Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

東日本大震災・原子力災害伝承館のオープニングに立ち合う

2020-09-21 | Weblog
20日午前9時、東日本大震災・原子力災害伝承館のオープニングに立ち合った。もちろん、一観客としてだ。
地上3階建て。総床面積は5256平方メートル。
県は、浜通りを中心に、約24万点の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の記録資料を収集し、このうち約170点を常設展示している。
大型スクリーンでの映像放映、「語り部」による講話なども用意されている。
約500メートル先には、防波堤が築かれている。
復興祈念公園の工事も進んでいる。
総工費は約53億円。

いま、双葉町中野地区、福島第1原発から北へ約4キロの位置に、この施設を作る意義は、何か。

この「伝承館」の問題としてだけでなく、この時代の社会全体が、さまざまな「問い」に、答えていかなければならないということに、なるのだろう。
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ホテル個室で仕事する机の前がでっかい鏡になっているのが嫌なとき、ランドリーバッグを静電気で鏡に貼り付けるというワザ

2020-09-21 | Weblog
劇作家の横山拓也さんが、ビジネスホテルの個室で「机の前がでっかい鏡になっているのが嫌で、ランドリーバッグを静電気で鏡に貼り付けるという技を身に付けている。オススメ。」と、Facebookに投稿していらした。
郡山のホテルでそれを読んだ私は、実際に試してみた。

簡単にできました。
教えてくれてありがとう! 

写真を送ってみたら、横山拓也マスターから「完璧です」とのお返事。

横山さん投稿


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あの日からどれだけ時間が経ったか

2020-09-20 | Weblog
あの日あの時から、どれだけ時間が経ったか。
それを刻むモニュメントを見た。昨日。
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伴 一彦 さんの新著 「追憶映画館 テアトル茜橋の奇跡」

2020-09-18 | Weblog
『うちの子にかぎって…』『パパはニュースキャスター』『君の瞳に恋してる!』等のドラマで知られるシナリオライターにして最近は戯曲も手掛ける、伴 一彦 さんの、新著。

「追憶映画館 テアトル茜橋の奇跡」(PHP文芸文庫)。

映画と映画館にまつわる、連作小説である。

同じ映画でも、いつ、どこで、誰と観るかで、体験としてはそれぞれの人にとって、違う。
ということは、一つの映画を通して、様々な人生を送る人々が繋がっている、ということでもある。その構造がこの小説の幹である。
わかりやすく読みやすい中に、ドラマを書いてきた人の職人的な省略の手法を感じさせる。プロットだけで相手を説得させなければならないことが多い仕事ならではの腕力ともいえるだろう。「観客に想像させる」ことを選択した文体である。これは、既成の映画を引用するときのバランスの取り方として選ばれたものであろう。
エピソードと人間関係に類似性が強いところ、「誤解」によって展開するケースが多いのがもったいない気がするが、そうした人たちが吸い寄せられた場なのだと、理解すべきなのだろう。そこに、悠々と、豊かにこの世界を見つめようとする、伴さんの感受性がある。


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菅内閣支持率 74%、「人柄が信頼できる」「安定感がある」って、どこが?!

2020-09-18 | Weblog
日本経済新聞の世論調査では、菅内閣支持率は74%、発足時としては歴代3位という。
見出しによれば、「人柄」を評価、とある。
菅内閣を支持する理由を複数回答で聞くと「人柄が信頼できる」の46%が最多。2位は「安定感がある」で39%。

マスコミが自民党総裁選で「雪深い秋田の農家の長男として生まれた」と生い立ちを紹介し、地方議員などを経て国政入りした経緯を繰り返し説明したことを、視聴者は丸呑みにしたということなのだろうか。
いや、マスコミの言うことをすんなり受け止める層の厚さが増していることは、さいきん、悉く感じている。
「人柄が信頼できる」ったって、私には「どこが?」としか思われない。東京新聞望月衣塑子記者への仕打ちなど、知る人ぞ知っている、はずなのだが……。

安倍内閣の悪いところはまるごと引き継いでいく新政権である。
「安定感がある」って……。実態も内容もなく「変わること」への漠然とした不安がこの国を支配しているだけだ。
どうやら、中身は関係ない、のだ。

さいきん時折り、映画『はりぼて』の印象が、甦る。
ひどい汚職市議会議員たちの話だが、悪いことをした者はちゃんとやめるべきという筋が通っているだけ、国政よりはましである。
ユーロスペースで続映中。19日から観客席は半減からフルになるが、上映回数は減るようだ。

ともあれ、日本全体が「はりぼて」であることが、よくわかる昨今である。
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福島第一原発という労働の現場

2020-09-17 | Weblog
福島第一原発という場所を、過酷な労働の現場として生きる人達がいる。
三年ぶりに「戻ってきた」男の話。

福島第1原発事故後に働く作業員を追う東京新聞の連載「ふくしま作業員日誌」。
担当してきた片山夏子記者が、このたび、福島支局に赴任。
記事は続いている!

今月、福島へ行く。いろいろな人に会えるはずである。



ブログに新聞記事をそのままシェアすることはしない主義だったが、大切なことだと思うので、貼り付けます。
(片山さんから送ってくださるので、権利問題は大丈夫と思います)

「ふくしま作業員日誌」は、これまでのものが朝日新聞出版から単行本としてまとめて出版され、本田靖春ノンフィクション賞・「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」大賞を、ダブル受賞したばかりです。
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「帰りたい人は帰れるようにする」という菅新総裁の言葉の裏側

2020-09-16 | Weblog
「帰りたい人は帰れるようにする」という菅新総裁の、「安倍首相路線」を継承する言葉の裏側に含まれているものは、何か。

福島第1原発事故後に働く作業員を追う東京新聞の連載「ふくしま作業員日誌」を担当してきた片山夏子記者が、福島支局に赴任して、首相交代劇の中で置き去りにされた福島を、描く。

ブログに新聞記事をそのままシェアすることはしない主義だったが、大切なことだと思うので、貼り付けます。
(片山さんから送ってくださるので、権利問題は大丈夫と思います)
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政府 9月19日からイベント人数規制を制限緩和

2020-09-15 | Weblog
政府は、新型コロナウイルス感染症対策の措置について、9月19日からイベントの人数制限を緩和すると発表。

① 感染リスクの少ないイベントについては収容率100%以内に緩和する。その他については50%以内とするが、異なるグループ間では座席を1席空け、同一グループ(5人以内に限る)内では座席間隔を設けなくともよい。すなわち、収容率は50%を超える場合がある。
② 人数上限については、5,000人を超え、収容人数の50%までを可とする。

12月以降のあり方については、感染状況、イベントの実施状況等を踏まえ、改めて検討を行うという。

大声での歓声・声援等がないことを前提としうる環境で、座席等により参加者の位置が固定される他の施設(映画館等)についても同様の考え方を適用することとし、関係業界における感染拡大予防ガイドライン改定を呼びかけるそうだ。
 

……新規感染者数が飛躍的に減少しているわけでもないのに、唐突な「緩和」である。もちろん、現場は緩和されることを要望していたわけだが、いろいろと謎は残る。

緩和して、もう芸術文化に公的援助はしなくていいだろ、という姿勢なのだとしたら?
対象から外されてしまったライブハウスなどについてはどうしてくれるのか。
「これから先は自己責任」ということなのか。



写真は、先週土曜日の某劇場の男子トイレ。五つのうち使えるのは、三つだけ。

トイレについては、入場口・トイレ・売店等の密集が回避できない場合はそのキャパシティに応じ、目安の人数上限等を下回る制限の実施、となっている。100%なら、全て使えるようにできるということだろうか。

使えるトイレが減ったので混乱するかと思ったのだが、入場者数が半減させられていたので、スムースだった。観客がふえたらトイレも多くの人が使えるようにしないと、理屈に合わない。

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「新しい総理大臣」になる人は、「政府として憲法改正のできる環境をつくって、挑戦したい」というのが本音のようですよ

2020-09-15 | Weblog
先週の共同通信の世論調査で、次期首相が憲法改正に積極的な安倍晋三首相の姿勢を引き継ぐべきか聞いたところ、「引き継ぐ必要はない」は57.9%となった。「引き継ぐべきだ」は36.0%だった。

そうした世論調査を気にしないのか、自民党総裁選に立候補中の菅義偉官房長官は、その後13日のNHK番組で、憲法改正に関する与野党の国会論議に向けて「政府として環境をつくりたい、挑戦していきたい」と言及した。
その後、自ら発言を求め「『政府の立場で』と言ったが訂正させてほしい。党総裁の立場で挑戦したい」と言い直した。

菅氏は、将来的な消費税の引き上げについても、それに触れた翌日に、慌てて軌道修正したばかり。
答弁の不安定さは、安倍氏と大差ない。

「自助共助公助」というのも憲法違反の発言だと私は思う。

「憲法を変えたい政府」というものは、あってはならない。
少なくとも、国民の方がそれを知っている。
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これから番組収録

2020-09-13 | Weblog
これから番組収録。
会場がビルの四階で、なんと、五百メートル先に、私が十八歳まで十年以上住んだ辺りが見下ろせる。
左の県道から右は、道沿い以外はほぼ田んぼばかりだったのだが、これではまるで「街」ではないか。
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大坂なおみ選手の7枚のマスク

2020-09-13 | Weblog
テニスの4大大会、全米オープン、女子シングルス決勝は、大坂なおみ選手が制した。

日系選手だから取り上げるわけではない。
「大坂選手の決断は「主義主張があれば棄権してもいい」ではなく、「差別に対する真剣で緊急性の高い抗議」であることを、子供たちに伝えるべき」という記事を数日前に出したように、人種差別に対する抗議活動にも感心させられている。

「ウェスタン&サザン・オープン」に続いた「全米オープン」の7試合で彼女は、入場時等につける黒のマスクに、過去に黒人差別により亡くなった人々の名前を記し、人種差別への抗議を続けてきた。
試合ごとに違う人種差別の犠牲者たちの名前をプリントしたマスクを着用してコートに出ていたというニュースに、胸打たれた。
用意したマスクは計7枚ということで、決勝進出を果たしたことで、すべてのマスクを披露できることになったわけである。
「テニスは大多数が白人のスポーツ。自分が代表者のように感じている。負けてはいけないように感じる時もある。でもそれはとても大きな誇りの源」「世界中の人に被害者がどういう人かを知ってもらい、関心が広がれば」と語っているという。このことが、大坂選手にとって、モチベーションになっていた、ということだ。

デイリースポーツ等の報道にマスクに記された名前についての記述がある。これは引用させてほしい。

◇1回戦  ブレオナ・テーラー  今年3月、ケンタッキー州で薬物事件捜査の警官に自宅に踏み込まれて射殺された黒人女性。事件とは無関係とみられている。  大坂のコメント「ただ、気付いてもらおうと思った。もっと関心を持ってもらうため。今大会は7枚のマスクを用意している」  

◇2回戦  エリジャ・マクレーン  昨年8月、コロラド州で警官に押さえつけられ、その後に病院で亡くなった黒人男性。  大坂「彼のストーリーを読んで心を痛めた。悪く書かれたものは一つもなく、優しさにあふれた男性だった。彼の名前を表現することができ、特別な日になった」  

◇3回戦  アマード・アーベリー  今年2月にジョージア州でジョギング中、白人男性にトラックで追い掛け回されて射殺された黒人男性。  大坂「あんな惨事は起こる必要がなかった。みんなに知ってもらいたい。みんなとつながっている気がする」  

◇4回戦  トレイボン・マーティン  12年2月にフロリダ州で自警団員に射殺された当時17歳の黒人男性。「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」運動の始まりに。  大坂「彼の死はハッキリと覚えている。当時、私は子供だった。何が起こっているか?に目を開かせてくれた。同じことが何度も繰り返されるのは悲しい。変わらないといけない」  

◇準々決勝  ジョージ・フロイド  今年5月にミネソタ州で警官に首を地面に押さえつけられて死亡した黒人男性。現在における抗議運動拡大のきっかけとなった。この試合後に、これまでに着用した被害者の家族から感謝のメッセージが届き、涙。  大坂「自分がしていることに感動してもらえて、グッとくるものがあった。私は意識を広めるためのただの器でしかない。痛みを抑えることはできないけど、なんでもお手伝いできれば」  

◇準決勝  フィランド・キャスティル  16年に警官に車の停止を命じられた後、取り調べ中に射殺された黒人男性。この試合の勝利で、マスクをすべて披露できることに。  大坂「できるだけ多くの名前を出そうというのが、大きなモチベーションになった。私は多くの人にこの気持ちを届けたいし、注目してもらいたい」

◇決勝 タミル・ライス 14年に警察官の発砲を受けて死亡した12歳(当時)の少年。事件はオハイオ州クリーブランドで、銃のようなものを所持した少年がいるとの通報で駆け付けた警察官がライス君に発砲。手にしていたのはエアガンと判明した。


私のブログは、1996年から2003年まで、海外メディアの「OCS NEWS」に連載していた社会時評を継続しているような気持ちがある。今はSNSの時代だから必要がないのかもしれないが、当時は、海外在住者に、日本の様子を伝えるものだった。今も、海外在住者などで逆に「情報が多すぎて何を見ていいかわからない」という人のために書くつもりがあったりする。自分自身の備忘録でもある。
ただ、ほんとうに自分でも残しておきたい気持ちになって記すことがある。今回の大坂選手の話のように、肯定的な意味でそう思えるときは、幸せだ。
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成田尚哉さんが亡くなった

2020-09-13 | Weblog
成田尚哉さんが亡くなった。
最後のプロデュース映画『空の瞳とカタツムリ』の製作を担当した松枝佳紀さんが詳細を教えてくれる。

出会いは、80年代前半のはずである。廣木隆一監督を通してだと思う。
NCP時代、『東京ゴミ袋』映画化で五年くらいああだこうだとやっていたと思う。途中から加藤正人さん、安藤尋さんも入った。
映画化は果たせず、その内容にインスパイアされた形で『リア王』の要素を入れて、1990年、『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』を作る。
『ブレスレス』戯曲集の後記で、成田さんへの御礼を書いている。

坂東眞砂子原作『蟲』映画化のこともあった。第1回日本ホラー小説大賞佳作だったか。
廣木さん成田さんと三人で、寄生虫博物館にシナリオハンティングもどきで行った日の記憶が、今、どっと迫ってきた。男三人で行くところじゃないなあ、と話したのを思いだした。デートコースにもお薦めはできない、云々。
シナリオは書いたが、こちらも映画化はならなかった。
『死国』『狗神』等、坂東作品はいっとき映画化ブームで、企画復活もあるかと思ったが、「子猫殺し」事件以来、彼女の存在はしだいに世間から忘れられていった。

私も演劇が忙しくなっていった。
何年間か成田さんの事務所は松原で、こちらの梅ヶ丘に近いから、住宅街の路上で、ばったり会って立ち話したりもした。
以来、時たま会うことはあったけど、何かやろうという話ももぞもぞしたこともあったけど、ながーいブランクだった。 
去年下北沢で呑んだのが最後と思う。

毒舌の皮肉屋だけどダンディな成田さん。
彼が初めて企画した一般映画『嗚呼!花の応援団』を観たのは、十代、岡山だった。石井隆さんを映画の世界に引っ張ってきたのも彼である。
人と人の関係の渦を作る人がいなくなると、ぽっかりと開いた穴が、えらく大きい。
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伊勢が、滞在アーティストを、募集

2020-09-12 | Weblog
アーティストが滞在して創作活動を行うことへの「支援」を、三重県伊勢市が行うという。
伊勢神宮がある、あの、伊勢である。
個人またはグループの、プロクリエイターが対象である。

日本でも地域で「滞在制作」の勧誘が行われている場合はないわけではないが、ジャンルが限られているし、情報がなかなか知られていないことが多い。
これは耳寄りな話である。

今年11月2日~3月15日の希望する時期、最短6泊~最長13泊の滞在ができる。
宿泊料全額補助、滞在支援金として一人5万円が支給される。
募集人数は50名という。
応募締切は10月9日。
募集要項は ↓

現行の「日本標準職業分類」における小分類で、「著述家」「彫刻家」「画家、書家」 「工芸美術家」「デザイナー」「写真家、映像撮影者」「音楽家」「舞踊家」「俳優」「演出家」「演芸家」にあたる職業を具体例として想定しているというが、例外もありという。
作品の提出や制作状況の報告などの義務はなく、必要な情報の照会、滞在中の機会や人とのマッチングなどの希望があれば、事務局が最大限に対応するという。

伊勢という地域への興味があることが望ましいだろうが、行ってみればいろいろと発見があるのかもしれない。

なんだか、ずいぶん恵まれている。
出してみたいという気持ちにもなるが、こういうのはもう、若い人に譲る年齢になっているのだと思う。
ご希望の方は、是非。
            
アメリカなんかだと、州立大学に演劇科があって、そこが演劇人を呼んで一定期間滞在させる、というのは、ざらにある。
ミュージカル『RENT』なんかは、そうした滞在を繰り返して創作されていったベストな例だと思う。

何だかアメリカのことが思い浮かんだから言っているのだが、私も、長期ではないが、ルイジアナ大学、バトン・ルージュに呼ばれたことがあるのを思い出した。自作の英訳版リーディングが主だったが、そういうのは楽しく、人生のご褒美のような気もするものだ。
そういう意味ではACCによるニューヨーク招聘滞在が一番長くて思い出深い。



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大手企業への融資を国民に負担させて、消費税はアップするという、この国

2020-09-11 | Weblog
自民党総裁選に立候補した菅義偉官房長官は、消費税について「将来は引き上げざるを得ない」との考えを示した。「これだけの少子高齢化社会で、どんなに頑張っても人口減少を避けることができない」と述べたという。
「社会保障の財源に必要」という嘘を、平然と続けている。
14年には5%だった消費税率が、いま10%。さらに上がるのだ。
安倍首相でさえ昨年7月、10%を超える消費税増税に関して「今後10年くらいは必要がない」と述べていたはずだが。

政府系の日本政策投資銀行(政投銀)が5月に決めた日産自動車への融資1800億円のうち、1300億円に、政府保証をつけられていた。返済が滞れば8割を国が実質補塡。
大手企業への融資リスクを国民に負担させる。
それで消費税か?!

しかし世論調査では自民党支持率が、過去最高の、62.4%だという。

他も、挙げるのが嫌になるほど、ニュースの見出しを見ると、まるでお通夜だなあ。

ブドウ園への深夜泥棒のニュースも、気が重くなる。
人間は、そんなことはしないものだ。


写真は、岡山のKさんが、事務所に送ってくださった、マスカット。
こちらは、ありがとう。
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「文化芸術活動の継続支援事業」の改善について

2020-09-09 | Weblog
「文化芸術活動の継続支援事業」の開始は、まずは歓迎すべきことではあるが、あまりにも問題点が多い。
アーティストたちの反応が遅いのは、支援が必要ないからではない。
「金を使ったぶんに補助をする」という立て付けじたいに、現状に合わない面がある。
その辺りのことが、より広く理解される必要がある。

そうはいっても出来ることはしなければならない。
改革案はいろいろ出ているが、文化芸術推進フォーラムの「改善についての要望書」を、まず、見てみたい。


2020年9月1日、文化芸術推進フォーラムは、「『文化芸術活動の継続支援事業』改善についての要望書」を、全国会議員に対して配布したという。

要望内容は、大きく以下の4点。
1)新型コロナウイルス感染症の拡大状況に鑑み、制度内容を抜本的に改善し、事業実施期間を2021年2月末までとする第2期募集を実施すること
2)申請から採択、事業実施から報告、清算事務の処理スピードの向上
3)申請制限等を緩和し、制度 内容を見直すこと
4)本事業の幅広い浸透、応募促進を図るための事業実施
                                               

以下、詳述。

文化庁による「文化芸術活動の継続支援事業」は、新型コロナウイルス感染拡大による公演・イベント等の中止により仕事を失った実演家、アーティスト、スタッフおよび芸術団体が、今後、仕事を継続 していくために設けられた画期的な制度として500億円あまりが補正予算として確保され、文化芸術界 は大きな期待をもって迎えている。
                   
 しかしながら、個人を含めて幅広い文化芸術関係者を対象とする補助金であるため、制度が複雑で募集要項が難しく、実演家、アーティスト、スタッフもこのような補助金は初めての経験であるため、申請内容や書類に不備が発生している。また、審査当局も制度についての習熟度不足から、採択の遅れと混乱が発生し、申請自体を控える雰囲気が広まるなどの問題が発生している。
                   
 コロナで停滞している文化芸術の灯を守り、継続、発展させるため、意義あるこの制度を活用できる環境を整えるため、以下のとおり改善を要望する。
                   
1)新型コロナウイルス感染症の拡大状況に鑑み、制度内容を抜本的に改善し事業実施期間を2021 年2月末までとする第2期募集を実施すること
                   
2)申請から採択、事業実施から報告、清算事務の処理スピードの向上を
                   
第1次、第2次募集に対する申請数に比べ採択件数が極端に低い状況にある。その原因は申請が差し 戻される例が頻発し、修正後も直ぐに回答が来ないなど、事務処理の停滞が明らかである。細部に拘ることなく緊急事態に対応する本事業の趣旨に適った審査方針を確立し、審査担当者の習熟度向上など処 置すること
                   
 また、事前確認団体から事前確認番号のある申請については審査の簡素化、概算払いの早期化など特別の措置を設けること
                   
3)申請制限等を緩和し、制度内容を見直すこと
                   
1.制度の活用促進をはかるため申請制限等の緩和を ・A-1事業に申請した個人がA-2事業に再度申請する道を開くこと ・B事業に申請した団体が個人事業者と組んで新たな共同申請する道を開くこと ・共同申請を有効に活用するため、窓口団体要件、煩雑な手続きなど内容・運用の見直しを図ること ・精算業務に向けて精算書類等の簡素化を図ること
                   
2.「募集案内」、入力フォームなどの用語が実演家、アーティスト、スタッフの感覚とずれているため、 記載内容、書類不備により申請の差し戻しの原因となっている。説明内容、用語の修正、記入例の掲載、 申請主体、共通事項などに区分した募集案内の分冊化、申請を促す概略版の作成など改善すること
                   
 以上の改善を、第3次募集から、速やかに取り入れること
                   
4)本事業の幅広い浸透、応募促進を図るための事業実施を
                   
本制度を有意義なものとして実施するために、本制度の運用に大きな役割を果たしている事前確認団 体及び関係文化芸術団体に、本事業の幅広い浸透、応募促進を図るために業務委託するなど積極的な浸透事業を進めること 
                                   


写真は、3月23日、文化芸術推進フォーラムの学習会に、初めて出たときのもの。








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