父が亡くなった後
母が92歳まで
一人で暮らした故郷の家
母はその家を離れ
3年半が過ぎたころ亡くなり
それから2年が過ぎた
その家に
あたらしい主が誕生する
築40数年の小さな家だけど
空気がきれい
山々がきれい
何よりも
おばあちゃんとの思い出が
いっぱい
話は春に決まり
準備期間は十分あったのだけれど
整理はなかなか進まないもの
ようやく最終段階に入った
思い出の品が多すぎる
処分するのは忍びないと思っても
誰もわが家に持ち帰るまでには
至らない
エネルギーのいる
その作業ももうすぐ終わる
十分長い間使ってきた品々だから
ありがとう・・・と言って
さよならすれば
よいのだと思う