関わる人々はほんとうに困っています。キャストやスタッフ、そして何よりも観客の皆さんの安全を考えると、公演を自粛・中止せざるをえないのです。そのために仕事を失い、得るべき報酬を失うが人がたくさんいます。
 私たち劇作家も大いに困っています。戯曲執筆には多くの時間と労力がかかります。それらがすべて無になってしまう悲しみと徒労感を多くの劇作家が感じています。「せめてこの労力に見合った報酬を」と思います。
 一方、演劇公演の場合、利益が第一の目的ではなく、経費を切り詰めてがんばっている上演団体、制作者が多くあることも私たちは知っています。悩みます。困っている団体や制作者をさらに困らせるようなことはしたくないのです。ですが、それでも、劇作家は自らの生活と劇作を継続できる環境を維持しなくてはなりません。
そこで、日本劇作家協会は会員の皆さんの権利と生活を守るために声を上げようと思います。以下のことを上演団体および国に求めます。


1.戯曲の執筆が完了している場合、公共・民間を問わず、契約時に約束された戯曲執筆・提供に関わる報酬を、全額受け取ることができること。
1.その後の続演等についても、当協会の「劇作家の最低上演料に関する決議」に基づいた報酬額を支払われること。
1.報酬を支払うべき上演団体に、その額を支払う資金力がない場合、可能な限り迅速に、現金の給付を可能とするよう、国が支援すること。
1.また、公共・民間問わず、戯曲の執筆が完了していない段階で、新型コロナウイルス感染防止を理由とした公演中止等により、戯曲執筆の業務自体が消滅した場合、すでに戯曲執筆のために費やした労力に対する、合理的と思われる報酬が支払われること。
1.この場合も、報酬を支払うべき上演団体に、その額を支払うべき資金力がない場合、可能な限り迅速に、現金の給付を可能とするよう、国が支援すること。


 新型コロナウイルスは世界中の経済・文化に甚大な被害を与えています。報道によれば、ドイツのグリュッタース文化相は「アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在」と断言し大幅なサポートを約束したそうです。「これは経済的な救済であるだけでなく、中止・キャンセルによって激しく揺さぶられている文化の世界を救うことでもあるのです」と。
 私たちは、私たちの国の文化庁にも、文化に対するこの深い洞察と理解ある姿勢を求めていきたいと思います。
 劇作は、孤独という人間本来の感覚と向き合い、その昇華へ向けて執筆していくことだとも思います。いま私たちは集うことも密接なコミュニケーションをすることも絶たれ、心細い状況に身を置かざるをえなくなっています。いまこそ劇作の力を保っていきましょう。互いに支え合っていきましょう。協会は協会員の皆さんを孤立させません。これからも、変化する状況の中で、皆さんのために何ができるかを考え続けていきます。
 ご意見・アイデアがあれば、ぜひお寄せください。

[備考]
「劇作家の最低上演料に関する決議」は、以下の通りになっています。
(1) 委嘱料、再演料など名目を問わず、最低上演料は公演の総予算の5%とする。
(2) ただし、いかなる時にも100万円は下らない。
(3) この基準は非営利の公演には適用しない。

http://www.jpwa.org/main/members/message200413


[ご意見・アイデアの送付先]
 劇作家協会事務局  office@jpwa.jp / sec-02@jpwa.jp

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検査数を増やせないことを現場の責任にするな

2020-04-12 | Weblog
PCR検査数を増やせない現実のもどかしさ。

対応しきれない現場の苦悩。

そうした情報が、現場のこととしてばかり語られすぎることで、この事態を招いた政権の責任が霞んでしまうことを憂う。




ブログに新聞記事をそのままシェアすることはしない主義だったが、あんまりにもひどいと思うので、貼り付けます。

東日本大震災のその後の福島をずっと追いかけてきた、東京新聞の片山夏子さんが、特報部でコロナ状況を鋭く突いています。
片山さんから送ってくださるので、権利問題は大丈夫と思います。
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「接触機会の七、八割減」の、謎。

2020-04-12 | Weblog
「接触機会の七、八割減」の、謎。
本当に意味がわからない。
七と八の違いにこだわられても、困る。

そもそも通勤ラッシュ時に、人が減ったといっても、誰が何人乗っているかわからない車内の不特定多数と同席してしまう人に、そんなハカリが使えるはずがない。

大本営発表よろしく首相の言うことを垂れ流すのでなく、このように批評的に扱ってほしい。


ブログに新聞記事をそのままシェアすることはしない主義だったが、あんまりにもひどいと思うので、貼り付けます。

東日本大震災のその後の福島をずっと追いかけてきた、東京新聞の片山夏子さんが、コロナ状況を鋭く突いています。
片山さんから送ってくださるので、権利問題は大丈夫と思います。
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素朴な疑問

2020-04-12 | Weblog
なぜ日本は、安いマスクの自国での大量生産を、一月末から推進しないのだろう。
なぜ人工呼吸器を国産で作らせないのだろう。
なぜ人工呼吸器を扱える人を急ピッチで育てないのだろう。
ずっと言っていることなのだが。

ものづくりだとか、技術立国だとか、国産がいいとか、ぜんぶ表層の言葉だったのだね。

素朴な疑問は、見えている結論の前に、虚しいばかりだ。


私は「150字ブログ始めます」と言ってこのブログを始めたのだが、これで166字。Twitterはいまだにやっていません。
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